ほうおう座
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ほうおう座(鳳凰座、Phoenix)は、南天の星座の1つ。およそ北緯50度より高い緯度では星座の一部さえも全く見ることができない。日本では高度の低い位置に見える。南半球では、夏に、オーストラリアや南アフリカなどからよく見える。
主な天体
恒星
- α星:アンカ(Ankaa)は、ほうおう座で最も明るい恒星で、唯一の2等星[1]。
- HE0107-5240:最も古い星の1つ
その他
- HLX-1:初めて発見された中間質量ブラックホール。
流星群
12月5日に小さなほうおう座流星群がある。
由来と歴史
テンプレート:See also ペーテル・ケイセルとフレデリック・デ・ハウトマンが残した観測記録を元にペトルス・プランシウスが1597年に作成した地球儀に残したものが最初である。ヨハン・バイエルが1603年に発刊したウラノメトリアでそれを引用したことにより世に知られるようになった[2]。
日本名のほうおう座は鳳凰から取られているが、本来はフェニックス(不死鳥)をモチーフにした星座である[2]。新しい星座なので神話はない。キリスト教の影響の強い星座といわれるテンプレート:誰。