野党
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
野党(やとう)とは、政府を構成せず行政を担当しない政党のこと。「政府から離れた在野の政党」からきている。対義語は与党。
概要
小選挙区制においてはデュヴェルジェの法則に従って二大候補が形成される傾向にあり、従って議会を占める政党は二大政党制がとられることになる。このような場合には政権の奪取に失敗した野党も未来の政府を構成する可能性が高く、公的な性格を帯びると認識される。
より比例代表制に重点をおいた選挙システムにおいては、複数の野党が形成される。このような多数野党は世界の一般である。
幾つかの民主主義国家においては長らく与党が固定されている場合には、形式的な平等主義をとってゲリマンダーによって野党に不利な選挙システムを構築される場合がある。
イギリスにおいては国王から野党第1党に対して公的地位があたえられており、「国王の王立野党」(His/Her Majesty's Loyal Opposition)との名称が与えられる。最大野党党首の存在する政党を公的野党と称することもある。
「ゆ党」
日本では、政権には参加しないものの、「野(や)党」と「与(よ)党」の中間にあって、与党と明確には対決せずに是々非々で臨む政党のことを、「ゆ党」と呼ぶことがある[1][2]。
脚注
関連項目
テンプレート:Poli-stub- ↑ ゆ党とは - コトバンク(2012年12月25日閲覧)
- ↑ テンプレート:Cite news