びわこエクスプレス
テンプレート:列車名 びわこエクスプレスとは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が米原駅 - 大阪駅間を東海道本線(琵琶湖線・JR京都線)経由で運行する特急列車である。
本項では前身である「びわこライナー」についても記述する。
概要
本列車の前身は、ホームライナー(座席定員制)の「びわこライナー」である。 これは、国鉄分割民営化後まもない1987年から、北陸本線の特急車両の間合い運用を利用して、通勤客向けに米原駅 - 大阪駅間で運行していたものであった。 しかし、2003年6月1日のダイヤ改正で北陸方面の新型車両が増備されることになり、「びわこライナー」についても車両を置き換えることになった。 これに併せて、ホームライナーではなく、特急列車として運行することとなり、これが、現在の「びわこエクスプレス」である[1][2]。
2007年3月に特急「東海」が廃止されて以降は、東海道本線のみを走る唯一の特急列車で、「はるか」と同じくアーバンネットワーク内で運行が完結する。
運行概況
2014年3月15日現在、平日ダイヤに大阪駅 - 米原駅間で1往復と大阪駅 → 草津駅間で1本の計3本が設定されている。なお、土・休日ダイヤでは設定されていない[3]。2014年3月15日のダイヤ改正以降、このダイヤで運転されている。
本列車の利用客向けに、回数特急券などの割引乗車券が発売されている[4][5]。
停車駅
米原駅 - 彦根駅 - 近江八幡駅 - 野洲駅 - 守山駅 - 草津駅 - 石山駅 - 大津駅 - 山科駅 - 京都駅 - 新大阪駅 - 大阪駅
使用車両
びわこエクスプレス | ||||||||||||||||||
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1号と4号には特急「サンダーバード」の間合い運用として、681系または683系(京都総合運転所所属)が使用されている。
「びわこライナー」の時代は特急「雷鳥」用の485系が用いられていたが、1995年から1997年までの間は運用上の関係で東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両も使用されていた[1]。
2号には特急「はまかぜ」の間合い運用として、キハ189系が使用されている[6][3]。
- WestJapanRailwayCompanyType681-0.jpg
681系電車
- JRWest-683-0-front.jpg
683系電車
- JRW Series Kiha 189 Hamakaze 2.jpg
キハ189系気動車
担当車掌区所
沿革
- 1987年(昭和62年)10月:「びわこライナー」が運転開始[1]。
- 1988年(昭和63年)3月:「びわこライナー」が定期列車化[1]。
- 2003年(平成15年)6月1日:「びわこライナー」が廃止され、「びわこエクスプレス」が運転開始[2]。
- 2004年(平成16年)10月16日:山科駅が停車駅に追加される[7]。
- 2009年(平成21年)6月1日:全車禁煙になる[8]。
- 2014年(平成26年)3月15日:キハ189系を使用して[3]上り1本(草津行き)を増発、下り1本・上り2本(2号:草津行き、4号:米原行き)となる。
脚注
参考文献
外部リンク
テンプレート:アーバンネットワーク- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 テンプレート:Cite journal
- ↑ 2.0 2.1 特急「びわこエクスプレス」の運転、特急「はるか」の米原延長運転の開始(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年4月18日
- ↑ 3.0 3.1 3.2 『JR時刻表』2014年3月号、交通新聞社。
- ↑ 鉄道のご案内|トクトクきっぷ:JRおでかけネット - びわこ通勤回数特急券【自由席回数特急券(料金)】 - 西日本旅客鉄道
- ↑ 鉄道のご案内|トクトクきっぷ:JRおでかけネット - マイシート(指定席特急料金定期券) - 西日本旅客鉄道
- ↑ テンプレート:PDFlink - 西日本旅客鉄道近畿総括本部 2013年12月20日
- ↑ テンプレート:PDFlink(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2004年7月23日
- ↑ 在来線特急列車などの全席禁煙化ならびに在来線ホームの禁煙化の拡大について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年3月26日