羽前国
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羽前国(うぜんのくに)は、東北戦争終結直後に出羽国を分割し制定された、日本の地方区分の国の一つ。東山道に位置する。別称は羽後国とあわせて、または単独で羽州(うしゅう)。領域は現在の山形県のうち、飽海郡と酒田市北部(最上川以北)を除いた大部分にあたる。
沿革
- 「旧高旧領取調帳」の記載によると、明治初年時点での、出羽国のうち後の羽前国内の支配は以下の通り。太字は当該郡内に藩庁が所在。国名のあるものは飛地領。
- 慶応2年6月19日(1866年7月30日) - 棚倉藩が武蔵川越藩に転封。棚倉藩には陸奥白河藩が転封。
- 慶応4年
- 明治元年
- 明治2年
- 明治3年
- 明治4年
- 明治8年(1875年)8月31日 - 酒田県(第2次)が県庁移転・改称して鶴岡県となる。
- 明治9年(1876年)8月21日 - 第2次府県統合により全域が山形県の管轄となる。
国内の施設
神社
このうち、伊弖波神社は羽後国の月山神社とともに出羽三山を構成する神社である。
地域
郡
以下の四郡で構成された。
人口
明治5年(1872年)の調査では、人口56万0984人を数えた。
脚注
参考文献
- 角川日本地名大辞典 6 山形県
- 旧高旧領取調帳データベース
関連項目
テンプレート:令制国一覧- ↑ 「旧領旧高取調帳」では天童藩領の全域が天童県の管轄となっており、減封の対象となった村の詳細は不明。
- ↑ 羽前國飛島管轄替関係絵図(国立公文書館デジタルアーカイブ)
- ↑ 「旧領旧高取調帳」では佐倉県・館林県・館県・土浦県の管轄となっているが、誤記とみられる。