花總まり
テンプレート:告知 テンプレート:ActorActress 花總 まり(はなふさ まり、1973年2月28日 - )は、日本の女優であり、宝塚歌劇団雪組・宙組の元トップ娘役である。
愛称はハナ、まり。
東京都出身[1]。公称身長163cm[1]。血液型はO型[1]。出身校は日本女子大学付属高等学校[2]。ブルーミングエージェンシー所属。
目次
[非表示]来歴・人物
1991年、第77期生として宝塚歌劇団に入団。入団時の成績は9番。同期生には安蘭けい(元星組トップスター)、春野寿美礼(元花組トップスター)、朝海ひかる(元雪組トップスター)、成瀬こうき(元専科男役スター)など。初舞台公演の『ベルサイユのばら-オスカル編-』では、初舞台生ながら新人公演で小公女の役を務めた[3]。
1992年、星組に配属。同年、『白夜伝説』で2番手娘役格の妖精ミーミル(盲目の役)に大抜擢され、愛らしい容姿で注目される[4]。
1993年、ショー『PARFUM DE PARIS』で、当時の2番手男役スター麻路さきと組んでデュエットダンスを披露。『うたかたの恋』で新人公演初ヒロイン(宝塚大劇場公演のみ)を務めた後、雪組へ組替え。
1994年、『風と共に去りぬ』(スカーレット編)の新人公演では娘役でありながら主演のスカーレット・オハラ(本役:一路真輝)を演じた。同年、一路の相手役として『雪之丞変化/サジタリウス』より雪組トップ娘役に就任。
1995年、『JFK』にてケネディ大統領夫人のジャクリーヌ・ケネディ、『あかねさす紫の花』の額田など、実在の人物を次々に演じた。
1996年、一路のサヨナラ公演となった『エリザベート』では、タイトルロールのエリザベート役を演じ、自身の代表作のひとつになった。一路退団後は、後任トップスター高嶺ふぶきの相手役になる。高嶺退団後は、轟悠の相手役を1作品のみ務めた。
1998年、宙組に創設メンバーとして組替え。姿月あさとの相手役として初代宙組トップ娘役となる。間もなく香港公演に参加し、『エリザベート』の再演、『激情-ホセとカルメン-』のカルメン役などを演じた。
2000年、姿月の退団に伴い、和央ようかが後任トップスターとなり、相手役となる。『ベルサイユのばら2001』ではマリー・アントワネット、『鳳凰伝〜カラフとトゥーランドット』ではトゥーランドット姫、『傭兵ピエール』ではジャンヌ・ダルクなどを演じた。
2004年、『BOXMAN』ドリー役で、第29回菊田一夫演劇賞を受賞。同年、日本初演の『ファントム』でヒロインのクリスティーヌを演じた。
2006年、『NEVER SAY GOODBYE‐ある愛の軌跡‐』の東京公演千秋楽付をもって退団。5人のトップスターの相手役を務め、宝塚歌劇団史上、12年3か月のトップ娘役在任期間は最長であった[5]。
2010年、『ディートリッヒ 生きた 愛した 永遠に』でエディット・ピアフ役を演じ、舞台復帰を果たす。
2012年、FROM FIRST(フロム・ファーストプロダクション系列)に所属し、公式ブログを開設した。同年、『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』にて初演の雪組メンバーら宝塚OGと共に出演し、14年ぶりのエリザベート役に挑戦した[6]。
2014年、現在の事務所に移籍。世界初演の『レディ・ベス』ではレディ・べス役を務めた。
同年、2014年のフレグランス・アンバサダーに就任[7]。
人物
5歳よりヴァイオリン、小学校からバレエを習う[2]。母や友人の影響で、宝塚は「気が付いたら知っていた」という。
中学3年生の時に宝塚を初観劇し、音大に進学するつもりだったが[4]、「舞台にだんだん興味がわいてきて、宝塚だったらいろいろと学べそう」と高校1年生の時宝塚音楽学校を受験し合格[4]。
特技はヴァイオリン、タップダンス。趣味はダイビング、読書、ピラティス、ウォーキング[1]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
- 『ベルサイユのばら-オスカル編-』(1991年3月-5月/宝塚大劇場)新人公演:小公女役 (月組) *初舞台
- 『華麗なるギャツビー/ラバーズ・コンチェルト』(1991年8月-9月/宝塚大劇場) (雪組)
- 『ヴェネチアの紋章/ジャンクション24』(1991年11月/東京宝塚劇場) (花組)
星組時代
- 『紫禁城の落日』(1992年3月/東京宝塚劇場)
- 『白夜伝説/ワンナイト・ミラージュ』(1992年5月-6月/宝塚大劇場、同年8月/東京宝塚劇場)ミーミル役
- 『ハロー・ジョージ!』(1992年10月/宝塚バウホール、1993年2月-3月/日本青年館)エリザベス役
- 『宝寿頌/PARFUM DE PARIS』(1993年1月-2月/宝塚大劇場、同年4月/東京宝塚劇場)新人公演:踊る淑女S、船長の恋人役(本役:白城あやか)
- 『うたかたの恋/パパラギ〜極彩色のアリア〜』(1993年6月-8月/宝塚大劇場)ミリー・ステュベラ役 新人公演:マリー・ヴェッツラ役(本役:白城あやか)
雪組時代
- 『ブルボンの封印/コート・ダジュール』(1993年10月-12月/宝塚大劇場、1994年3月/東京宝塚劇場)マリエール役
- 『二人だけの戦場』(1994年1月-2月/宝塚バウホール、日本青年館、同年10月/愛知厚生年金会館)ライラ役
- 『風と共に去りぬ』(1994年5月-6月/宝塚大劇場、同年8月/東京宝塚劇場)キャリーン役 新人公演:スカーレット・オハラ役(本役:一路真輝)
雪組トップ娘役時代
- 『雪之丞変化/サジタリウス』(1994年11月-12月/宝塚大劇場、1995年3月/東京宝塚劇場)浪路役
- 『アリア 夢唄』(1995年1月/シアター・ドラマシティ、同年9月/愛知厚生年金会館)白猫マリー役
- 『JFK/バロック千一夜』(1995年5月-6月/宝塚大劇場、同年8月/東京宝塚劇場)ジャクリーヌ・ケネディ役
- 『あかねさす紫の花/マ・ベル・エトワール』(1995年11月-12月/宝塚大劇場、1996年4月-5月/全国ツアー)額田女王役
- 『エリザベート』(1996年2月-3月/宝塚大劇場、1996年6月/東京宝塚劇場)エリザベート役
- 『虹のナターシャ/La Jeunesse!』(1996年8月-9月/宝塚大劇場、同年12月/東京宝塚劇場、1997年2月/中日劇場)蘭子・ナターシャ役
- 『晴れた日に永遠が見える』(1996年11月/宝塚バウホール、1997年5月-6月/日本青年館、愛知厚生年金会館)デイジー・ギャンブル役/メリンダ役
- 『仮面のロマネスク/ゴールデン・デイズ』(1997年3月-5月/宝塚大劇場、同年7月/東京宝塚劇場)メルトゥイユ侯爵夫人役
- 『真夜中のゴースト/レ・シェルバン』(1997年9月-11月/宝塚大劇場)マリー役
宙組トップ娘役時代
- 『夢幻宝寿頌/This is Takarazuka』(1997年1月/香港公演)
- 『エクスカリバー/シトラスの風』(1998年3月-5月/宝塚大劇場、同年7月-8月/TAKARAZUKA1000days劇場、1999年4月-5月/全国ツアー)ロザライン役
- 『バウ・ヴォヤージュ〜バウホール主題歌コンサート〜』(1998年9月/宝塚バウホール)
- 『エリザベート』(1998年10月-12月/宝塚大劇場、1999年2月-3月/TAKARAZUKA1000days劇場)エリザベート役
- 『激情-ホセとカルメン-/ザ・レビュー'99』(1999年6月-8月/宝塚大劇場、同年10月-11月/TAKARAZUKA1000days劇場)カルメン役
- 『砂漠の黒薔薇/GLORIOUS!!』(2000年1月-2月/宝塚大劇場、同年3月-5月/TAKARAZUKA1000days劇場)マリヤーナ姫役
- 『うたかたの恋/GLORIOUS!!』(2000年6月-7月/全国ツアー)マリー・ヴェッツラ役
- 『望郷は海を越えて/ミレニアム・チャレンジャー!』(2000年8月-9月/宝塚大劇場、同年11月-12月/TAKARAZUKA1000days劇場、2001年2月/中日劇場)由布姫役/エカテリーナⅡ役
- 『 ベルサイユのばら2001』(2001年4月-5月/宝塚大劇場、同年6月-8月/東京宝塚劇場)マリー・アントワネット役
- 『カステル・ミラージュ/ダンシング・スピリット』(2001年11月-12月/宝塚大劇場、2002年2月-3月/東京宝塚劇場、同年4月-5月/全国ツアー)エヴァ=マリー役
- 『鳳凰伝/ザ・ショー・ストッパー』(2002年7月-8月/宝塚大劇場、同年9月-11月/東京宝塚劇場、2003年8月/博多座)トゥーランドット役
- 『聖なる星の奇蹟』(2002年12月-2003年1月/シアター・ドラマシティ、赤坂ACTシアター)リディア役
- 『傭兵ピエール/満天星大夜總会』(2003年2月-3月/宝塚大劇場、同年5月-6月/東京宝塚劇場)ジャンヌ・ダルク役
- 『白昼の稲妻/テンプテーション!』(2003年10月-11月/宝塚大劇場、同年1月-2月/東京宝塚劇場)ヴィヴィアンヌ・ド・ポヴェール役
- 『BOXMAN』(2004年3月/日本青年館、シアター・ドラマシティ)ドリー・ペイジ役
- 『ファントム』(2004年5月-8月/宝塚大劇場、東京宝塚劇場)クリスティーヌ・ダーエ役
- 『風と共に去りぬ』(2004年10月-11月/全国ツアー)スカーレット・オハラ役
- 『ホテル ステラマリス/レヴュー伝説』(2005年1月-6月/宝塚大劇場、東京宝塚劇場、全国ツアー)ステイシー・ランカスター役
- 『炎にくちづけを/ネオ・ヴォヤージュ』(2005年8月-11月/宝塚大劇場、東京宝塚劇場)レオノーラ役
- 『NEVER SAY GOODBYE―ある愛の軌跡―』(2006年3月-7月/宝塚大劇場、東京宝塚劇場)キャサリン・マクレガー役/ペギー・マグレガー役 *退団公演
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台・コンサート
- 『ディートリッヒ 生きた 愛した 永遠に』(2010年3月‐4月/青山劇場、梅田芸術劇場)エディット・ピアフ役
- 『ミュージカル・ドラキュラ』(2011年8月‐9月/東京国際フォーラム・ホールC、梅田芸術劇場)ミーナ・マレー役
- 『ラブ・レターズ』(2011年11月/パルコ劇場)メリッサ役
- 『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』(2012年11月‐12月/東急シアターオーブ、梅田芸術劇場)エリザベート役
- 『NO WORDS,NO TIME ~空に落ちた涙~』(2013年1月‐2月/東京グローブ座、森ノ宮ピロティホール)
- 『永遠物語』(2013年3月-4月/宝塚バウホール)吉岡良子役
- 『BROADWAY MUSICAL LIVE 2013』(2013年6月/東京国際フォーラム・ホールC)
- 『モンテ・クリスト伯』(2013年12月‐2014年1月/日生劇場、梅田芸術劇場、愛知県芸術劇場大ホール、キャナルシティ劇場)メルセデス役
- 『レディ・べス』(2014年4月‐5月/帝国劇場、7月‐9月梅田芸術劇場、博多座、中日劇場)レディ・べス役
- 『モーツァルト!』(2014年11月‐12月/帝国劇場、2015年1月梅田芸術劇場)ナンネール役 *予定
CM
その他
- 『YOKA WAO CONCERT』(2007年1月/青山劇場)
- 『NEW YOKA 2007 〜ROCKIN' Broadway〜』(2007年8月/東京国際フォーラム・ホールA)
- 『和央ようかクリスマス・ディナーショー』『同ディナークルーズ』(2007年12月)
- 『Yoka Wao Christmas Dinner SHOW 2009』(2009年12月)
- 『MODEA ワンマンライブ』(2011年12月/STB139)ゲストボーカル
- 『AOTL & Friends Live』(2012年5月/STB139)スペシャルゲスト
- 『TOKYO津波警報~確かな避難~』(2012年/東京消防庁のシミュレーションドラマ[8]) 静江役
- 『スカイ・ステージ・トーク リクエストDX#23「花總まり・蘭乃はな」』(2012年11月/ TAKARAZUKA SKY STAGEオリジナル番組)
- 『マメシバ一郎 フーテンの芝二郎(映画版)』(2013年2月)
- 『宝塚スタートーク』(2013年3月‐4月/ネスレアミューズ配信番組)
- 『kanji ishimaru in concert 2013』(2013年6月/サンケイホールブリーゼ、同年7月/東京国際フォーラム・ホールC)ゲスト
- 『宝塚 DREAM FOREVERー100周年、そして、輝ける未来へー#16「花總まり」』(2013年10月/TAKARAZUKA SKY STAGEオリジナル番組)
脚注
関連項目
- 東京都出身の人物一覧
- 日向薫(花總入団時の星組トップスター。1976年 - 1992年)
外部リンク
テンプレート:ブルーミングエージェンシー テンプレート:宝塚歌劇団 テンプレート:宝塚歌劇団雪組主演娘役 テンプレート:宝塚歌劇団宙組主演娘役 テンプレート:宝塚版 ベルサイユのばら 主要キャスト テンプレート:宝塚版 風と共に去りぬ 主要キャスト テンプレート:ミュージカル エリザベート 主要キャスト
テンプレート:ロマンチック・レビュー- ↑ 以下の位置に戻る: 1.0 1.1 1.2 1.3 公式プロフィール
- ↑ 以下の位置に戻る: 2.0 2.1 公式プロフィールPDF
- 元の位置に戻る ↑ 「女帝」が華麗なる帰還 ミュージカル「モンテ・クリスト伯」でヒロイン役(zakzak by夕刊フジ 2013年12月6日)
- ↑ 以下の位置に戻る: 4.0 4.1 4.2 娘役トップとして最長12年に幕(ENAK SUMIRE STYLE 平成18年3月31日 大阪夕刊)
- 元の位置に戻る ↑ 宙組・花總まり退団、宝塚歌劇史上最長娘役トップ(スポニチアネックスOSAKA 2005年11月9日付 紙面記事)
- 元の位置に戻る ↑ 初演時の興奮再び「エリザベート ガラ・コンサート」(朝日新聞デジタル 2012年11月29日)
- 元の位置に戻る ↑ 2014年 新フレグランス・アンバサダーに花總まりさんが就任(ブルーベル・ジャパン株式会社公式ページ、2014年6月19日)
- 元の位置に戻る ↑ 東京消防庁本所防災館内の防災シアター等で放映中 (2012年7月11日現在)