越中中島駅
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越中中島駅(えっちゅうなかじまえき)は、富山県富山市中島3丁目5番地にある富山ライトレール富山港線の駅。
駅構造
現在
線路は南北に延びており、構内踏切を中心として北西側に下り用1番線が、南東側に上り用2番線が設置されている変則的な相対式ホーム2面1線構造である。なお下り用1番線は、JR西日本時代の駅舎があった場所に設置されている。移管開業の際、2番線の端から南東側に抜ける通路が新設されたが、後に閉鎖された。
1 | ■富山港線 | 岩瀬浜方面 |
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2 | ■富山港線 | 富山駅北方面 |
国鉄・JR西日本時代
単式ホーム1面1線を持つ地上駅で、ホームは線路の西側にあった。無人駅だったが、駅舎の内部には自動券売機が一台設置され、近距離乗車券の購入ができた。
JR時代の駅舎はホームに接するかたちで北方に位置し、城川原方の粟島踏切に近かった。末期、2005年12月21日からは、ホームの城川原方と駅舎は閉鎖され、下奥井方のホームと仮駅舎での営業となった。末期の所在地は富山県富山市中島3丁目5番であった。
駅舎は国鉄時代にも改築されており、現駅舎から数えて(仮駅舎も含め)3代前に使用されていた駅舎が、滑川市の東福寺野自然公園に移築されている。
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越中中島駅(2006年11月撮影)
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JR時代の越中中島駅
(2005年10月撮影) - EcchunakajimaStjrkari.jpg
JR時代末期の仮駅舎
(2005年12月撮影)
駅周辺
- 徒歩15分。富岩運河にある。閘門は、高低差のある水面で船を昇降させたり、水量を調節したりする装置。1930年に着工、1934年に完成。1998年に復元工事が施された。2000年5月、国の重要文化財に指定された。
- トヨタカローラ富山中島店
- 駅前には小規模ながらも古くからの飲み屋街がある。富山駅北駅を除くと沿線では唯一。
歴史
- 1924年(大正13年)7月23日 - 富岩鉄道富山口駅 - 岩瀬港駅(現在の岩瀬浜駅)間開通と同時に奥田中島停留場として開業。旅客営業のみ。
- 1941年(昭和16年)12月1日 - 富山電気鉄道富岩線の駅となる。
- 1943年(昭和18年)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2006年(平成18年)
隣の駅
参考文献
- 「ありがとう富山港線、こんにちはポートラム」編集委員会編 『ありがとう富山港線、こんにちはポートラム』 TC出版プロジェクト、2006年、ISBN 4-916181-21-2、32-34頁、61-62頁。