いしいしんじ

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いしい しんじ1966年2月15日 - )はラジオパーソナリティ作家大阪府大阪市出身。万代池のそばで生まれる。男4人兄弟の2番目で、弟は双子大阪府立住吉高等学校京都大学文学部仏文学科卒業。 隅田川のそばで13年(炊き出し目当てで公園で寝泊りすることもよくあった)→三浦市松本市を経て、京都市在住。既婚、1男あり。 趣味はレコード収集、歌舞伎観劇。

高校生のころ、画家を志すが、知り合いにやめたほうがいいと言われた上に、芸大受験は失敗した。京都大学卒業後、リクルート社にて雑誌の編集に携わる。いわゆる奇人で、ある日「シーラカンスの刺身を食べてみたい」と思い立ち、会社から休暇をもらい、シーラカンスの刺身を求めてコモロを訪れる。シーラカンスには出会えなかったが、コモロ旅行で書き溜めた絵が注目を集めデビューし退職。自身の小説に挿絵を書くことも多いが、イラストレーターではないとしている。

略歴

作品リスト

小説

  • 『アムステルダムの犬』講談社、1994 
  • 『なきむしヒロコちゃんはかもしれない病かもしれない』講談社、1995 
  • 『とーきょーいしいあるき』東京書籍、1996 「東京夜話」新潮文庫 
  • 『シーラカンス』(しみずたかひこ版画)金の星社、1997 
  • ぶらんこ乗り理論社、2000 のち新潮文庫 
  • トリツカレ男ビリケン出版、2001 のち新潮文庫  
  • 『麦ふみクーツェ』理論社、2002 のち新潮文庫  
  • 『プラネタリウムのふたご』講談社、2003 のち文庫  
  • 『絵描きの植田さん』植田真絵 ポプラ社、2003 のち新潮文庫  
  • 『ポーの話』新潮社、2005 のち文庫 
  • 『白の鳥と黒の鳥』(短編集)角川書店、2005 のち文庫  
  • 『雪屋のロッスさん』メディアファクトリー、2006 のち新潮文庫  
  • 『みずうみ』河出書房新社、2007 のち文庫 
  • 『四とそれ以上の国』文藝春秋 2008 のち文庫  
  • 『ある一日』新潮社 2012

エッセイ

  • 『うなぎのダンス』(対談集)アスキー・アスペクト、1998 のち河出文庫  
  • 『グレートピープル。ストレンジ。』日之出出版、2000 
  • 『いしいしんじのキューバ日記』マガジンハウス、2006 
  • 『いしいしんじのごはん日記』新潮文庫、2006 
  • 『三崎日和-いしいしんじのごはん日記2』新潮文庫、2008 
  • 『熊にみえて熊じゃない』マガジンハウス 2010
  • 『アルプスと猫 いしいしんじのごはん日記 3』新潮文庫、2010 
  • 『遠い足の話』新潮社 2010

共著

翻訳

  • いぬなんてだいきらい ジョアン・L.ノドセット 講談社 1994.10

出演

ラジオ番組

KBS京都ラジオ

  • いしいしんじのころがるいしのおと(月曜 20:00 - 20:30、2010年10月9日 - )
    • 2010年10月9日~2011年4月2日 土曜 16:00 - 16:30
    • 2011年4月4日~ 月曜 20:00 - 20:30
  • ラジオ特別番組「ああ素晴らしき大衆音楽」(2010年5月28日 24:00 - 25:00)大友良英
  • 大友良英のJAMJAMラジオ 新春スペシャル公開生放送(2010年12月31日 24:00 - 27:00)
  • 森谷威夫のお世話になります!!(2011年12月28日)

ほか

NHKラジオ第2放送

インターFM

  • ドントパスミーバイ(2010年12月11日 15:00 - 16:00 生放送)出演:根本敬×湯浅学×いしいしんじ

テレビ番組

外部リンク