作手村
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作手村(つくでむら)は、愛知県北東部の南設楽郡に位置した村。2005年10月1日に、(旧)新城市、南設楽郡鳳来町と合併し、新城市になった。現在旧村域は全て「新城市作手xx」と呼称し、旧村名を残している。
目次
地理
平均標高550mで、村域の9割が森林である。村の北部は愛知高原国定公園を形成し、南部には本宮山がある。
山: 本宮山(789m)、竜頭山(752m)、巴山(720m)、御岳山(664m)、雁峰山(629m)、彦坊山(538m)
隣接する自治体
村名の由来
作手の名の由来は諸説ある。荘園時代に「作手権」と称する私有権が認められた水田があった名残りとする説、古代に当村にあった湖が干上がって広大な湿原と化し、その湿原を意味する「くて」がなまったとする説などがある。
歴史
- 律令制の三河国の設楽郡の多原郷、黒瀬郷にあたる。
- 戦国時代は、奥平氏の本拠地だった。
- 江戸時代初期、村域で作手藩が立藩したものの、その後、村域は挙母藩、磐城平藩、旗本・寺社の領地であった。
- 1906年(明治39年)5月1日 - 巴、田原、菅沼、高松、田代、杉平、保永、荒原、大和田の9村が合併して、作手村が誕生する。
- 1947年(昭和22年) - 第1回村長選実施
- 1948年(昭和23年)2月1日 - 東加茂郡下山村の一部(北中河内)が、作手村に編入。
- 1972年(昭和47年) - 甘泉寺のコウヤマキが国の天然記念物指定を受ける
- 1973年(昭和48年) - 長ノ山湿原が愛知県の天然記念物指定を受ける
- 1975年(昭和50年) - 郷土資料館開館。本宮山スカイライン開通
- 1976年(昭和51年) - 第1回郷土芸能祭開催
- 1977年(昭和52年) - 第1回老人体育祭開催
- 1980年(昭和55年) - 大府市野外教育センターが完成
- 1985年(昭和60年) - 村営バス運行開始
- 1987年(昭和62年) - 作手村歴史民俗資料館開館
- 1998年(平成10年) - 創造の森城山公園開園
- 2005年(平成17年)10月1日 - (旧)新城市、南設楽郡鳳来町と合併し、新城市になる。
行政
- 最後の村長: 齋藤善英 なお、齋藤は合併後の新城市において市長が選出されるまで市長職務執行者を務めた。
行政機構
姉妹都市・提携都市
国内
- 武豊町
- 1984年、友好町村提携
観光
教育
交通
道路
- 一般国道
- 主要地方道
- 一般県道
- 一般有料道路
- 主要な村道
- 田原愛郷線
- 高里千万町線
- 鴨ヶ谷弓木線
- 見代和田線
- 小田勘蔵線
- 守義愛郷線
- 守義豊邦線
- 菅沼笠井嶋線
- 寺ノ入線
- 新木和田菅沼線
- 善夫愛郷線
- 中河内田原線
- 田原木和田線
- 清岳野郷線
- 相寺宮崎線
- 野郷赤羽根線
- 田代古戸線
- 菅沼守義線
- 山中線
- 田原羽布線
- 長者平千万町線
- 清岳千万町線
- 北中河内線
- 川合宮崎線
- 田代荒原線
- 吉ノ口線
- 上小林赤羽根線
路線バス
- 豊鉄バス 新城車庫前-戸津呂-高里
- 作手村営バス
- くらがり渓谷(額田町)-高里-上菅沼-守義-鳴沢橋
- 戸津呂-大和田