呉市二河野球場
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テンプレート:野球場情報ボックス 呉市二河野球場(くれし・にこうやきゅうじょう)は、広島県呉市の二河公園内にある野球場。施設は呉市が所有し、呉市体育振興財団が指定管理者として運営管理を行っている。
歴史
収容人数は、内野9900人、外野5100人である。 6基の夜間照明柱を完備しており、ナイターを行うことができ、1993年から2002年までは広島東洋カープのオープン戦と公式戦が各1試合程度開催されていた。公式戦は1999年以降行われていなかったものの、2007年8月21日に広島対横浜戦が8年ぶりに開催された。以降は築40年弱と老朽化の進む福山市民球場に代わりカープ主催ゲームが多く行われており、2011年以外は毎年試合日程に組まれている。
1954年に結成された新日本リーグでは、広島グリーンズ(広島カープ2軍)の本拠地であった。
瀬戸内海の温暖な地域にあるため、過去にはプロ野球のキャンプが張られた。鶴岡一人はこの近所の育ちで、それが理由からか南海ホークスが長くキャンプを張った。西鉄ライオンズも1953年にここでキャンプを行った[1]。カープも日南の前、1960年代の初めにはここでキャンプを張り、日南キャンプが始まってからも、二軍はここでキャンプを張った。大野豊の入団テストが行われたのもここである。近年も大韓民国の太平洋ドルフィンズのキャンプが行われたことがある。他にも近畿大学が1996年から春合宿を張るなど、大学野球のキャンプでも使用される。
鶴岡の他、浜崎真二、藤村富美男、広岡達朗など呉出身の著名選手は皆、この球場近くの出身である。
- プロ試合開催日はこれまでのところ他の多くの地方球場と同様平日ナイターのみである(オープン戦を除く)。
- 2011年度は、オープン戦、2軍戦も開催されない事が決まった。(三次きんさいスタジアムとのおおよそ2年毎の隔年使用が決まったが、2012年は前年に三次での試合が雨天中止になった影響か呉、三次両方で試合が行われた)
- 2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響でプロ野球開催が延期した事により、広島東洋カープはマツダスタジアムを使用できない(他球団に練習で貸出等)日は、二河球場で練習していた。
プロ野球開催記録
- (D)→デイゲーム
- (N)→ナイトゲーム
オープン戦
- 1997年3月9日(D) 広3-西0 勝:山内 S:白井 敗:横田 本塁打:無し <観客>6,000人
- 1998年3月8日(D) 広7-ヤ0 勝:長谷川 敗:田畑 本塁打:無し <観客>6,000人
- 1999年3月14日(D) 広1-日3 勝:金村 S:シュールストロム 敗:紀藤 本塁打:江藤1号 <観客>5,000人
- 2002年3月17日(D) 広6-ダ1 勝:鶴田 敗:倉野 本塁打:小久保3号・東出2号・新井5号 <観客>10,000人
公式戦
- 1995年7月11日(N) 広3-神1 勝:大野 S:佐々岡 敗:郭李 本塁打:桧山6号・金本16号 <観客>15,000人
- 1995年8月11日(N) 広4-横8 勝:田辺 敗:紀藤 本塁打:秋元5号・緒方6号 <観客>14,000人
- 1996年7月3日(N) 広8-横2 勝:前間 敗:三浦 本塁打:江藤17号 <観客>14,000人
- 1997年8月21日(N) 広3-中2 勝:高橋英 敗:中山 本塁打:野村10号 <観客>14,000人
- 1999年8月3日(N) 広5-横8 勝:阿波野 S:五十嵐 敗:紀藤 本塁打:谷繁5号・金本20号・江藤16号・嶋1号 <観客>14,000人
- 2007年8月21日(N) 広4-横9 勝:寺原 敗:小山田 本塁打:村田20号 <観客> 13,010人
- 2008年8月4日(N) 広12-ヤ11 勝:横山 S:永川 敗:押本 本塁打:ガイエル11号 <観客> 12,619人
- 2009年5月28日(N) 広4-ロ3 勝:ルイス S:永川 敗:小林宏 本塁打:サブロー7号 <観客> 12,048人
- 2010年5月13日(N) 広4-楽6 勝:永井 S:川岸 敗:青木高 本塁打:廣瀬2号 <観客> 13,047人
- 2012年4月17日(N) 広3-De0 勝:大竹 S:サファテ 敗:国吉 本塁打:梵1号、廣瀬1号 <観客> 11,851人
- 2013年5月17日(N) 広12-オ1 勝:野村 敗:海田 <観客> 13,094人
施設概要
交通
- 西日本旅客鉄道呉線呉駅から広島電鉄焼山・熊野・苗代方面行き(昭和支所経由)で「上山手橋」もしくは「二河公園」下車
- 呉駅から徒歩約20分
- 広島バスセンターから広島電鉄・中国JRバス呉行き高速バス(クレアライン経由)で「体育館前」下車
- プロ野球開催にあたり、当球場で開催される際は呉駅からの臨時シャトルバスや臨時列車の設定は無い。さらに臨時の無料駐車場もなく、近隣のコインパーキングを利用する必要がある。しかし公共交通機関の利用を呼び掛けている。
- 近年、プロ野球開催は平日ナイターが基本でこういったアクセス面で大きな課題を抱えている。2014年3月現在、西日本旅客鉄道呉線呉駅の広島駅方面の最終列車は23:12発で徒歩20分以上は費やす事を考えれば、試合を最後まで観戦できない可能性もある。