にほんごであそぼ
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『にほんごであそぼ』は、NHK教育テレビとNHKワールド・プレミアムで、2003年4月7日から放送されているテレビ番組。
目次
概要
2歳から小学校低学年ほどの、日本語を母語とする子供を対象に制作され、日本語の豊かな表現に親しみ、日本語感覚を身につけることを狙いとする言語バラエティ番組。同局で放送している『えいごであそぼ』の概念を、日本語で引き継ぐ形をとっている。毎回文学作品や古典、漢詩・漢文の有名な文を取り上げている。
著書『声に出して読みたい日本語』で知られる齋藤孝が総合指導にあたる。
2004年11月に『ドレミノテレビ』とともにグッドデザイン大賞となった[1]。同賞にテレビ番組が選ばれたのは初であった。
なお、番組開始当初から4:3標準画質による放送を行っていたが、2009年度よりハイビジョン放送に変わった。
出演者
- 小錦八十吉(タレント)
- メインキャラクターコニちゃんとして子役のコーナーで登場。2007年度と2008年度はハワイに移住の為メインキャラクターを外れ、里帰り中という設定で時々サブキャラとして出演。映像も現地で収録されたものが多かったが、2008年中盤からは、『私と小鳥と鈴と』の歌を子役と共に歌うなど、不定期ながら国内収録にも参加するようになり、2009年度から完全復帰。
- 神田山陽(講談師)
- 番組開始時から2006年度までは番組後半の「さんようさん、よう」「かたる」などのコーナーキャラであったが、2007年度と2008年度はコニちゃんに代わりメインキャラを務めていた。ただし、特に扮装は決まっておらず、その回に合わせて衣装が変わっていた。その後、2008年中盤からはやや出番が減り、子役との共演も「さんよう一座 三人太郎ことわざ劇場」や「中喜利」ぐらいとなり、2009年度は正式にコーナーキャラに戻っている。
- 野村萬斎(狂言師)
- 狂言のコーナーに登場。白地に青の縦縞の燕尾服で登場することが多い。狂言以外にも宮沢賢治や中原中也の詩のコーナーにも出る。またニワトリやカエルなどの動物の扮装をすることもある。また、野村万作が主宰を務める万作の会と出演することが多い。
- 豊竹咲甫大夫(人形浄瑠璃文楽・太夫)
- 浄瑠璃のコーナーに登場し太夫を務める。
- 鶴澤清介(人形浄瑠璃文楽・三味線)
- 同上。三味線の演奏を行う。
- おおたか静流(歌手)
- 劇中の歌やSEの声を担当するが『でんでらりゅうば』『ぴっとんへべへべ』などで本人が登場することもある。
- 国本武春(歌手・三味線弾き)
- うなりやベベン、ごもじも爺さんの役。『ほうふくじゆうびんぼう』を子役らと弾き語り。スタッフロールのクレジットもうなりやベベンとなっている。
- 市川猿之助(歌舞伎役者)
- 歌舞伎のコーナーに登場。片目だけ歌舞伎の化粧をして着物を着ている。2010年から登場。2012年6月以前は市川亀治郎名義で出演していた。
- 中村勘九郎(歌舞伎役者)
- 2014年度より歌舞伎のコーナーに登場。子息の七緒八と出演する。
- 藤原道山(尺八演奏家)
- 2014年度より登場[2]。
- 白A(エンターテインメント集団)
- 2014年度より登場。「ぎお〜ん ごー」のコーナーに登場。
- 榊寿之(元NHKアナウンサー)(声のみ)
- 番組中のナレーションを担当。ラジカセくんのスイッチを入れると彼のナレーションが入る。
子役
- 3代目子役(2008年度 - 2014年度現在)
- 4代目子役(2013年度 - 2014年度現在)
- 3代目子役は2008年度から登場。
- 狂言コーナー
- ちひろは番組開始時の2003年度から登場。テンプレート:いつ範囲は不定期出演。
過去の出演者
子役
- 初代子役(2003年度 - 2012年度)
- 2代目子役(2006年4月 - 2007年度)
変遷
担当 | 出演者(2003 - 2005年度) |
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MC | 小錦八十吉 |
スタジオ | 小林翼/石原涼太郎/河野梨花/與那覇結衣 |
その他 | 神田山陽/野村萬斎/豊竹咲甫大夫/鶴澤清介/おおたか静流/国本武春/柳家花緑/榊寿之/前橋聖丈 |
担当 | 出演者(2006年度) |
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MC | 小錦八十吉 |
スタジオ | 小林翼/石原涼太郎/河野梨花/與那覇結衣/杉山颯/小山田伊吹/斎藤夏奈/樋口愛梨彩 |
その他 | 神田山陽/野村萬斎/豊竹咲甫大夫/鶴澤清介/おおたか静流/国本武春/柳家花緑/榊寿之/前橋聖丈 |
担当 | 出演者(2007年度) |
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MC | 神田山陽 |
スタジオ | 小林翼/石原涼太郎/河野梨花/與那覇結衣/杉山颯/小山田伊吹/斎藤夏奈/樋口愛梨彩 |
その他 | 小錦八十吉/野村萬斎/豊竹咲甫大夫/鶴澤清介/おおたか静流/国本武春/柳家花緑/前橋聖丈 |
担当 | 出演者(2008年度) |
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MC | 神田山陽 |
スタジオ | 小林翼/石原涼太郎/河野梨花/與那覇結衣/加部亜門/長島暉実/森穂乃佳/奥森皐月/中山凜香/小林櫂人/田辺まり |
その他 | 小錦八十吉/野村萬斎/豊竹咲甫大夫/鶴澤清介/おおたか静流/国本武春/柳家花緑/前橋聖丈 |
担当 | 出演者(2009年度) |
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MC | 小錦八十吉 |
スタジオ | 小林翼/石原涼太郎/河野梨花/與那覇結衣/加部亜門/長島暉実/森穂乃佳/奥森皐月/中山凜香/小林櫂人/田辺まり |
その他 | 神田山陽/野村萬斎/豊竹咲甫大夫/鶴澤清介/おおたか静流/国本武春/柳家花緑/前橋聖丈 |
担当 | 出演者(2010 - 2012年度) |
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MC | 小錦八十吉 |
スタジオ | 小林翼/石原涼太郎/河野梨花/與那覇結衣/加部亜門/長島暉実/森穂乃佳/奥森皐月/中山凜香/小林櫂人/田辺まり |
その他 | 神田山陽/野村萬斎/豊竹咲甫大夫/鶴澤清介/おおたか静流/国本武春/柳家花緑/前橋聖丈/市川亀治郎→市川猿之助(2012年7月襲名) |
担当 | 出演者(2013年度) |
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MC | 小錦八十吉 |
スタジオ | 加部亜門/長島暉実/森穂乃佳/奥森皐月/中山凜香/小林櫂人/田辺まり/小山春朋/杉園啓仁/大石日奈子/八嶋咲幸/秋葉月花 |
その他 | 神田山陽/野村萬斎/豊竹咲甫大夫/鶴澤清介/おおたか静流/国本武春/柳家花緑/前橋聖丈/市川猿之助 |
担当 | 出演者(2014年度) |
---|---|
MC | 小錦八十吉 |
スタジオ | 加部亜門/長島暉実/森穂乃佳/奥森皐月/中山凜香/小林櫂人/田辺まり/小山春朋/杉園啓仁/大石日奈子/八嶋咲幸/秋葉月花 |
その他 | 神田山陽/野村萬斎/豊竹咲甫大夫/鶴澤清介/おおたか静流/国本武春/柳家花緑/前橋聖丈/市川猿之助/中村勘九郎/七緒八/藤原道山/白A |
番組で歌われた曲
- おっと合点承知之助音頭
- かんかんづくし
- かぞえてナンボ
- 一茶の雀
- いろは!
- いっさやっちゃ
- まくらことば
- がらぴい
- しゃばじゃばじゃ
- はるはあけぼの
- 寿限無
- でんでらりゅうば
- ぴっとんへべへべ
- 赤田首里殿内
- 私と小鳥と鈴と
- 我輩は猫である
放送時間
2003年度から2009年度はあつまれ!わんパーク枠、2010年度からはEテレキッズ枠で放送されている。
- 朝の本放送
- 2003年4月7日-2010年3月26日
- 平日 8:00-8:10
- 2010年3月29日-2011年3月25日
- 平日 7:25-7:35
- 2011年3月28日-2013年3月29日
- 平日 7:30-7:40
- 2013年4月1日-2014年3月28日
- 平日 8:40-8:50
- 2014年3月31日-
- 平日 6:35-6:45
- 夕方の再放送
- 2003年4月7日-2004年4月2日
- 平日 17:35-17:45
- 2004年4月5日-2006年3月31日
- 平日 17:40-17:50
- 2006年4月3日-2009年3月27日
- 平日 16:50-17:00
- 2009年3月30日-2011年3月25日
- 平日 17:05-17:15
- 2011年3月28日-
- 平日 17:15-17:25
※2011年4月2日 - 2011年9月24日まで、土曜 17:50 - 18:00も放送。
元気コンサート
以下3件のコンサートには高橋希(ピアノ)と、NHK交響楽団のメンバーである松田拓之、大宮臨太郎(以上バイオリン)、坂口弦太郎(ビオラ)、山内俊輔(チェロ)が演奏として出演している。
- 元気コンサート in 福島
2012年12月28日に福島県文化センターで行われたイベント。総合テレビで2013年1月6日に初回放送された。ゲストとして坂本龍一、藤原道山らが出演している。DVDが発売されている[19]。
- 元気コンサート in 大船渡
2013年5月19日に大船渡市民文化会館 リアスホールで行われたイベント。「公開復興サポート 明日へ in 大船渡」の一つとして行われた[20]。Eテレで2013年6月3日より初回放送された[21]。ゲストとしてAUN J-CLASSIC ORCHESTRAらが出演している。
- 元気コンサート in ふれあいホール
2013年11月3日と11月4日にふれあいホールで行われたイベント。NHK文化祭たいけん広場2013の一つとして行われた[22]。Eテレで2013年11月29日より初回放送された。ゲストとしてラッキィ池田らが出演している[23][24]。
受賞歴
- 第30回放送文化基金賞 個人・グループ部門 放送文化(2003年度、ただし制作グループに対しての賞)[25]
- グッドデザイン大賞(2004年度、『ドレミノテレビ』とまとめて)[1]
- 第7回日韓中テレビ制作者フォーラム エンターテイメント番組部門最優秀番組賞(2007年)[26]
- アメリカ国際フィルム・ビデオ祭 教育番組 幼児向け部門 クリエイティブ・エクセレンス賞(2011年)[26]
- ひまわり褒章2013 個人・団体部門賞(2012年)[27][28]
スタッフ
- 操演 - 藤田可奈子(ラジカセくん)
- 音楽 - 周防義和、祐天寺浩美、長山善洋
- 脚本協力 - 井出隆夫
- コーナー構成 - 渡辺創、床屋かなぶん
- アートディレクション - 佐藤卓
- 文字デザイン - 日下部昌子
- 絵 - 仲條正義
- アニメーション - スリー・ディ、鎌田明
- 原画 - 田嶋健
- 振付 - ラッキィ池田、彩木エリ、星野利晴
- 衣装・セットデザイン - ひびのこづえ
- ヘアデザイン - 宮森隆行、宮森絵利
- 紙芝居朗読協力 - 日本民話の会
- 方言コーナー指導 - 佐藤亮一
- 総合指導 - 齋藤孝
- 製作 - NHKエデュケーショナル
脚注
関連項目
- うちなーであそぼ
- 沖縄放送局がこの番組のフォーマットを利用して、沖縄の言葉「うちなぁぐち」の魅力を伝えるため、2010年度から県内向けに放送している番組。月曜はこの番組と『えいごであそぼ』に続けて放送される。
外部リンク
- にほんごであそぼ - キッズワールド
- ↑ 1.0 1.1 テンプレート:Cite web
- ↑ 元気コンサートなどではゲスト出演することはあった。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 7.0 7.1 テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 10.0 10.1 10.2 テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
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- ↑ テンプレート:Cite web
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- ↑ テンプレート:ASIN
- ↑ 会長会見資料テンプレート:Cite web
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- ↑ 会長会見資料テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
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- ↑ 26.0 26.1 テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite press release