KDDIビル
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テンプレート:基礎情報 超高層ビル KDDIビル(ケイディーディーアイビル)は、新宿高層ビル街の一群を担う超高層ビルの一つ。旧ケイディディ・国際電信電話の本社ビルであり、現在もKDDIの登記上の本店である。旧称は国際通信センタービル(KDD本社ビル)。
概要
新宿高層ビル街の一群を担う超高層ビルの一つとしても広く認知されている。全体がメタリックシルバーの色調で覆われたビル。幅と奥行きがほぼ同じ、直方体のような形状が特徴。
新宿高層ビルの中でも古くからある存在で、中には重要なライフラインである通信機器設備があるため(国際電話回線の手動接続オペレーション室もここにあった)、関東大震災クラスの10倍の地震でも十分耐えられるような頑強な造りをしたビルとして、当時は話題となった。後の日本の高層ビル建築にも影響をあたえたビルとして知られている。
歴史
- 1974年 - 国際電信電話(KDD)のオフィスビルとして建設される。
- 1976年 - 第17回BCS賞を受賞。
- 2000年10月1日 - KDDとDDI・IDOの合併により発足したKDDIの本社機能所在地となり(登記上本店は東京都千代田区一番町8番地)、名称も「KDDIビル」となる。
- 2001年4月1日 - KDDIの登記上本店および本社がKDDIビルに移転。
- 2001年9月 - 有利子負債削減のため、KDDIが旧KDDのビル4棟(新宿・大手町・名古屋・大阪)の所有権をみずほ証券と大和証券SMBCがアレンジャーとなる特別目的会社に売却し証券化[1]。
- 2003年 - KDDI本社が飯田橋のガーデンエアタワーへ移転(登記上本店はKDDIビルに留まる)。
- 2008年 - 所有権を買い戻し、再びKDDIの自社所有となる。
主な施設
当初はエフエム東京など、テナントが入居していた時代もあったが、現在はKDDIグループ専用であり、関係者以外立ち入ることはできない。
- 低層階の大半は、サーバ、ルータ、ハブなどが設置された通信機器室になっているため、窓枠状にデザインされている部分のガラス窓が極端に少ない。
- 高層階は事務スペースが大半を占めており、通信機器の運用部門や、コールセンター(auの電話受付センター)、au携帯電話の契約センターなどが入居している。かつては0051国際オペレータ電話の交換室も入居していた。
- 地下1階は新宿歩行者専用地下通路(シーズンロード)と直結しており、社員食堂および売店がある(関係者以外は利用不可)。
- 地下2階には社員用の体育館などがあるが、現在は使用されていない。
アネックス(別館)
南側にアネックス(別館)があり、1F部分には以下のテナントが入居している。
- みずほATMコーナー[2]
- KDDIビル内郵便局
- 生活彩家KDDI新宿店
その他
- ビル手前の通路や外観は時おり映画・ドラマ等の撮影として利用されており2005年に上映された『仮面ライダー THE FIRST』等多くのドラマ等で登場している。また、『スーパー戦隊シリーズ』ではしばしば敵の組織に破壊されている。
- ビル屋上ではTM NETWORKのコンサートツアー「KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX」(1988年)のオープニングビデオで、TM NETWORKの3人がビルの屋上で佇む姿が収録される(ツアーのスポンサーとしてKDDが協賛していた関係から)等、アーティストのプロモーションビデオに利用される場面もある。
- 正面入り口付近には、竣工の際にデンマークのグレート・ノーザン・テレグラフ社から贈られた記念碑がある。
- 冬季にビル上部から氷塊が落ちてくることがあり、注意を呼びかける看板が設置されている。
注釈
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ ケイディディのメインバンクであった第一勧業銀行の新宿南口支店が当地に設置されていたことの名残。(旧)みずほ銀行発足時に、旧日本興業銀行新宿支店のコンシューマー部門を吸収し、みずほ銀行新宿南口支店(法人部門は新宿法人支店として承継)となって旧興銀新宿支店の場所へ移転した。