みずへび座
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テンプレート:Infobox Constellation みずへび座(水蛇座、Hydrus)は、南天の星座の1つ。うみへび座(Hydra)とはラテン語の綴りもよく似ている。
主な天体
恒星
星団・星雲・銀河
由来と歴史
テンプレート:See also みずへび座は16世紀以降に作られた新しい星座であり、神話はない。
ペーテル・ケイセルとフレデリック・デ・ハウトマンが残した観測記録を元にペトルス・プランシウスが1597年に作成した地球儀に残したものが最初である。ヨハン・バイエルが1603年に発刊したウラノメトリアでそれを引用したことにより世に知られるようになった[1]。
ラカイユは、1756年に出版した彼の星図上で l’Hydre Mâle 「雄のうみへび」と名付け、うみへび座とは性別が異なることを強調した[1]。また、この星座は当初くじゃく座ときょしちょう座の間をくねるように描かれていたが、ラカイユは、自ら考案したはちぶんぎ座に場所を開けるために尻尾の部分を切り取り、大マゼラン雲と小マゼラン雲を結ぶように描き直した[1]。
呼称と方言
日本ではかつて、こうみへび座(小海蛇座)と呼ばれていた。