甘粛省
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テンプレート:基礎情報 中華人民共和国の一級行政区画 甘粛省(かんしゅくしょう / カンスーしょう、テンプレート:Lang-zh、テンプレート:Lang-en)は中華人民共和国北西部にある省級行政区である。省都は蘭州市。
地理
中国大陸の北西に位置し、西に新疆ウイグル自治区、青海省、北に寧夏回族自治区、内モンゴル自治区、南に四川省、東に陝西省と接している。
黄河が省中央部を横断し、省域は西北に向かって長く延びる。これを河西回廊という。中国から西域への通路であり、唐代には中国の領域は嘉峪関で尽きるとされた。
歴史
テンプレート:See also 古くからモンゴル、西域に接する重要な場所であり、漢代には涼州と呼ばれ、北宋代に甘州と粛州があった。西夏王国がこれらを併せて甘粛軍司を設置したのが、甘粛の名の起こりである。元代に甘粛行省が設置され、省級レベルの行政区となった。清代に甘粛省が成立した。
民族
寧夏と同様、イスラム教徒の回族が多く、蘭州はイスラム都市の観を呈している。チベット人の自治州が南部に、自治県が西北部にある。
行政区画
甘粛省は次の12地級市(地区クラスの市)、2自治州を管轄する。
教育
友好提携
重要施設
- 蘭州石油化学工場
- 玉門油田
- 酒泉衛星発射センター
- 劉家峡ダム
世界遺産
脚注
- ↑ 秋田県・甘粛省交流事業 - 秋田県