アカデミー長編アニメ映画賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Pathnav アカデミー長編アニメ賞(アカデミーちょうへんアニメしょう、Academy Award for Best Animated Feature)は、アカデミー賞の部門の一つで、その年アメリカで上映されたもっとも優れた長編アニメーション映画に与えられる。2001年から始まった。
ノミネート条件
長編アニメ賞については、通常のアカデミー賞のノミネート条件に加え、
- 上映時間が最低70分間以上であること(第83回より40分以上[1])
- 主要キャラクターがアニメーションで描かれていること
- 上映時間の75%以上をアニメーションが占めること
の3条件を満たすことが要件とされている[2]。
受賞とノミネート一覧
2000年代
2010年代
日本からの出品とその結果
過去に本選にノミネートされた作品はいずれもスタジオジブリの作品のみで、他はいずれも事前選考の段階で落選している。作品がノミネートするためには米国での劇場公開が前提とされるが、ノミネートを急ぐあまり米国内で十分な興行を得ることのないまま出品されるケースも多く(2006年『パプリカ』、2008年『スカイ・クロラ』など)、その手法は一部で疑問視されている[4]。また欧米では、アニメは「子供」が対象であるとした考え方が根強く、暴力描写の激しいアニメ映画は受賞しづらい状況があるとされる(米国でR指定を受けた2007年『鉄コン筋クリート』など)。
特記がない場合は最終選考エントリー作品(ノミネート落ち)
- 2001年:ファイナルファンタジー
- 2002年:千と千尋の神隠し - 受賞
- 2003年:東京ゴッドファーザーズ
- 2003年:劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス
- 2003年:千年女優
- 2004年:イノセンス
- 2005年:スチームボーイ
- 2005年:ハウルの動く城 - 本選ノミネート
- 2006年:パプリカ
- 2007年:鉄コン筋クリート
- 2008年:スカイ・クロラ
- 2008年:ストレンヂア 無皇刃譚
- 2009年:崖の上のポニョ
- 2010年:サマーウォーズ
- 2012年:コクリコ坂から
- 2012年:神秘の法
- 2013年:ももへの手紙
- 2013年:劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語
- 2013年:風立ちぬ - 本選ノミネート
参考文献
外部リンク
- Academy of Motion Picture Arts and Sciences - 映画芸術科学アカデミー公式サイトテンプレート:En icon
- The Oscars - アカデミー賞授賞式公式サイトテンプレート:En icon
- Oscar Legacy - アカデミー賞各年の概要(公式サイト)テンプレート:En icon 2013年2月5日閲覧
- The Official Academy Awards Database - アカデミー賞公式データベーステンプレート:En icon
- Academy Awards - インターネット・ムービー・データベース テンプレート:En icon
- アカデミー賞 - allcinema テンプレート:Ja icon
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 80th annual Academy Awards of merit・RULE SEVEN 'SPECIAL RULES FOR THE BEST ANIMATED FEATURE FILM AWARD'
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 「スカイ・クロラ」「ストレンヂア」米アカデミー賞ノミネート候補に(2008年11月11日)、アニメ!アニメ!。