成東駅
テンプレート:駅情報 成東駅(なるとうえき)は、千葉県山武市津辺にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
総武本線を所属線としており[1]、当駅が終点となる東金線を加えた2路線が乗り入れている。
歴史
- 1897年(明治30年)5月1日 - 総武鉄道の駅として開業。
- 1907年(明治40年)9月1日 - 総武鉄道が買収され、国有鉄道の駅となる。
- 1911年(明治44年)11月1日 - 東金線東金 - 当駅間開業。
- 1945年(昭和20年)8月13日 - 太平洋戦争による空襲(機銃掃射)に遭い、駅に停車していた貨車に積まれていた高射砲四門と弾薬に引火する。駅員や陸軍近衛第3師団将兵が消火作業に当たったものの、爆発・炎上し、駅舎およびホームが全壊。駅員15名、将兵27名の計42名が死亡した。駅前に慰霊碑がある[2]。
- 1981年(昭和56年)12月1日 - 貨物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 1999年(平成11年)12月 - 総武線快速電車乗り入れ開始。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2008年(平成20年)3月 - リニューアルにより外観を洋風に改装、合わせてコンビニエンスストア「NEWDAYS」を併設。
- 2009年(平成21年)2月 - 改札上にLED式発車案内設置。
- 2012年(平成24年)12月 - 跨線橋新設と同時にホームにエレベータ設置、旧跨線橋撤去。
駅構造
駅舎に接して単式ホーム1面1線があり、その奥に島式ホーム1面2線がある。さらに単式ホームには切欠ホームがあるため、あわせて2面4線となる地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。バリアフリー化の一環としてエレベーター2基を備えた跨線橋の新設に伴い、以前使われていた跨線橋は撤去された。[3][4][5]
直営駅であり、管理駅として日向駅 - 八日市場駅間の各駅を管理している。駅舎内にはみどりの窓口(営業時間 6:00 - 21:00)、指定席券売機、自動改札機が設置されている。改札口横に待合室がある。
2008年(平成20年)3月に駅舎の一部改装が終了し、待合室のリニューアルがなされ、自動ドアが取り付けられた。また、かつての売店「KIOSK」は、コンビニエンスストア「NEWDAYS」(営業時間 6:30 - 19:10)に業態変更された。 将来、橋上駅舎化の計画があり、既存の海側出入り口に加え、山側出入り口が新設される予定である。[6]
のりば
駅舎(南に位置する)側を0番線として、順に以下の通りである。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
0 | テンプレート:Color東金線 | 上り | 東金・大網・(外房線直通蘇我・千葉)方面 | 一部は3番線 |
1・2・3 | テンプレート:Color総武本線 | 上り | 八街・佐倉・四街道・千葉・東京方面 | |
下り | 八日市場・旭・銚子方面 |
- 東金線が使う0番線は切欠ホームである。
- 総武本線の列車は、上下列車とも行き違いや特急の待避がない場合は駅舎側の1番線を発着することが多い。
- NarutouSt.jpg
改装前の駅舎(2005年10月)
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ホーム。一番左が0番線。(2008年3月)
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成東駅爆破の慰霊碑
- Narutou-ekimae.JPG
千葉県初の鉄道開設運動とその誘致に生涯を捧げた安井理民の功績をたたえた「魁の碑」
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 東金方面着発 | 銚子方面着発 | 佐倉方面着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 6両分 | 到着・出発可 | 不可 | 不可 | |
1 | 1 | 11両分 | 到着可 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 総武本線上り主本線、東金線下り主本線 |
2 | 2 | 11両分 | 出発可 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 総武本線下り主本線、東金線上り主本線 |
3 | 3 | 8両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 到着・出発可 |
- 主本線を発着する場合は通過が可能。
- 夜間、2番線に銚子から回送されてくる特急用車両(翌朝の「しおさい2号」)が、0、3番線に普通列車がそれぞれ留置される。
- かつて東金線経由で外房線新茂原への貨物列車が1,2番線を使用していた。(外房線土気~大網間の急勾配を避ける為)
- 1日1本のみ、エアポート成田から佐倉駅で分離する車両が停車する。
* 参考資料:「JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳」 第4巻 「水戸・千葉支社管内編」 『学研』 2010年3月
利用状況
2012年度の1日平均乗車人員は2,956人である。
JR東日本および千葉県統計年鑑によると、1日の平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1990年 | 3,206 |
1991年 | 3,419 |
1992年 | 3,560 |
1993年 | 3,573 |
1994年 | 3,484 |
1995年 | 3,528 |
1996年 | 3,503 |
1997年 | 3,444 |
1998年 | 3,340 |
1999年 | 3,283 |
2000年 | 3,250 |
2001年 | 3,313 |
2002年 | 3,251 |
2003年 | 3,228 |
2004年 | 3,141 |
2005年 | 3,128 |
2006年 | 3,152 |
2007年 | 3,105 |
2008年 | 3,065 |
2009年 | 2,973 |
2010年 | 2,943 |
2011年 | 2,903 |
2012年 | 2,956 |
駅周辺
バス路線
のりば | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
成東駅 | 1 | 海岸線 | 白幡四つ角・向渡入口・南浜・作田海岸・成東海岸 | 成東駅 | ちばフラワーバス | |
山武医療センター・山武市役所・白幡四つ角・向渡入口・成東海岸・作田海岸 | 成東駅 | |||||
白幡四つ角・向渡入口・成東海岸・作田海岸 | 作田南 | |||||
成東海岸・本須賀海岸 | ウォーターガーデン | 夏季のみ運行 | ||||
2 | 八街線 | 下戸田・上戸田・埴谷 | 八街駅 | ちばフラワーバス | ||
3 | 千葉線 | 成東高校前・東金駅入口・丘山小学校・中野操車場・中央三丁目 | JR千葉駅 | ちばフラワーバス | 1日1本(他は中野操車場で千葉駅行きへ乗り換え) | |
成東高校前・東金駅入口・丘山小学校 | 中野操車場 | |||||
成東高校前・東金駅入口・東千葉メディカルセンター | 中野操車場 | |||||
早船・松尾駅 | 蓮沼海浜公園 | 山武市基幹バス | ||||
山武成東インター入口・日向駅 | さんぶの森元気館 | |||||
成東車庫 | シーサイドライナー | 東京駅八重洲口 | 浜松町 | ちばフラワーバス | ||
マイタウンダイレクトバス | 東京駅八重洲口 | 東雲車庫 | ちばフラワーバス | 1日2本 | ||
フラワーライナー | 東金駅入口・丘山小学校・中央三丁目 | JR千葉駅 | ちばフラワーバス | |||
東金駅入口・東千葉メディカルセンター・中央三丁目 | JR千葉駅 | |||||
白幡四つ角・求名駅・中央三丁目 | JR千葉駅 | 1日1本 | ||||
海岸線 | 成東海岸・本須賀海岸 | ウォーターガーデン | ちばフラワーバス | 夏季のみ運行 |
その他
- 総武本線において休日おでかけパス(旧:ホリデー・パス)のフリーエリアは、当駅が東端である。ここから東金線内では使用できるが、銚子方面は使用できない。
- 同県にある佐原駅とは、細部は異なるがやや似た構造となっている(切欠ホーム0番線の存在、多くの列車が1番線を使用、2・3番線が別の島式ホームである点など)。
- 日中の千葉・佐倉方面からの普通列車は約半数が当駅で折り返し、当駅以東(銚子方面)へ行く普通列車の本数は1時間に1本程度となる。
- 当駅 - 松尾駅間は強風の影響を受けやすく、しばしば速度規制や運転中止になる。
隣の駅
※特急「しおさい」の隣の停車駅は列車記事を参照してほしい。
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color総武本線
- テンプレート:Color快速(上り1本のみ運転)
- 八街駅 ← 成東駅
- テンプレート:Color普通(各駅停車)
- テンプレート:Color快速(上り1本のみ運転)
- テンプレート:Color東金線
- テンプレート:Color通勤快速・テンプレート:Color快速(以上は東金線内各駅に停車)・テンプレート:Color普通(各駅停車)
- 求名駅 - 成東駅
- テンプレート:Color通勤快速・テンプレート:Color快速(以上は東金線内各駅に停車)・テンプレート:Color普通(各駅停車)
脚注
- ↑ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ↑ 成東駅爆破
- ↑ 工事名称 総武本線 成東駅エレベーター新設 - 東鉄工業株式会社
- ↑ 山武市議会だより 第23号 14ページ
- ↑ 山武市議会だより 第23号 15ページ
- ↑ テンプレート:PDFlink