ワールドシリーズ

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テンプレート:スポーツリーグ ワールドシリーズテンプレート:Lang-en)は、野球メジャーリーグベースボール(MLB)における優勝決定戦。毎年レギュラーシーズン終了後の10月に、ナショナルリーグアメリカンリーグのそれぞれの優勝チームどうしが戦い、その年の王座を争う。シリーズ優勝チームにはMLB機構コミッショナーから優勝トロフィー "コミッショナーズ・トロフィー" が贈呈される。また、チームも優勝記念にチャンピオンリングを製作し、選手らに贈るのが慣例となっている。俗称は秋の祭典(Fall Classic)。

MLBは北米に展開するプロ野球リーグであり、30球団中29球団はアメリカ合衆国内に本拠地を置いている。MLBを含む北米4大プロスポーツリーグに共通する特徴として、優秀な選手が世界中から北米リーグに集まる流れが確立されているということがあるため、その競技においては北米リーグでの優勝――野球ではこのワールドシリーズの制覇――が実質的な世界一ということができる[1][2]。ただし、北米四大スポーツリーグの優勝決定戦で名称にワールド(世界)と冠しているのはワールドシリーズのみである[† 1]。2010年には、MLBに次ぐ規模を持つ日本プロ野球との間でワールドシリーズ王者と日本選手権シリーズ王者を対戦させる "グローバル・ワールドシリーズ" 開催が検討されていることが明らかになったが[3]、未だ実現には至っていない。

シリーズの名称にワールドという単語が入った由来として、ニューヨーク州ニューヨークで発行されていた日刊紙『ニューヨーク・ワールド』がスポンサーをしていたため、という説があるがこれは誤りである[4]。実際には、19世紀に7年間開催されたナショナルリーグとアメリカン・アソシエーションの優勝チームによる選手権が、大仰な表現を好む当時の風潮から次第にワールドシリーズと呼ばれるようになり、これが1903年に始まって以来現在まで続くものに受け継がれた。19世紀のシリーズと現在のシリーズは、同じものとしては扱われず区別されている。現在のシリーズは、1904年1994年の2度の中止を除いて毎年開催され、2013年終了時点で開催回数は109回を数える。

経済誌『フォーブス』の2013年10月の発表によれば、ワールドシリーズのブランド価値は金額にして1億3500万ドルになるといい、これは全世界のスポーツイベントの中で5番目に高い[† 2][5]。一方で、全米テレビ中継の平均視聴率が1980年の32.8%をピークに下がり続けており[6]2012年には7.6%で最低記録を更新するなど[7]、課題も抱えている。

現在の仕組み

ワールドシリーズまでの道のり

アメリカンリーグ
西地区 中地区 東地区
ヒューストン・アストロズ シカゴ・ホワイトソックス ボルチモア・オリオールズ
ロサンゼルス・エンゼルス クリーブランド・インディアンス ボストン・レッドソックス
オークランド・アスレチックス デトロイト・タイガース ニューヨーク・ヤンキース
シアトル・マリナーズ カンザスシティ・ロイヤルズ タンパベイ・レイズ
テキサス・レンジャーズ ミネソタ・ツインズ トロント・ブルージェイズ
ナショナルリーグ
西地区 中地区 東地区
アリゾナ・ダイヤモンドバックス シカゴ・カブス アトランタ・ブレーブス
コロラド・ロッキーズ シンシナティ・レッズ マイアミ・マーリンズ
ロサンゼルス・ドジャース ミルウォーキー・ブルワーズ ニューヨーク・メッツ
サンディエゴ・パドレス ピッツバーグ・パイレーツ フィラデルフィア・フィリーズ
サンフランシスコ・ジャイアンツ セントルイス・カージナルス ワシントン・ナショナルズ

メジャーリーグベースボールの30球団は、15球団ずつがアメリカンリーグナショナルリーグに分かれ、さらに両リーグとも5球団ずつ東・中・西の3地区に分かれている(右表参照)。各球団は同リーグ同地区との対戦を中心に、レギュラーシーズン162試合を戦う。この結果、各地区で最も勝率が高い球団(計6球団)が地区優勝となる。また、地区優勝できなかった球団のうち、各リーグの勝率上位2球団ずつ(計4球団)は地区に関係なくワイルドカードとなる。この10球団がポストシーズンへ進出する。この際、地区首位1枠やワイルドカード2枠にそれよりも多い数のチームが並んだ場合は、レギュラーシーズンの延長として当該球団によるプレイオフが開催される。

ポストシーズンでは、まずワイルドカード球団どうしが1試合で勝敗を決する "ワイルドカードゲーム" が行われる。この試合に勝った球団が、地区優勝球団も登場する次の "ディビジョンシリーズ" (地区シリーズ)へ進む。このシリーズでは、それぞれのリーグで地区優勝球団とワイルドカードゲーム勝者の4球団が2組に分かれて対戦し、最大5試合で先に3勝したほうが勝ち抜けとなる。そしてディビジョンシリーズの勝者どうしが、続いて "リーグチャンピオンシップシリーズ" (リーグ優勝決定戦)で相見える。同シリーズは最大7試合で先に4勝したほうが勝利し、シリーズ名のとおりリーグ優勝となる。それぞれのリーグでこのチャンピオンシップシリーズを制した球団が、ワールドシリーズへ進出する。

試合方式

ワールドシリーズはリーグチャンピオンシップシリーズと同じく、最大7試合で先に4勝した球団が優勝となる。どちらかの球団が4勝に到達した時点でシリーズは終了となり、以降の試合は行われない。

シリーズは片方の球団の本拠地で第1・2・6・7戦を、もう片方の球団の本拠地で第3・4・5戦を開催する。どちらの球団の本拠地でシリーズが開幕するかは、オールスターゲームの結果による。オールスターゲームでアメリカンリーグが勝利すればアメリカンリーグ優勝球団の本拠地で、ナショナルリーグが勝利すればナショナルリーグ優勝球団の本拠地で、その年のシリーズが始まることになる。またこの結果に関係なく、アメリカンリーグ優勝球団の本拠地での試合では指名打者制が採用される。

歴史

19世紀の優勝決定戦

現在のメジャーリーグベースボールを構成しているのはナショナルリーグテンプレート:By創設)とアメリカンリーグテンプレート:By創設)の2リーグである。しかし、今日において "メジャーリーグ" として認定されているリーグは、歴史上はこの他にもいくつか存在していた。アメリカンリーグ発足前に運営されていた "メジャーリーグ" のうち、比較的長く10年間続いたアメリカン・アソシエーションは、ナショナルリーグとの間で協定を結び、それぞれのリーグの優勝チームどうしを対戦させていた。テンプレート:Byからテンプレート:Byまで開催されていたこの選手権もワールドシリーズと呼ばれていたが、現在のワールドシリーズとは区別される存在である[8]

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NAPBBP創設初年度のシーズン優勝を果たし、初の "全米王者" となったフィラデルフィア・アスレチックス

ナショナルリーグは、初のプロ野球リーグである全米プロ野球選手協会(NAPBBP)を前身としている。テンプレート:Byに創設されたNAPBBPは、選手と賭博師との癒着をはじめとする数々の問題を抱えわずか5年で消滅したが、このリーグ戦で優勝したチームが全米王者であるということを初めて打ち出した点で大きな意味を持つ[9]。初代の "全米王者" はフィラデルフィア・アスレチックス(現在のオークランド・アスレチックスとは別球団)であり、翌テンプレート:Byからテンプレート:Byまではボストン・レッドストッキングス(現在のアトランタ・ブレーブス)が4連覇を果たした。NAPBBPでは優秀な選手の引き抜きが激しく[10]、レッドストッキングスが4年連続で優勝できたのも後援者の資金力によるところが大きい[11]

1876年、NAPBBPに参加していたシカゴ・ホワイトストッキングス(現在のシカゴ・カブス)の代表ウィリアム・ハルバートが中心となって、新たにナショナルリーグが発足する。新リーグ初年度は4月22日から10月21日にかけて8チームで争われ、ホワイトストッキングスが52勝14敗で優勝した[12]。このナショナルリーグが、現在 "メジャーリーグ" として認定されているリーグの中で最初にできたものである。そしてこの年からテンプレート:Byまでの6年間は、ナショナルリーグが唯一の "メジャーリーグ" だった。ただナショナルリーグができて間もない頃は、それ以外にも多くのプロ野球チームが活動しており、中にはナショナルリーグ加盟チームより優れた実力を有するチームもあった[13]。ナショナルリーグはそのようなチームを取り込んでいく一方、経営難から日程を消化できないチームが出てくれば、それがたとえ初代 "全米王者" のアスレチックスであっても容赦なく除名して解散に追い込んだ。

1881年秋、ナショナルリーグに対抗する組織としてアメリカン・アソシエーションの創設が決まり、翌テンプレート:Byからリーグ戦が開始される。アメリカン・アソシエーションが主な客層として狙いをつけたのはブルーカラーだった。ナショナルリーグは、ハルバートが社会的地位の高い人々への浸透を目指す思想を持っており[14]日曜日に試合を開催しなかったため、労働者の多くは球場へ足を運ぶ時間的余裕がなかった[15]。アメリカン・アソシエーションはこの層を取り込むため日曜日にも試合を行い、またナショナルリーグが禁止している球場でのの販売も認めた。結果、アメリカン・アソシエーションは1年目にしてナショナルリーグよりも多くの観客を集めた[16]。この年の4月にリーグ会長だったハルバートを亡くしていたナショナルリーグは、テンプレート:Byにアメリカン・アソシエーションと協定を結ぶ。この協定には選手契約に関することなどとともに、両リーグの優勝チームどうしによる選手権の開催も盛り込まれた[16]

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1884年のワールドシリーズを制したプロビデンス・グレイズ

1884年のシーズン、ナショナルリーグではプロビデンス・グレイズが、アメリカン・アソシエーションではニューヨーク・メトロポリタンズが、それぞれ優勝した。そして10月23日から25日の3日間、両チームによる3連戦がニューヨーク州マンハッタンポロ・グラウンズで行われ、グレイズが3連勝した。年間王者をポストシーズンによって公式に決めた事例はこれが初めてのことだった[17]。元々この3連戦は全米選手権(The Championship of the United States)とされていたにもかかわらず、多くの新聞がグレイズを世界王者と称するようになり[18]、シリーズそのものもワールドシリーズという呼び名が定着した[4]1880年代はこうした大げさな物言いが流行した時代だった[19]。この1884年は、ナショナルリーグとアメリカン・アソシエーションに次ぐ第三の "メジャーリーグ" としてユニオン・アソシエーションも活動しており、セントルイス・マルーンズが優勝したが、このリーグはナショナルリーグらに対抗して創設されたリーグであり、マルーンズはワールドシリーズには参加していない。ユニオン・アソシエーションは1年限りで解散し、マルーンズはテンプレート:Byからナショナルリーグへ移る。

1885年以降もナショナルリーグとアメリカン・アソシエーションによるワールドシリーズは継続して行われた。前年の第1回シリーズが3試合だったからといって、それからずっと3試合シリーズで固定だったのかというとそうではなく、年によって試合数はまちまちであった。1885年はナショナルリーグのホワイトストッキングスとアメリカン・アソシエーションのセントルイス・ブラウンズ(現在のセントルイス・カージナルス)による対戦が7試合組まれたが、3勝3敗1分で決着がつかなかった。最も試合数が多かったのはテンプレート:Byで、ナショナルリーグのデトロイト・ウルバリンズとアメリカン・アソシエーションのブラウンズの対戦は15試合行われ、ウルバリンズが10勝5敗でブラウンズを下した。この年から優勝チームには、ゴーハム社がデザインし製造したドーブレイ・カップというトロフィーが、女優ヘレン・ドーブレイから授与されるようになった。トロフィーは優勝を3度したチームに永久保持の権利が与えられ、それまでは前年の優勝チームから一旦返還されて次の優勝チームに渡ることになっていた。1887年のシリーズでは、怪我のためほとんど出場できなかったウルバリンズのダン・ブローザースが試合前のフィールドに出てきて、トロフィーを本塁の上に置いて見せていたという[20]

両リーグの制度によって給料を低く抑えられていた選手たちが、テンプレート:Byに第四の "メジャーリーグ" としてプレイヤーズ・リーグを立ち上げた。新リーグは多くのスター選手を引き抜くことに成功し、観客動員ではナショナルリーグを上回ったものの、リーグ間での客の奪い合いなどが原因で経営的には失敗となり、シーズンはこの1年のみで終わった[21]。この年のワールドシリーズは、ナショナルリーグのブルックリン・ブライドグルームス(現在のロサンゼルス・ドジャース)とアメリカン・アソシエーションのルイビル・カーネルズの対戦で、7試合で3勝3敗1分の引き分けだった。プレイヤーズ・リーグ優勝のボストン・レッズは不参加で、リーグ消滅を受けて翌テンプレート:Byはアメリカン・アソシエーションに加盟する。ただそのアメリカン・アソシエーションも前年のプレイヤーズ・リーグとの競合、そして同リーグの消滅によって起きたナショナルリーグとの選手獲得競争によって大きな打撃を受けた[21]。この年のシーズン優勝チームは、ナショナルリーグがボストン・ビーンイーターズ(現在のアトランタ・ブレーブス)、アメリカン・アソシエーションはプレイヤーズ・リーグから移籍のレッズで、どちらもマサチューセッツ州ボストンに本拠地を置く球団だった。しかしワールドシリーズは開催されず、シーズン終了後にアメリカン・アソシエーションはナショナルリーグに吸収される形で10年の歴史に幕を下ろした。

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ワールドシリーズ優勝トロフィーとして制作されたドーブレイ・カップを永久保持する権利を得たのは、ワールドシリーズ優勝が1度もないボストン・ビーンイーターズだった

結果的には、19世紀のワールドシリーズは勝者が決まらなかった1890年を最後に終了となった。テンプレート:By、唯一の "メジャーリーグ" となったナショナルリーグは2シーズン制を導入した上で、前期優勝のビーンイーターズと後期優勝のクリーブランド・スパイダーズとの年間王者決定戦を行い、ビーンイーターズが勝利した[22]。そしてビーンイーターズは1シーズン制に戻されたテンプレート:Byシーズンも優勝し、1891年からのナショナルリーグ3連覇を達成する。これによりビーンイーターズはドーブレイ・カップの永久保持が認められた。1893年11月12日、ビーンイーターズ投手ヘンリー・ガストライトケンタッキー州ニューポートでトロフィーを展示したのを最後に、トロフィーは公の場から姿を消し行方がわからなくなった[23]

テンプレート:Byからナショナルリーグは、ポストシーズンとして新たにテンプル・カップ(Temple Cup)を導入した。レギュラーシーズン優勝チームと2位のチームが7戦4勝制のシリーズを戦うもので、ピッツバーグ・パイレーツのオーナーのウィリアム・チェイス・テンプルがリーグへ寄贈したトロフィーが勝利チームに授与される。ただし、ナショナルリーグ王者はあくまでもレギュラーシーズン優勝チームであり、2位チームがテンプル・カップで勝ってもリーグ王者とはならない[24]。結局、このシリーズはファンの興味を惹くことができず、テンプレート:Byのシリーズをもって終了した[4][25]。4年間でレギュラーシーズンとテンプル・カップの両方を制したのはテンプレート:Byボルチモア・オリオールズ現在の同名球団とは異なる)だけで、残りの3年はいずれも2位チームがテンプル・カップを手にした。テンプレート:Byテンプレート:Byの2シーズンはレギュラーシーズンのみを行ったのち、テンプレート:Byにはテンプル・カップと同様の試みとして、ペンシルベニア州ピッツバーグの地元紙『ピッツバーグ・クロニクル=テレグラフ』によるクロニクル=テレグラフ・カップ(Chronicle-Telegraph Cup)が開催されたが、これもその年1度きりで定着はしていない。

ワールドシリーズの創設

19世紀には都合4つの "メジャーリーグ" が存在していたが、アメリカ合衆国ではそれ以外にも各地でプロ野球リーグが運営されていた。その中のひとつで中西部に展開していたウェスタン・リーグが、リーグの名称をアメリカンリーグへ変更した上で、テンプレート:Byのシーズンから "メジャーリーグ" になると表明する。新リーグは加盟8チームのうち、3チームをナショナルリーグのチームが本拠地にしている都市(マサチューセッツ州ボストンイリノイ州シカゴペンシルベニア州フィラデルフィア)に、さらに3チームをかつてナショナルリーグのチームがあった都市(メリーランド州ボルチモアオハイオ州クリーブランドワシントンD.C.)に、それぞれ配した[26]。また、テンプレート:Byから唯一の "メジャーリーグ" となっていたナショナルリーグがその独占的地位を利用して選手の報酬を低く抑えていたため、アメリカンリーグは報酬に上限を設けない方針を採ることでナショナルリーグから多くの選手を引き抜く[27]。このときナショナルリーグからアメリカンリーグへ移籍した選手の中には、サイ・ヤングナップ・ラジョイジョン・マグローなど、後に殿堂入りするような選手も含まれていた。

テンプレート:By以来10年ぶりに2つの "メジャーリーグ" が並立することになった1901年のシーズンは、ナショナルリーグが観客動員でアメリカンリーグを上回った。しかしテンプレート:Byになると、発足2年目のアメリカンリーグが観客動員でナショナルリーグを逆転する。発足1年目のシーズンを終えたアメリカンリーグは、新たに1チームを既にナショナルリーグのチームが本拠地にしているミズーリ州セントルイスへ移転させていた。1902年は両リーグがともにチームを置いていた4都市全てで、アメリカンリーグのチームがナショナルリーグのチームより多くの観客を集めた[28]。ファンは、よりレベルの高いアメリカンリーグを選んだのだった[26]。これを受けて、ナショナルリーグは競争から協調へ路線を変更する。テンプレート:By1月、ナショナルリーグとアメリカンリーグは協定を結ぶ。この協定では、両リーグがお互いを "メジャーリーグ" として認め、全チームの球団代表の中から選ばれたひとりと両リーグ会長の計3人からなるナショナル・コミッションが設置されることになった[29]。ただこの際、1883年のナショナルリーグとアメリカン・アソシエーションが結んだ協定とは異なり、両リーグの優勝チームどうしによる選手権シリーズの開催は決まっていない。

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第1回ワールドシリーズの第3戦を前にしたハンティントン・アベニュー・グラウンズの様子

1903年、ナショナルリーグではピッツバーグ・パイレーツが、アメリカンリーグではボストン・アメリカンズ(現在のボストン・レッドソックス)が、それぞれリーグ優勝を果たす。そしてシーズンが終盤に差し掛かっていた9月に両チームのオーナーが会談し、レギュラーシーズン終了後に9戦5勝制のシリーズを開催することで合意した[26]。ナショナル・コミッションの下で実施されるのではなく、あくまでパイレーツとアメリカンズが独自に行うものだが、2つの "メジャーリーグ" の優勝チームどうしによる選手権シリーズはテンプレート:By以来の開催となる。これが現在まで続くワールドシリーズの第1回とされている。10月1日にアメリカンズの本拠地ハンティントン・アベニュー・グラウンズで、アメリカンズ先発投手のヤングが第1球を投じてシリーズが開幕し、パイレーツが7-3で勝利した[30]。シリーズは初戦をものにしたパイレーツが第4戦まで3勝1敗と有利に進めていたものの、アメリカンズが第5戦から第8戦まで4連勝して逆転し、5勝3敗のアメリカンズが初代王者となった。

テンプレート:Byのシーズンは、ナショナルリーグはニューヨーク・ジャイアンツ(現在のサンフランシスコ・ジャイアンツ)が制し、アメリカンリーグはアメリカンズが2連覇を達成する。しかしこの年はワールドシリーズは行われなかった。前年のシリーズがナショナル・コミッションの下での開催ではなかったため、ジャイアンツがアメリカンズとの対戦を拒否したのが原因だった。ジャイアンツの球団オーナーは「ナショナルリーグ優勝チームはマイナーリーグ王者と名誉をかけて戦わなければならない、なんてリーグ競技規則のどこにも書いてないじゃないか」と主張したという[31]。ナショナル・コミッションは、テンプレート:Byからワールドシリーズの実施を規則で正式に定めた[29]。1905年のナショナルリーグを前年に引き続き制したジャイアンツはこの規則に従って同年のワールドシリーズには出場し、アメリカンリーグ優勝のフィラデルフィア・アスレチックス(現在のオークランド・アスレチックス)を4勝1敗で下して王座を獲得した。

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結果・成績

1903年にワールドシリーズが創設されたときからリーグに参加している16チームは、いずれも2回以上の優勝を経験している。最も早く2度目の優勝を達成したのは1907年1908年のシリーズを連覇したシカゴ・カブスである。ただし球団史上において優勝はこの2度だけで、翌年からは現在まで優勝から100年以上も遠ざかっている。2度目の優勝が最も遅かったのは、2008年に2度目の優勝を果たしたフィラデルフィア・フィリーズである。

一方、テンプレート:By以降のエクスパンションによって創設された14チームのうち、2回以上の優勝を経験しているのはニューヨーク・メッツトロント・ブルージェイズマイアミ・マーリンズの3チームのみである。優勝経験があるチーム数も6チームにとどまり、ワシントン・ナショナルズおよびシアトル・マリナーズのように未だシリーズ出場すらないチームや、ヒューストン・アストロズおよびコロラド・ロッキーズのようにシリーズ出場経験はあるが白星を挙げた経験がない球団もある。また、エクスパンションによって創設されたチームどうしの対戦は実現していない。

歴代のシリーズ結果

アメリカンリーグ所属チーム
ナショナルリーグ所属チーム
E 1961年以降のエクスパンションによって創設されたチーム
開催年 優勝チーム 優勝回数 成績 星取表 敗戦チーム
1 2 3 4 5 6 7 8
1 1903 ボストン・アメリカンズ 初優勝 5-3 ピッツバーグ・パイレーツ
1904 ナショナルリーグ側の対戦拒否により中止
2 1905 ニューヨーク・ジャイアンツ 初優勝 4-1 フィラデルフィア・アスレチックス
3 1906 シカゴ・ホワイトソックス 初優勝 4-2 シカゴ・カブス
4 1907 シカゴ・カブス 初優勝 4-0 デトロイト・タイガース
5 1908 シカゴ・カブス テンプレート:02年連続テンプレート:02回目 4-1 デトロイト・タイガース
6 1909 ピッツバーグ・パイレーツ 初優勝 4-3 デトロイト・タイガース
7 1910 フィラデルフィア・アスレチックス 初優勝 4-1 シカゴ・カブス
8 1911 フィラデルフィア・アスレチックス テンプレート:02年連続テンプレート:02回目 4-2 ニューヨーク・ジャイアンツ
9 1912 ボストン・レッドソックス テンプレート:09年ぶりテンプレート:02回目 4-3 ニューヨーク・ジャイアンツ
10 1913 フィラデルフィア・アスレチックス テンプレート:02年ぶりテンプレート:03回目 4-1 ニューヨーク・ジャイアンツ
11 1914 ボストン・ブレーブス 初優勝 4-0 フィラデルフィア・アスレチックス
12 1915 ボストン・レッドソックス テンプレート:03年ぶりテンプレート:03回目 4-1 フィラデルフィア・フィリーズ
13 1916 ボストン・レッドソックス テンプレート:02年連続テンプレート:04回目 4-1 ブルックリン・ロビンス
14 1917 シカゴ・ホワイトソックス 11年ぶりテンプレート:02回目 4-2 ニューヨーク・ジャイアンツ
15 1918 ボストン・レッドソックス テンプレート:02年ぶりテンプレート:05回目 4-2 シカゴ・カブス
16 1919 シンシナティ・レッズ 初優勝 5-3 シカゴ・ホワイトソックス
17 1920 クリーブランド・インディアンス 初優勝 5-2 ブルックリン・ロビンス
18 1921 ニューヨーク・ジャイアンツ 16年ぶりテンプレート:02回目 5-3 ニューヨーク・ヤンキース
19 1922 ニューヨーク・ジャイアンツ テンプレート:02年連続テンプレート:03回目 4-0 ニューヨーク・ヤンキース
20 1923 ニューヨーク・ヤンキース 初優勝 4-2 ニューヨーク・ジャイアンツ
21 1924 ワシントン・セネタース 初優勝 4-3 ニューヨーク・ジャイアンツ
22 1925 ピッツバーグ・パイレーツ 16年ぶりテンプレート:02回目 4-3 ワシントン・セネタース
23 1926 セントルイス・カージナルス 初優勝 4-3 ニューヨーク・ヤンキース
24 1927 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:04年ぶりテンプレート:02回目 4-0 ピッツバーグ・パイレーツ
25 1928 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:02年連続テンプレート:03回目 4-0 セントルイス・カージナルス
26 1929 フィラデルフィア・アスレチックス 16年ぶりテンプレート:04回目 4-1 シカゴ・カブス
27 1930 フィラデルフィア・アスレチックス テンプレート:02年連続テンプレート:05回目 4-2 セントルイス・カージナルス
28 1931 セントルイス・カージナルス テンプレート:06年ぶりテンプレート:02回目 4-3 フィラデルフィア・アスレチックス
29 1932 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:05年ぶりテンプレート:04回目 4-0 シカゴ・カブス
30 1933 ニューヨーク・ジャイアンツ 11年ぶりテンプレート:04回目 4-1 ワシントン・セネタース
31 1934 セントルイス・カージナルス テンプレート:04年ぶりテンプレート:03回目 4-3 デトロイト・タイガース
32 1935 デトロイト・タイガース 初優勝 4-2 シカゴ・カブス
33 1936 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:04年ぶりテンプレート:05回目 4-2 ニューヨーク・ジャイアンツ
34 1937 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:02年連続テンプレート:06回目 4-1 ニューヨーク・ジャイアンツ
35 1938 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:03年連続テンプレート:07回目 4-0 シカゴ・カブス
36 1939 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:04年連続テンプレート:08回目 4-0 シンシナティ・レッズ
37 1940 シンシナティ・レッズ 21年ぶりテンプレート:02回目 4-3 デトロイト・タイガース
38 1941 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:02年ぶりテンプレート:09回目 4-1 ブルックリン・ドジャース
39 1942 セントルイス・カージナルス テンプレート:08年ぶりテンプレート:04回目 4-1 ニューヨーク・ヤンキース
40 1943 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:02年ぶり10回目 4-1 セントルイス・カージナルス
41 1944 セントルイス・カージナルス テンプレート:02年ぶりテンプレート:05回目 4-2 セントルイス・ブラウンズ
42 1945 デトロイト・タイガース 10年ぶりテンプレート:02回目 4-3 シカゴ・カブス
43 1946 セントルイス・カージナルス テンプレート:02年ぶりテンプレート:06回目 4-3 ボストン・レッドソックス
44 1947 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:04年ぶり11回目 4-3 ブルックリン・ドジャース
45 1948 クリーブランド・インディアンス 28年ぶりテンプレート:02回目 4-2 ボストン・ブレーブス
46 1949 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:02年ぶり12回目 4-1 ブルックリン・ドジャース
47 1950 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:02年連続13回目 4-0 フィラデルフィア・フィリーズ
48 1951 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:03年連続14回目 4-2 ニューヨーク・ジャイアンツ
49 1952 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:04年連続15回目 4-3 ブルックリン・ドジャース
50 1953 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:05年連続16回目 4-2 ブルックリン・ドジャース
51 1954 ニューヨーク・ジャイアンツ 21年ぶりテンプレート:05回目 4-0 クリーブランド・インディアンス
52 1955 ブルックリン・ドジャース 初優勝 4-3 ニューヨーク・ヤンキース
53 1956 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:03年ぶり17回目 4-3 ブルックリン・ドジャース
54 1957 ミルウォーキー・ブレーブス 43年ぶりテンプレート:02回目 4-3 ニューヨーク・ヤンキース
55 1958 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:02年ぶり18回目 4-3 ミルウォーキー・ブレーブス
56 1959 ロサンゼルス・ドジャース テンプレート:05年ぶりテンプレート:02回目 4-2 シカゴ・ホワイトソックス
57 1960 ピッツバーグ・パイレーツ 35年ぶりテンプレート:03回目 4-3 ニューヨーク・ヤンキース
58 1961 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:03年ぶり19回目 4-1 シンシナティ・レッズ
59 1962 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:02年連続20回目 4-3 サンフランシスコ・ジャイアンツ
60 1963 ロサンゼルス・ドジャース テンプレート:04年ぶりテンプレート:03回目 4-0 ニューヨーク・ヤンキース
61 1964 セントルイス・カージナルス 18年ぶりテンプレート:07回目 4-3 ニューヨーク・ヤンキース
62 1965 ロサンゼルス・ドジャース テンプレート:02年ぶりテンプレート:04回目 4-3 ミネソタ・ツインズ
63 1966 ボルチモア・オリオールズ 初優勝 4-0 ロサンゼルス・ドジャース
64 1967 セントルイス・カージナルス テンプレート:03年ぶりテンプレート:08回目 4-3 ボストン・レッドソックス
65 1968 デトロイト・タイガース 23年ぶりテンプレート:03回目 4-3 セントルイス・カージナルス
66 1969 ニューヨーク・メッツ E 初優勝 4-1 ボルチモア・オリオールズ
67 1970 ボルチモア・オリオールズ テンプレート:04年ぶりテンプレート:02回目 4-1 シンシナティ・レッズ
68 1971 ピッツバーグ・パイレーツ 11年ぶりテンプレート:04回目 4-3 ボルチモア・オリオールズ
69 1972 オークランド・アスレチックス 42年ぶりテンプレート:06回目 4-3 シンシナティ・レッズ
70 1973 オークランド・アスレチックス テンプレート:02年連続テンプレート:07回目 4-3 ニューヨーク・メッツ E
71 1974 オークランド・アスレチックス テンプレート:03年連続テンプレート:08回目 4-1 ロサンゼルス・ドジャース
72 1975 シンシナティ・レッズ 35年ぶりテンプレート:03回目 4-3 ボストン・レッドソックス
73 1976 シンシナティ・レッズ テンプレート:02年連続テンプレート:04回目 4-0 ニューヨーク・ヤンキース
74 1977 ニューヨーク・ヤンキース 15年ぶり21回目 4-2 ロサンゼルス・ドジャース
75 1978 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:02年連続22回目 4-2 ロサンゼルス・ドジャース
76 1979 ピッツバーグ・パイレーツ テンプレート:08年ぶりテンプレート:05回目 4-3 ボルチモア・オリオールズ
77 1980 フィラデルフィア・フィリーズ 初優勝 4-2 カンザスシティ・ロイヤルズ E
78 1981 ロサンゼルス・ドジャース 16年ぶりテンプレート:05回目 4-2 ニューヨーク・ヤンキース
79 1982 セントルイス・カージナルス 15年ぶりテンプレート:09回目 4-3 ミルウォーキー・ブルワーズ E
80 1983 ボルチモア・オリオールズ 13年ぶりテンプレート:03回目 4-1 フィラデルフィア・フィリーズ
81 1984 デトロイト・タイガース 16年ぶりテンプレート:04回目 4-1 サンディエゴ・パドレス E
82 1985 カンザスシティ・ロイヤルズ E 初優勝 4-3 セントルイス・カージナルス
83 1986 ニューヨーク・メッツ E 17年ぶりテンプレート:02回目 4-3 ボストン・レッドソックス
84 1987 ミネソタ・ツインズ 63年ぶりテンプレート:02回目 4-3 セントルイス・カージナルス
85 1988 ロサンゼルス・ドジャース テンプレート:07年ぶりテンプレート:06回目 4-1 オークランド・アスレチックス
86 1989 オークランド・アスレチックス 15年ぶりテンプレート:09回目 4-0 サンフランシスコ・ジャイアンツ
87 1990 シンシナティ・レッズ 14年ぶりテンプレート:05回目 4-0 オークランド・アスレチックス
88 1991 ミネソタ・ツインズ テンプレート:04年ぶりテンプレート:03回目 4-3 アトランタ・ブレーブス
89 1992 トロント・ブルージェイズ E 初優勝 4-2 アトランタ・ブレーブス
90 1993 トロント・ブルージェイズ E テンプレート:02年連続テンプレート:02回目 4-2 フィラデルフィア・フィリーズ
1994 選手会によるストライキのため中止
91 1995 アトランタ・ブレーブス 38年ぶりテンプレート:03回目 4-2 クリーブランド・インディアンス
92 1996 ニューヨーク・ヤンキース 18年ぶり23回目 4-2 アトランタ・ブレーブス
93 1997 フロリダ・マーリンズ E 初優勝 4-3 クリーブランド・インディアンス
94 1998 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:02年ぶり24回目 4-0 サンディエゴ・パドレス E
95 1999 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:02年連続25回目 4-0 アトランタ・ブレーブス
96 2000 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:03年連続26回目 4-1 ニューヨーク・メッツ E
97 2001 アリゾナ・ダイヤモンドバックス E 初優勝 4-3 ニューヨーク・ヤンキース
98 2002 アナハイム・エンゼルス E 初優勝 4-3 サンフランシスコ・ジャイアンツ
99 2003 フロリダ・マーリンズ E テンプレート:06年ぶりテンプレート:02回目 4-2 ニューヨーク・ヤンキース
100 2004 ボストン・レッドソックス 86年ぶりテンプレート:06回目 4-0 セントルイス・カージナルス
101 2005 シカゴ・ホワイトソックス 88年ぶりテンプレート:03回目 4-0 ヒューストン・アストロズ E
102 2006 セントルイス・カージナルス 24年ぶり10回目 4-1 デトロイト・タイガース
103 2007 ボストン・レッドソックス テンプレート:03年ぶりテンプレート:07回目 4-0 コロラド・ロッキーズ E
104 2008 フィラデルフィア・フィリーズ 28年ぶりテンプレート:02回目 4-1 タンパベイ・レイズ E
105 2009 ニューヨーク・ヤンキース テンプレート:09年ぶり27回目 4-2 フィラデルフィア・フィリーズ
106 2010 サンフランシスコ・ジャイアンツ 56年ぶりテンプレート:06回目 4-1 テキサス・レンジャーズ E
107 2011 セントルイス・カージナルス テンプレート:05年ぶり11回目 4-3 テキサス・レンジャーズ E
108 2012 サンフランシスコ・ジャイアンツ テンプレート:02年ぶりテンプレート:07回目 4-0 デトロイト・タイガース
109 2013 ボストン・レッドソックス テンプレート:06年ぶりテンプレート:08回目 4-2 セントルイス・カージナルス

球団別成績

アメリカンリーグ所属チーム
ナショナルリーグ所属チーム
両方のリーグに加盟した経験があるチーム
E 1961年以降のエクスパンションによって創設されたチーム
チーム 出場数 優勝数 敗退数 優勝率 初出場 初優勝 前回出場 前回優勝 試合 勝利 敗戦 引分 勝率
ニューヨーク・ヤンキース 40 27 13 .675 1921年 1923年 2009年 2009年 225 134 90 1 .598
セントルイス・カージナルス 19 11 8 .579 1926年 1926年 2013年 2011年 118 58 60 0 .492
オークランド・アスレチックス 14 9 5 .643 1905年 1910年 1990年 1989年 75 41 34 0 .547
ボストン・レッドソックス 12 8 4 .667 1903年 1903年 2013年 2013年 74 45 28 1 .616
サンフランシスコ・ジャイアンツ 19 7 12 .368 1905年 1905年 2012年 2012年 109 53 54 2 .495
ロサンゼルス・ドジャース 18 6 12 .333 1916年 1955年 1988年 1988年 105 45 60 0 .429
シンシナティ・レッズ 9 5 4 .556 1919年 1919年 1990年 1990年 51 26 25 0 .510
ピッツバーグ・パイレーツ 7 5 2 .714 1903年 1909年 1979年 1979年 47 23 24 0 .489
デトロイト・タイガース 11 4 7 .364 1907年 1935年 2012年 1984年 65 27 37 1 .422
アトランタ・ブレーブス 9 3 6 .333 1914年 1914年 1999年 1995年 53 24 29 0 .453
ボルチモア・オリオールズ 7 3 4 .429 1944年 1966年 1983年 1983年 39 21 18 0 .538
ミネソタ・ツインズ 6 3 3 .500 1924年 1924年 1991年 1991年 40 19 21 0 .475
シカゴ・ホワイトソックス 5 3 2 .600 1906年 1906年 2005年 2005年 30 17 13 0 .567
シカゴ・カブス 10 2 8 .200 1906年 1907年 1945年 1908年 53 19 33 1 .365
フィラデルフィア・フィリーズ 7 2 5 .286 1915年 1980年 2009年 2008年 37 14 23 0 .378
クリーブランド・インディアンス 5 2 3 .400 1920年 1920年 1997年 1948年 30 14 16 0 .467
ニューヨーク・メッツ E 4 2 2 .500 1969年 1969年 2000年 1986年 24 12 12 0 .500
トロント・ブルージェイズ E 2 2 0 1.000 1992年 1992年 1993年 1993年 12 8 4 0 .667
マイアミ・マーリンズ E 2 2 0 1.000 1997年 1997年 2003年 2003年 13 8 5 0 .615
カンザスシティ・ロイヤルズ E 2 1 1 .500 1980年 1985年 1985年 1985年 13 6 7 0 .462
アリゾナ・ダイヤモンドバックス E 1 1 0 1.000 2001年 2001年 2001年 2001年 7 4 3 0 .571
ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム E 1 1 0 1.000 2002年 2002年 2002年 2002年 7 4 3 0 .571
サンディエゴ・パドレス E 2 0 2 .000 1984年 1998年 9 1 8 0 .111
テキサス・レンジャーズ E 2 0 2 .000 2010年 2011年 12 4 8 0 .333
ミルウォーキー・ブルワーズ E 1 0 1 .000 1982年 1982年 7 3 4 0 .429
ヒューストン・アストロズ E 1 0 1 .000 2005年 2005年 4 0 4 0 .000
コロラド・ロッキーズ E 1 0 1 .000 2007年 2007年 4 0 4 0 .000
タンパベイ・レイズ E 1 0 1 .000 2008年 2008年 5 1 4 0 .200
ワシントン・ナショナルズ E 0 .--- 0 .---
シアトル・マリナーズ E 0 .--- 0 .---
アメリカンリーグ優勝チーム 109 63 46 .578 1903年 1903年 2013年 2013年 634 344 287 3 .545
ナショナルリーグ優勝チーム 109 46 63 .422 1903年 1905年 2013年 2012年 634 287 344 3 .455

表彰

ファイル:Pablo Sandoval, 2012 World Series parade.jpg
2012年のシリーズ優勝記念パレードに参加したサンフランシスコ・ジャイアンツパブロ・サンドバル。左手に持っているのがシリーズMVP記念トロフィー

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脚注

注釈

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出典

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参考文献・資料

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関連項目

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テンプレート:Col-2

テンプレート:Col-end

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:ワールドシリーズ

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