衣浦豊田道路
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衣浦豊田道路(きぬうらとよたどうろ)は、愛知県豊田市から同県碧南市を結ぶ地域高規格道路である。そのうち豊田市生駒町から知立市新林町間の約4.3kmが有料道路となっている。有料道路区間は愛知県道路公社が管理している。
概要
碧南市、高浜市、刈谷市、知立市及び豊田市を縦貫し、衣浦港(衣浦臨海工業地帯)と西三河内陸工業地帯を結ぶ主要幹線道路である。合併施行方式で建設され、一部区間を道路整備特別措置法による有料道路で供用している。
路線データ
- 全区間
- 起点 : 愛知県豊田市(東海環状自動車道勘八IC)
- 終点 : 愛知県碧南市(衣浦トンネル東交差点)
- 概略延長 : 40km
- 幅員 : 17 - 45m
- 車線数 : 暫定2車線(一部4車線及び6車線)
- 全体事業費 : 659億円
- 有料区間
- 起点 : 豊田市生駒町東山(生駒IC)
- 終点 : 知立市新林町茶野(新林IC)
- 計画延長 : 4.3km
- 幅員 : 19.5m
- 車線数 : 4車線
- 設計速度 : 80km/h
- 道路建設費 : 235.1億円
- 料金徴収期間 : 2004年3月6日 - 2034年3月5日[1]
構成道路
歴史
- 1994年12月16日:地域高規格道路計画路線に指定[2]
- 1995年4月28日:知立市牛田町 - 知立市西中町(延長3km) 整備区間[3]に指定
- 1996年8月30日:豊田市 - 知立市(延長2km) 調査区間[4]に指定
- 1997年9月10日:豊田市 - 知立市(延長2km) 整備区間に指定
- 2004年3月6日:有料道路区間 新林IC - 生駒IC開通[5]
インターチェンジなど
IC番号 | 施設名 | 接続路線名 | 起点から (km) |
備考 | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 新林IC | 国道23号知立バイパス(西中IC)、国道419号 | 知立市 | ||
2 | 牛田IC | 国道1号 | |||
‐ | 牛田TB | ||||
3 | 八橋IC | 牛田方面の出入りのみ | |||
4 | 生駒IC | 国道155号豊田南バイパス(伊勢湾岸自動車道豊田南IC) | 豊田市 | ||
‐ | 仮出入口 | 国道155号豊田南バイパス(伊勢湾岸自動車道豊田南IC) |
通行料金
車種 | 車種詳細 | 料金:単位(円) | ||
---|---|---|---|---|
全線利用 | 生駒 - 牛田 | 牛田 - 新林 | ||
普通車 | 小型乗用自動車 小型貨物自動車 普通乗用自動車 けん引自動車(けん引自動車が軽自動車で被けん引車が1軸) |
200 | 100 | 100 |
中型車 | 普通貨物自動車(総重量8トン未満・最大積載5トン未満・3軸以下) マイクロバス けん引自動車(けん引自動車が軽自動車で被けん引車が2軸以上) けん引自動車(けん引自動車が小型乗用及び普通乗用で被けん引車が1軸) |
250 | 100 | 150 |
大型車 | 中型バス(8トン以上・9m以下・29人以下) 定期路線バス 普通貨物自動車(総重量8トン以上又は最大積載5トン以上・3軸以下) 普通貨物自動車(総重量25トン以下・4軸) けん引自動車(小型・普通+2軸以上、普通貨物+1軸) |
350 | 150 | 200 |
特大車 | 観光バス 普通貨物自動車(4軸以上) 大型特殊自動車 |
550 | 250 | 300 |
軽自動車等 | 軽自動車 自動二輪車(125cc超) |
150 | 50 | 100 |
軽車両等 | 原動機付自転車(50cc超125cc以下) | 20 | 10 | 10 |
- 通行できない車両:小型特殊自動車、50cc以下の原動機付自転車、軽車両(自転車を含む)
参考資料
- 第二東名とネットワークを形成し、都市間交通の円滑化を図る、建設グラフ2003年11月号
- 西三河の幹線道路網整備の促進に関する要望書、西三河交流圏推進協議会、2008年6月13日
- 平成22年度 愛知県包括外部監査結果報告書 「道路事業にかかる財務に関する事務の執行について」、愛知県、15頁