なのはな体操
なのはな体操(なのはなたいそう)とは、千葉県が県民の健康増進のために1983年に制定した二代目の県民体操である。明るいテクノポップ調のインストルメンタル曲。
用途
1983年に制作され,以降,県内の各学校や官公庁に東芝EMI製造のカセットテープ・レコードが配布された。運動会・体育祭の準備運動として、この体操を行う場合がある。ただし、積極的に実施されていない地域(特に京葉・東葛地域にて顕著)もある。
2000年には新たにCD版が制作され,県健康福祉部と千葉県内一部の図書館でCDが貸出できる。
2006年ごろには地元ラジオ局のbayfmがパワーウィークの番宣CMのBGMとして使用していたことがあった。
種類
- 1.スローI・声入り
- 2.スローI
- 3.スローII・声入り (「スローI・声入り」のテンポが遅く、半音下げたもの)
- 4.スタンダード
- 5.スタンダード・ロングバージョン (「スタンダード」のテンポの遅いもの)
- 6.高齢者向け・声入り (「スローI」のテンポが遅く、指導の声があるもの)
- 7.高齢者向け・曲のみ (「スローI」のテンポの遅いもの)
上記の1・2・3・6・7と4・5とでは、メロディーは同一であるものの、演奏されている楽器やテンポが異なる。
1983年製造のカセットテープ版は上記の1~4とそのイントロを省略した曲がそれぞれ収録されているが、2000年製造のCD版はカセットテープ版にあった上記1~4のイントロを省略した曲は収録されておらず、新たに上記の5~7が追加された。
なのはな体操
- 演奏:東芝レコーディングオーケストラ
- 作曲・編曲:あかのたちお
- 体操製作:太田昌秀(順天堂大学 助教授)
- 企画:千葉県・「健康で明るい県民づくり運動」千葉県推進協議会
- 製作・製造:東芝EMI株式会社・千葉テレビ放送株式会社
テレビ番組
千葉テレビ放送が1984年から2002年まで放送していた。番組初期から中期は、女性指導員による実技を放送し、 中期から後期は、千葉県内の学校やイベント会場で収録した内容を放送した。後期は鈴木りえがレポーターを務めた。同番組は初期から中期にかけて、「お茶の間BGM」の放送後に帯番組として放送され幾度もリピート(再放送)され、CM枠の穴埋め番組としても活用された。
初期から中期の番組フォーマットは、女性指導員による「なのはな体操 ポイント(解説)」を体操の一連の流れに沿って説明した後、体操本編を放送。あかのたちお(作曲)の同曲に乗せて、軽快に踊る様子を流し、番組最後に「企画制作:千葉県教育委員会・千葉テレビ放送」のテロップをスーパーし、終了。
番組としての題名は「テレビ新県民体操」→「健康バンザイ!」→「テレビなのはな体操」→「なのはな体操」へと改題されている。
その他
- 千葉県では、これ以前にオーケストラ伴奏による千葉県民体操があり、SP盤が配布されていた。SP盤が再生できる学校では1970年代の終わりまで実施していた。
- 千葉県は2001年になのはな体操PR予算の削減をした。
- 2013年1月5日22時から日本テレビ系列で放送された「月曜から夜ふかし土曜版」では,この「なのはな体操」について取り上げている。
脚注
関連項目
- 幕張サボテンキャンパス:千葉県を舞台にした4コマ漫画。作中に登場する。