きりん座
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きりん座(麒麟座、Camelopardalis)は北天の星座の1つ。設定者はペトルス・プランシウス(一般にはバルチウス星座の1つとされているが歴史については後述)。
ポラリス(現在の北極星)のすぐ脇にあり、日本では1年じゅう見ることができるが、明るい星がなく、それまで星座が設定されなかった場所に作られた星座なので、認知度はあまり高くない。
主な天体
恒星
星団・星雲・銀河
- NGC 1502:散開星団。α星とC星の中間に位置する。
- NGC 2403:渦巻銀河。51番星の近くに位置する。
- MACS0647-JD:2012年現在地球から最も遠い天体。恐らく銀河であると考えられている。
由来と歴史
1613年にペトルス・プランシウスが"Camelopardalis"として天球儀に描いたのが最初である。その後、ヤコブス・バルチウスが、旧約聖書の創世記でリベカがイサクの元へ嫁ぐエピソードに登場するラクダを記念したもの、と説明したため、一時期「らくだ座」と呼ばれた[1]。