新木場
新木場(しんきば)は、東京都江東区の町名。現行行政地名は新木場一丁目から新木場四丁目。郵便番号は136-0082。
地理
江東区臨海部に位置する。城東地域内にあたる。北で夢の島、南では砂町南運河を挟んで若洲、北西で曙運河を挟んで辰巳と接する。人工島である東京湾埋立14号地のうち、湾岸道路より南を占める。第三種地盤。島のうち湾岸道路より北は夢の島である。ゴミによる埋立地である。西は新曙橋などで辰巳、南は若洲橋で若洲、東は荒川河口橋で江戸川区葛西に通じている。
材木商の事務所や木材加工、合板工場は現在でも多く、それらが縁で木材・合板博物館といった施設も存在する。一方で、物流の拠点施設など他産業の進出も進んでいる。1980年代から急速に開発されて、大企業のオフィスビルが建ち並び、臨海部のビジネス街として栄えている。マンションや住宅団地は建設されておらず、住宅は少ない。
気候
都心部と比べると、海の影響でいくらかヒートアイランド現象を影響を受けづらい位置にある。 テンプレート:Shinkiba, Tokyo weatherbox
貯木場
新木場の「木場」とは、貯木場のことである。かつて海路で江戸や東京に運ばれた材木は、隅田川河口にあった木場に貯木されていた。埋め立てにより木場が内陸となると、1969年、新木場が「新たな木場」となった。隅田川河口の木場に代わって、新木場は荒川の河口に設けられた。
貯木場は小島によって南北に分かれており、北は14号地第1貯木場、南は14号地第2貯木場である。これらは現在でも貯木場として機能しており、京葉線や東京臨海高速鉄道りんかい線の車窓からもその風景を眺める事ができるが、すでに丸太の形で木材を輸入する時代ではないため、貯木場のほとんどは未使用となっている。
貯木場や製材所から漂う木の香りが、2001年に環境省のかおり風景100選に選ばれた。
歴史
一・二・三丁目は1978年(昭和53年)2月1日に住居表示を実施。四丁目は1979年(昭和54年)4月1日の成立で、2009年(平成21年)11月1日に住居表示を実施。 テンプレート:節stub
交通
都営バスが明治通りを経由して新砂・東陽町方面へ運行されるほか、新木場地区を循環する。
- 木11系統 - 東陽町駅・木場駅方面/東京ヘリポート・若洲キャンプ場方面
- 錦18系統 - 西大島駅・錦糸町駅方面(平日のみ)
- 急行05系統 - 日本科学未来館・東京ビッグサイト東棟方面/西大島駅・錦糸町駅方面(土曜・休日のみ)