アクタ西宮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:商業施設 アクタ西宮(アクタにしのみや、英:ACTA NISHINOMIYA)は、兵庫県西宮市の、阪急神戸本線・西宮北口駅北東側にある大型複合施設。開業は2001年4月20日[1]。名称は「Active Town西宮」からきている。
概要
元々この辺りは、駅前商店街、公設市場などが建ち並ぶ古い街並みであったが、1995年1月17日未明に発生した阪神・淡路大震災により軒並み壊滅的な打撃を受け、震災前から計画されていた再開発に併せて開業した。旧商店街や旧市場の商店の中で営業を継続したところは、アクタ西宮が開業するまでの間、西宮車庫の敷地の一部に設けられていた「ポンテリカ北口」(「仮店舗」の逆さ読み)で営業を続けた[2][3]。阪急今津線宝塚行きホーム東側に隣接しており、WEST棟とEAST棟の二棟構成となっている。
- WEST棟には低層階に旧商店街の商店や飲食店、中層階に無印良品、ジュンク堂書店、西宮市北口保健福祉センター、西宮市消費生活センター、高層階に主に震災前の地権者との等価交換によるUR賃貸住宅が入っている。
- EAST棟にはWEST棟同様に低層階に旧商店街・旧市場の商店やコープこうべ、中層階にアカチャンホンポ、西宮市立北口図書館、西宮市立北口ギャラリー、西宮市大学交流センター、高層階にUR賃貸住宅が入っている。また、当初は南端(バスロータリー手前)に大型カラービジョンを設置していたが、このディスプレー部分は現在埋められており単なるデコレーションと化している。
アクタ西宮開業後、かねてからの懸案事項だった、西宮北口駅南北間アンダーパスが完成。大型車の通行が困難だった同駅前の道路事情が大幅に改善された。
2004年6月27日に東館の4階からの下りエスカレーターで幼児が約10m下の2階フロアに転落し死亡する事故が発生している。
施設概要
開業 - 2001年4月
- WEST棟
- 敷地面積 - 約7,700m²
- 延床面積 - 約52,700m²
- 構造 - SRC地下2階・地上18階建
- 主なテナント
- エスカレータ、エレベーターは日本オーチス・エレベータ製。
- EAST棟
- 敷地面積 - 約8,700m²
- 延床面積 - 約63,000m²
- 構造― SRC地下2階・地上18階建
- 主なテナント
- コープこうべ
- アカチャンホンポ
- 西宮市大学交流センター
- 西宮市立北口ギャラリー
- 西宮市立北口図書館
- エスカレータ、エレベーターは東芝エレベータ製。
所在地
- 兵庫県西宮市北口町1番・2番
脚註
- ↑ 西宮の震災復興ビル開業、新開地の「聚楽館」復活 神戸新聞NEXT (2014.5.18閲覧)
- ↑ 検証テーマ『商店街・小売市場の活性化』 p.95 (2014.5.18閲覧)
- ↑ エコール・ライフ vol.2 2008(2014.5.18閲覧)