さんかく座
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テンプレート:Infobox Constellation さんかく座(三角座、Triangulum)は、北天の星座で、トレミーの48星座の1つ。3等星と4等星が細長い三角形を形成する小さな北天の星座。周辺に明るい星がないので比較的見分けやすい。
この星座以外にも三角と名前がつく星座に、みなみのさんかく座がある。また星座以外で恒星によって構成される天球上の三角としては冬の大三角、春の大三角、夏の大三角がある。
主な天体
恒星
星団・星雲・銀河
その他
由来と歴史
特徴的な神話は伝わっていない。
ギリシャ文字の Δ(デルタ)の形に似ているので、ギリシャでは古くは「デルトートン」とも呼ばれた。偽エラトステネスはナイル川の三角州を表すと伝えている。またローマの詩人ヒギヌスは、3つの岬を持つことから「トリナクリア」 (Trinacria) と呼ばれたシチリア島であると看做した者もいたと伝えている。トリナクリアは農業の女神ケレスの故郷であるとされていた[1]。