MTS単位系
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MTS単位系(MTSたんいけい)は、メートル、トン、秒を基本単位とする単位系である。
MTS単位系はMKS単位系やCGS単位系と同じ原則によって構築された。CGS単位系は実験室内での使用にしか適しないとして、工業的な用途のためにより大きな単位であるメートルとトンを基本単位として採用した。
ソビエト連邦では1933年に導入されたが、1955年に廃止された。
単位
MTS単位系には、以下のような単位がある。元々フランスで構築された単位系であるため、フランス語による単位名称(sthene,pieze)が含まれている。
物理量 | 単位 | 仏語 | 記号 | 組立 | SI |
---|---|---|---|---|---|
長さ | メートル | mètre | m | 1 m | |
質量 | トン | tonne | t | 103 kg | |
時間 | 秒 | seconde | s | 1 s | |
力 | ステーヌ | sthène | sn | t·m/s2 | 103 N |
エネルギー | キロジュール | kilojoule | kJ | t·m2/s2 | 103 J |
仕事率 | キロワット | kilowatt | kW | t·m2/s3 | 103 W |
圧力 | ピエーズ | pièze | pz | t/m·s2 | 103 Pa |