尾辻秀久
テンプレート:Mboxテンプレート:存命人物の出典明記 テンプレート:しんにょう テンプレート:日本の国会議員 尾辻 秀久(おつじ ひでひさ、1940年10月2日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の参議院議員(5期)、財団法人日本遺族会会長。
厚生労働大臣(第4・5代)、参議院副議長(第28代)、自民党参議院議員総会長(第26代)、財務副大臣等を歴任。
目次
概要
略歴
鹿児島県加世田市(現南さつま市)生まれ。1958年、鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校卒業後、防衛大学校に進学したが、母の死去により家計を支えるため2年で中退(1961年)する。その後23歳で東京大学に入学し直した。東大在学中の1966年から海外を放浪。当初は短期間の放浪の後に帰国する予定だったが、東大紛争により東大で授業が開講されない時期が続いたため、1971年に東大も中退した。
1979年、故郷の鹿児島県議会議員選挙に出馬し、初当選。1986年、第39回衆議院議員総選挙に旧鹿児島1区から出馬したが、落選。1989年、第15回参議院議員通常選挙に自由民主党公認で比例区から出馬し、初当選した。以後当選4回。1992年に総務政務次官、1994年に沖縄開発政務次官にそれぞれ就任。
2003年、第2次小泉内閣で財務副大臣に就任。翌2004年、第2次小泉改造内閣で厚生労働大臣として初入閣。第3次小泉内閣でも留任。2005年、参議院予算委員長に就任。
2007年、第21回参議院議員通常選挙での自民党大敗を受け、引責辞任した青木幹雄の後任として参議院議員会長候補に名前が挙がった。元文部大臣の中曽根弘文も名乗りを上げたが、尾辻が無投票で選出された。2010年、参議院副議長就任に伴い、参院議員会長を退任。
2012年12月、古賀誠辞任後の遺族会会長に就任したことを受けて参議院副議長を辞任した。
2013年、第23回参議院議員通常選挙に鹿児島県選挙区から出馬し[1]、5選。
政策
福祉政策
- 第2次小泉改造内閣、第3次小泉内閣で厚生労働大臣に就任。在任中に障害者自立支援法を成立させ、賛否議論を喚起したほか、がん対策にも力を入れ、前任の厚労相であった坂口力からがん診療の「均てん化(全国的に質の高い医療を実現する)」のテーマを引き継ぎ、2005年5月には「がん対策推進本部」を設置した。大臣在任中の同年8月に「がん対策情報センター」予算の骨格が決まる。自民党の「患者中心のがん医療を推進する議員の会」の会長でもあり、2006年6月に成立したがん対策基本法の制定に尽力した。これに関連し、民主党における同法の推進役だった参議院議員の山本孝史とも親交があり、山本の死去に際しては参院本会議場で哀悼演説を行った[2][3]。
- 超党派の議員立法に関わることが多く、自殺対策基本法の成立にも尽力。後期高齢者医療制度の導入にも関わった。
- 国民皆年金の堅守[4]。
- 医療を充実させ、「自殺や生活習慣病、がん」などの対策に力を入れ、健康寿命を延す為に力を尽くしている。目標としている健康寿命は、85歳[5]
少子化対策
- 生まれてきた子どもを大切に育てることを、少子化対策の最優先事項として捉えている[6]。
経済政策
- 新自由主義・小泉改革に対しては、弱者や地方を切り捨てたとして批判的である[7]。
- 消費税率引き上げ(福祉目的税化)、高負担高福祉を主張する[8]。
- TPPへの交渉参加には反対を表明している[9]。
- TPP対策委員会において委員長の西川公也と激しく争っておりマスコミからは「反TPP派の急先鋒」や「TPP反対派の筆頭格」と紹介されている[10]。
- 医薬品のネット販売に関する議員連盟会長として、医薬品のネット販売規制推進の中心的役割を果たした[11]。
国防政策
憲法9条の改正に賛成している[12]。
外交政策
- ドミニカ共和国への日本人移住者問題(日系ドミニカ人)解決を進める国会議員懇談会会長を務め、ドミニカ移民問題解決に尽力。政府の謝罪を引き出し、ドミニカ移住50周年記念祭首相特使としてドミニカを訪問し、首相の小泉による「おわび談話」を移民に手渡した。その後、政府が移民に見舞金を支払う議員立法を成立させ、政府と移民を和解させる中心人物となった。
発言
- 2009年1月30日の参議院代表質問において、首相の麻生太郎に対して構造改革の矛盾を指摘し、「野に下るのは恥ずかしくない。恥ずべきは政権にあらんとして、いたずらに迎合すること。毅然と進む首相にご一緒します」と発言し野党から喝采を浴びた[13]。
理念
人物
- 家族は妻、3女。長女、次女は双子である。
- 父・尾辻秀一は海軍少佐で駆逐艦「夕霧」艦長。太平洋戦争中の1943年11月25日、秀久が3歳の時に戦死し、20歳で両親を失っている[16]
- 実妹は新体操の名門である鹿児島純心女子高校で創部以来20年に渡って監督を務めた(この間にインターハイ団体12連覇を達成)鹿児島県議会議員の尾辻義。
- 防衛大学校在学中の1961年、第37回箱根駅伝に出場した経験を持つスポーツマンである。1区(22.7km)を1時間17分22秒で走り区間15位テンプレート:要出典。
- 海外放浪から帰国後、自身の体験を元にしたルポルタージュを出版し、著作が第1回大宅壮一ノンフィクション賞候補にノミネートされたテンプレート:要出典。
- キャッチフレーズは「虫の目になる」[17][18]。
- 政治家の年金未納問題が注目された際に年金の未納が発覚している(1986年4月から8月までの5か月間)[19]。
- 大の赤ワイン好き。2010年には日本ソムリエ協会から名誉ソムリエである「ソムリエ・ドヌール」の称号を授与されているテンプレート:要出典。
- 自身が副会長を務める自民党の安心社会研究会(会長は与謝野馨)の初会合で、講師として出席した東京大学教授の吉川洋に対し「経済財政諮問会議で、何て言った!? いい加減にしろ! どの面下げて出てきたんじゃ、馬鹿者!」「お前みたいな奴を「曲学阿世の徒」と言うんじゃ」などと怒鳴りつけた[20][21]。かつて経済財政諮問会議で社会保障費の毎年2200億円の削減をとりまとめた吉川を、安心社会の再構築を目指す同研究会に招いたことに対して激怒したものと見られている。
所属団体・議員連盟
- 日本会議(代表委員)[22]
- 日本会議国会議員懇談会テンプレート:要出典
- 神道政治連盟国会議員懇談会(副幹事長)[23]
- 日本遺族会(会長)[24]
- みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会(会長)[25]
- たばこと健康を考える議員連盟(共同代表世話人)テンプレート:要出典
- 発達障害の支援を考える議員連盟(会長)[26]
- 医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟[27]
- 医薬品のネット販売に関する議員連盟(会長)[28]
- 自殺対策を推進する議員有志の会世話人[29]
- イクメン議員連盟 (顧問)[30]
- 健康政策研究会(顧問)[31]
- 憲法20条を考える会テンプレート:要出典
著書
- ボッケモン世界を行く
- 続ボッケモン世界を行く
- アフリカ旅日記
- 旅また人生
脚注
関連項目
外部リンク
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|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
山東昭子
|style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 参議院副議長
第28代:2010年 - 2012年
|style="width:30%"|次代:
山崎正昭
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
小野清子
|style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 参議院予算委員長
2006年 - 2007年
|style="width:30%"|次代:
鴻池祥肇
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
山本正和
|style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 参議院国民福祉委員長
1998年 - 1999年
|style="width:30%"|次代:
狩野安
テンプレート:S-off
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
坂口力
|style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 厚生労働大臣
第4・5代:2004年 - 2005年
|style="width:30%"|次代:
川崎二郎
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
村上誠一郎
若林正俊
|style="width:40%; text-align:center"|テンプレート:Flagicon 財務副大臣
村上誠一郎、谷口隆義と共同
2001年 - 2002年
|style="width:30%"|次代:
小林興起
谷口隆義
テンプレート:S-ppo
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
青木幹雄
|style="width:40%; text-align:center"|自由民主党参院議員会長
2007年 - 2010年
|style="width:30%"|次代:
中曽根弘文
- 転送 Template:End
テンプレート:参議院副議長 テンプレート:参議院予算委員長 テンプレート:参議院国民福祉委員長 テンプレート:厚生労働大臣 テンプレート:財務副大臣 テンプレート:自由民主党参議院会長
テンプレート:Japan-politician-stub- ↑ http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=46155テンプレート:リンク切れ
- ↑ 平成20年1月23日参議院本会議 故山本孝史参議院議員哀悼演説(前半)-YouTube
- ↑ 平成20年1月23日参議院本会議 故山本孝史参議院議員哀悼演説(後半)-YouTube
- ↑ 尾辻秀久 公式WEBサイト政策・理念社会保障の拡充 1~3行目より
- ↑ 尾辻秀久 公式WEBサイト政策・理念生涯現役社会の実現 1~3行目より
- ↑ 尾辻秀久 公式WEBサイト政策・理念子供は日本の宝 1~2行目
- ↑ 尾辻秀久 公式WEBサイト政策・理念
- ↑ 尾辻秀久 公式WEBサイト政策・理念社会保障の拡充 5行目より
- ↑ 産経2013年7月22日尾辻氏「TPPずっと反対」オリジナル
- ↑ J-CAST テレビウォッチ2013年3月12日 TPP自民反対派で罵りあい!元厚労相VS農林族「ちょっと待て」「威張るな」
- ↑ 日本流通産業新聞2013年3月19日【全文掲載】自民党議連/薬ネット販売規制で議員立法提出へ
- ↑ 産経2013年7月22日【参院選】「9条改正すべきだ」鹿児島で圧勝の尾辻氏 オリジナル
- ↑ YouTube - 01.30 自民党・尾辻氏 新自由主義をバッサリ!
- ↑ 尾辻秀久 公式WEBサイト政策・理念ユニバーサル(共生)社会の実現5~6行目
- ↑ 尾辻秀久 公式WEBサイト政策・理念平和な国 3行目
- ↑ 尾辻秀久 公式WEBサイト政策・理念ユニバーサル(共生)社会の実現 7行目
- ↑ http://www.otsuji.gr.jp/mushinome.htmテンプレート:リンク切れ
- ↑ 政治家は全体を見る鳥の目と細かいところを見る虫の目が必要だが、自分は虫の目を持って政治活動に臨み、光のあたらないところに光をあてたいと言う意味。
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ 2010年3月11日 自民・尾辻参院会長、与謝野元財務相の勉強会に現れ「いいかげんにしろ!」などと激怒 - FNNニュース
- ↑ 「何で来るんだ!!」尾辻元厚労相が自民研究会講師の教授に罵声 - MSN産経ニューステンプレート:リンク切れ
- ↑ 日本会議HP 設立5周年(平成14年11月・設立5周年大会開催より)
- ↑ 神政連 WEB NEWS神道政治連盟国会議員懇談会
- ↑ 参議院HP 議員情報 尾辻 秀久
- ↑ 産経2013年10月18日 超党派157議員が靖国参拝 秋の例大祭では平成最多
- ↑ 一般社団法人 日本発達障害ネットワーク(JDDネット) 発達障害の支援を考える議員連盟
- ↑ 全国医師連盟 医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟のシンポジウム 2007年(H20年)4月12日
- ↑ apital 朝日新聞の医療サイト 薬ネット販売、新たな規制検討へ 自民議連、立法も視野
- ↑ 尾辻秀久HP 尾辻秀久プロフィール
- ↑ 民主党 柚木みちよしHP【 超党派イクメン議連発足しました! 】2012年6月13日 記事より
- ↑ CB NEWS 2011年8月9日 17:43 社会保障考える超党派研究会設立 オリジナル