加古川バイパス
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テンプレート:Infobox road 加古川バイパス(かこがわバイパス)は、兵庫県明石市魚住町清水から同県高砂市阿弥陀町魚橋に至る国道2号バイパスである。別名播磨国道(はりまこくどう)。阪神高速道路 - 第二神明道路 - 加古川バイパス - 姫路バイパス - 太子竜野バイパスと相互接続された阪神・播磨間臨海地域の一大バイパス群を形成する。
概要
国道2号の渋滞緩和と播磨工業地帯と京阪神との連絡道路として計画され、日本万国博覧会の関連事業として事業化され1970年3月に開通した。加古川市を横断し、東は第二神明道路(有料)、西は姫路バイパス(2000年12月11日より無料開放)にそれぞれ直結する。開通当初から無料である。
全線にわたってアップダウンが多く、渋滞の原因となっている。追突など事故も多い。しばしば各出口の先の信号待ちの車列が本線まで溢れる。昼夜問わず80 - 100km/hで流れているが、本線にオービスが設置され、また高速隊のパトカーや白バイなどによる取締りも行われている。
近年、設備の陳腐化と改良余地が指摘され、ランプ改良・見通し改善などを柱とする加古川バイパスリニューアル事業が推進中である。
加古川市野口町坂元に加古川中央JCTを設け、山陽自動車道を経て国道175号へ接続する東播磨南北道路が2014年3月23日に供用開始した。
キロポストは起点側より「65.5」から設置されているが、これは国道2号のキロポストをバイパスにも採用しているためである。
道路の位置関係
(阪神高速) - 3号神戸線 - 第二神明 - 加古川バイパス - 姫路バイパス - 太子竜野バイパス - (相生・岡山方面)
インターチェンジなど
- 上側が起点側、下側が終点側。
施設名 | 接続路線名 | 大阪から (km) |
所在地 |
---|---|---|---|
第二神明道路 神戸・大阪方面 | |||
明石西ランプ | 県道514号志染土山線 | 65.4 | 明石市 |
加古川東ランプ | 県道383号八幡別府線 | 69.5 | 加古川市 |
加古川中央JCT | 東播磨南北道路 | ||
加古川ランプ | 県道18号加古川小野線 | 72.9 | |
加古川西詰ランプ | 県道79号高砂加古川加西線 | 73.9 | |
加古川西ランプ | 県道43号高砂北条線 | 75.7 | |
高砂北ランプ | 国道2号 | 77.7 | 高砂市 |
姫路バイパス 岡山・姫路方面 |
沿革
- 1960年 : 日本万国博覧会関連事業として事業化。用地買収着手(一部は弾丸列車のために買収済みの用地を使用)。
- 1964年 : 工事着手(建設省直轄施工)。
- 1970年
- 1975年12月 : 姫路バイパスと接続。
- 1988年11月 : 加古川バイパスリニューアル懇話会設置。
- 2014年3月23日 : 加古川中央JCT 供用開始に伴い東播磨南北道路と接続。
交通量
2010年
区間 | 観測地点 | 交通量 | 昼間 混雑度 |
昼間平均旅行速度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
2010年 | 前回比 | 上り | 下り | |||
明石西IC-加古川東ランプ | 加古川市加古川町溝ノ口 | 9万5593台 | -6958台 | 1.03 | 59.0km/h | 57.0km/h |
加古川東ランプ-加古川ランプ | 53.3km/h | 66.1km/h | ||||
加古川ランプ-加古川西詰ランプ | 加古川市東神吉町砂部 | 9万3258台 | -9293台 | 49.1km/h | 63.8km/h | |
加古川西詰ランプ-加古川西ランプ | 56.4km/h | 64.1km/h | ||||
加古川西ランプ-高砂北ランプ | 8万9544台 | -8961台 | 1.22 | 60.3km/h | 73.5km/h | |
平均 | 9万3449台 | -8293台 | 1.07 | 55.6km/h | 64.9km/h |
2005年
平日24時間交通量(平成17年度道路交通センサス)
- 加古川市東神吉町砂部 : 102,551