ロボット110番
テンプレート:出典の明記 テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『ロボット110番』(ロボットひゃくとおばん)は、1977年4月8日から12月30日にテレビ朝日系で放送された子供向け特撮ドラマ。
目次
ストーリー
ロボット博士の開発したガンちゃん達4体のロボットが、ロボットサービスセンターを結成し、世のため・人のために活動する物語。
ロボットサービスセンターのロボットたちは自分の生みの親であるロボット博士のために新しい研究所を建てるという夢を持っており、その夢を叶えるためせっせと働いて資金を稼いでいる。また彼らの動力源は乾電池で、会社の経費から支給される。ロボットサービスセンターへの依頼を受けたガンちゃんたちの活動が物を壊すなどの失敗ばかりで赤字になり、最後はミスターチーフからの罰として「バッテンパンチ」を食らってしまう…というのが毎週の基本ストーリー。壁から出てくる巨大なボクシンググローブのパンチを顔に受けて吹っ飛ばされたガンちゃんが目を回し「ガンガラパッパーヨ!」と言うのが毎回定番のラストシーンで、黒字になった時でもチーフがついうっかり「バッテンパンチ!」と言ってしまいガンちゃんがパンチを食らう、ガンちゃんがうまくパンチをかわして他のメンバーがとばっちりを食う、またはケイくんも赤字を出してバッテンパンチを食らう(第24話「ガリ勉マシーン大きらい」)、というパターンもあった。
概要
『がんばれ!!ロボコン』に続くロボットホームコメディ作品[1][2][3]。メインライターは前作に引き続き上原正三が務めており、番組構成も前作を踏襲しているが[3]、金儲けを題材としているのが特徴である[1][2]。
企画当初のタイトルは『ガンガラガンちゃん』[3]。
超合金(ポピー(現・バンダイ))は、主人公のガンちゃんのみが発売された。
ガンちゃんの着ぐるみは、後の『ロボット8ちゃん』(フジテレビ・1981〜82年)第3話で「勉強ロボット」として登場した他スクラップパーツの中にガンちゃんのパーツが確認できるシーンもあったりする。また『太陽戦隊サンバルカン』(テレビ朝日、1981~1982年)の機械生命体の体内の内部メカ描写にガンちゃんのものが使用されている。
登場キャラクター
レギュラー
ロボットサービスセンター
- ガンちゃん:(声の出演)野沢雅子
- スクラップ(他のロボットを作った後の余剰パーツ)から生まれたロボット。一人称は「ボコチン」。オレンジ色の円柱形の胴体を持ち、腹部のハッチには名前の頭文字の「G」の文字が書かれている。出力は105馬力でゴキブリの駆除を得意としている。「ガンガラファイト!」のかけ声で気合いを入れてパワーを発揮するほかチョップ攻撃の「ガンガラアタック」や全出力を込めた「105馬力パンチ」などの技を持つ。三輪車のようなガンちゃんカーに変形して走行したり、背中のプロペラで空を飛ぶこともできる。いつも失敗ばかりしているが、それでも決してくじけない根性の持ち主で、研究所の建設だけでなくアップデート改造でもっと優秀なロボットになりたいという自身の夢も持っている。乾電池は一度に単1乾電池10個を使用し、1日当たりの電池代は7000円。
- ケイくん:(声の出演)小原乃梨子
- 体力は劣るが頭の回る秀才ロボット。お金を稼ぐのが得意だが、性格は意地悪でよくガンちゃんをバカにしている。胴体は振り子時計、頭部は電球がモチーフ。腹部の振り子は内部メカの動作に応じて振れる仕組みらしい。登場初期は頭部が原作と同じ豆電球型のデザインだったが、後にナスビ電球型に変更された。
- ミスターチーフ:(声の出演)八奈見乗児
- みんなが働いた収益金を計算するロボット。黒いボディに球体が連なったような形状の手足を持ち、頭部は透明なドーム型で「顔」に当たる物は見られない。彼らの業績の結果が腹部のメーターに表示され、赤字損益または無収益のロボットに「バッテンパンチ」のお仕置きを与える。
- パールちゃん:石原昌子
- ロボットサービスセンターで事務を務める美少女ロボット。通信機能を備えており、人間の少女に近い外見を持つ。モデルなどの仕事に出る事もあった。
中村一家
- パパ(中村秀夫):工藤堅太郎
- ガンちゃんが居候する、中村家の父親。
- ママ(中村きみ子):久保田民絵
- 中村家の母親。
- 中村アケミ:小野瀬弘見
- 中村家の長女。通称「ケメちゃん」。
- 中村良夫:田中和則
- 中村家の長男。
その他
ゲスト
スタッフ
- 原作:石森章太郎
- 連載:小学館学習雑誌、てれびくん、テレビランド
- 脚本:上原正三、藤川桂介、押川国秋他
- プロデューサー:小泉美明、斉藤侑、鈴木武幸
- 音楽:小林亜星
- 音楽制作:あんだんて
- 撮影:相原義晴
- 照明:石垣敏雄
- 録音:佐藤修一
- 美術:宮国登
- 編集:岩松幹久、山口一喜
- 選曲:石川孝
- 記録:岩下美子、石川和枝
- 進行:沼尾和典、桐山勝
- 助監督:藤井邦夫、坂本太郎ほか
- 効果:阿部作二
- 計測:黒須健雄
- 装置:紀和美建
- 装飾:装美社
- 衣裳:鷹志衣裳
- 現像:東映化学
- 監督:鈴木敏郎、畠山豊彦、竹本弘一、天野利彦、奥中惇夫
- 制作:テレビ朝日、東映
主題歌
2曲とも、オムニバスアルバム「ロボットコメディ主題歌・挿入歌大全集」(2007年発売)に収録されている。
- OP「ロボットガンちゃん110番」
- ED「バッテンパンチの唄」
- 歌:藤本房子・ヤングフレッシュ 作詞:八手三郎 作曲:小林亜星 編曲:高田弘
放送リスト
- 太陽のガンちゃん
- 天使のような誘拐魔
- 散歩する美術作品
- 一円玉のバッテン・パンチ
- 奇跡を呼ぶ借金とり
- ガンちゃんパパになる
- 初めてもらった十万円
- ゴキブリの詩
- お金のなる木見つけたぞ
- 歩かない少女
- ガンちゃん七転び八起き
- 命がけの魚つり
- 大追跡だよ一直線
- ハートでアタック
- 計算は苦手だよ
- 大発明! バッテンメーター
- パールの涙は真珠です
- ガンちゃんはだれのもの
- 稲妻キックを受けてみろ
- 百万円の大チャンス
- 宇宙へなんか行かないで
- ついにやったぞ大手柄
- 五円玉の幸福
- ガリ勉マシン大きらい
- 子供みこしのお通りだ
- 宝さがしはコリゴリだ!
- ケイくんの頭一億円
- お婆ちゃんの広場
- パールちゃん立って!
- ガンガラファイトを取り戻せ
- わんぱく大戦争
- 鬼コーチに負けるな
- うそつき少年
- ガンちゃんの贈りもの
- 人さわがせな大冒険
- 二人のパパ
- ぼくらロボットがんばるゾ!!
漫画
映像ソフト化
2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」にテレビシリーズの第1話が収録され、初のソフト化となった。
劇場版『大鉄人17』の上映終了後、本作と『5年3組魔法組』『ジャッカー電撃隊』『快傑ズバット』の予告編が上映された。本作の予告はテレビ放映開始前に劇場で公開するために制作されたとみられ、撮影会と思しきガンちゃんやロボットたちがカメラマンに囲まれている様子が写されている。この予告編映像は「東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX」や『大鉄人17』のDVDに収録されている。
脚注
参考文献
テンプレート:前後番組- ↑ 1.0 1.1 テンプレート:Harvnb
- ↑ 2.0 2.1 引用エラー: 無効な
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