なんでんかんでんフーズ
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株式会社なんでんかんでんフーズは、東京都等で博多ラーメン店「なんでんかんでん」を経営する企業である。
概要
1987年7月8日、それまで漫才コンビ・Wけんじの弟子をするなどしていた川原ひろし(川原浩史)が、東京都世田谷区羽根木の環状7号線沿いに開店したラーメン店、『なんでんかんでん』が始まりである。「なんでんかんでん」とは、九州全域で使われている言葉で、「なんでもかんでも」という意味である。
海苔に印刷をした「プリントのり」をラーメンにのせており、公式サイトでは「プリントのり」はなんでんかんでんの特許商品と紹介している[1]。しかし、この特許は、実際はなんでんかんでんフーズが関連会社となっている株式会社大政[2]が取得したもの(特許第2001326号(特公平7-28704号)[3])で、2002年4月5日に権利が消滅しているが、現在もなんでんかんでんが独占使用権を有する[3]。
また、なんでんかんでんのスープは、一部の店に限って現在でもごえもん釜(羽釜)で作っていると公式サイトで紹介している。
26年間やってきた店であったが、専用駐車場の廃止等の問題もあって、2012年11月5日(正確には11月6日の午前4時)に本店を閉店。2012年12月に山口県山陽小野田市のサンパークおのだで店舗を開店をきっかけに、店舗展開をスタート。2013年には2月を目途に東京都内に新店舗を開店する予定であったが、地方出店を先行させているため、未だ本店復活はされていない。さらに全国へのフランチャイズ展開も目標とする[4][5]。
店舗一覧
- 海老名店(ライセンス契約店) - 神奈川県海老名市
- 中国西安店(2011年オープン)
- おのだサンパーク店(2012年12月オープン) - 山口県山陽小野田市
- 町田店(2013年7月オープン)(ライセンス契約店) - 東京都町田市
- 岡山店(2014年4月オープン)(ライセンス契約店) - 岡山県岡山市
過去に存在した店舗
- 東京本店 - 東京都世田谷区羽根木(2012年11月5日閉店)
- 土浦店(ライセンス店)
- 歌舞伎町店(ライセンス店)
- 帯広店(ライセンス店)
- 名古屋錦店(ライセンス店)
- 名古屋今池店(ライセンス店)
- 名古屋光音寺店(ライセンス店)
- 岡山勝央店(ライセンス契約店) - 岡山県勝央町 (2014年3月23日閉店)
- 金沢店(川原の妻の兄が経営) - 石川県金沢市 (2014年6月9日閉店)
脚注
関連図書
- 『博多ラーメン なんでんかんでんの作り方』(川原ひろし著 日経BP社 1999年 ISBN 482224136X)
外部リンク
- 川原浩史 公式ブログ 『なんでんかんでん王国 川原ひろし国王の叫び』 テンプレート:Ja icon (2009年5月2日 - )
- ※ 2010年8月15日以降、更新が途絶えている。(2014年2月8日現在)
- なんでんかんでん テンプレート:Ja icon
- 株式会社大政 テンプレート:Ja icon