三河豊田駅
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テンプレート:駅情報 三河豊田駅(みかわとよたえき)は、愛知県豊田市トヨタ町にある愛知環状鉄道線の駅である。駅番号は10。
トヨタ自動車本社に最も近い駅で、朝のラッシュ時は同社の通勤客で混雑する。
歴史
当駅開業以前、名古屋鉄道挙母線に同名の駅が存在していた。同線時代の当駅は挙母市が豊田市に改称する22年も前に西加茂郡挙母町の時代より「豊田」を使用している。これは豊田市にある「豊田」と名の付く3駅の中では最も古い。
- 1937年(昭和12年)12月27日 - 三河鉄道岡崎線三河豊田駅開業。
- 1941年(昭和16年)6月1日 - 三河鉄道の名古屋鉄道(名鉄)への吸収合併により、同社の駅となる。
- 1948年(昭和23年)5月16日 - 名鉄が岡崎線を挙母線に改称。
- 1959年(昭和34年)10月1日 - トヨタ自動車前駅に改称。
- 1973年(昭和48年)8月30日 - 名鉄挙母線廃止。
- 1976年(昭和51年)4月26日 - 日本国有鉄道岡多線の三河豊田駅として、名鉄時代と同じ場所に開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道に継承。
- 1988年(昭和63年)1月31日 - 岡多線が愛知環状鉄道に転換。
- 2008年(平成20年)1月27日 - 新豊田駅との複線化供用開始、ホームが1面2線化される。
- 2011年(平成23年)10月 - 花壇を撤去され自販機が駅舎内より移動された。
駅構造
島式1面2線ホームの高架駅である。用地は2面4線分確保されている。ホームは8両編成程度まで停車可能である。以前は早朝と深夜に無人となる時間が存在していたが、利用者の増加に伴い現在は駅員が終日配置されている。高蔵寺方面は複線のため、駅北側で線路が不自然に曲がっている。
改札口は、開業時から使用されている場所(自動改札機)の他、トヨタ自動車本社への通勤需要に対応し2005年度冬より朝のラッシュ時間帯に限り南改札口の供用が開始された。こちらは出口専用であるが、2008年3月に自動改札機が導入された。
1 | テンプレート:Color愛知環状鉄道線 | 中岡崎・岡崎方面 |
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2 | テンプレート:Color愛知環状鉄道線 | 新豊田・高蔵寺・中央本線経由名古屋方面 |
- 備考
- 輸送力増強工事に伴う駅施設の改良
2008年1月27日に当駅と新豊田駅との間が複線化された際、当駅は以下の様に改良された。
- これまで片側のみを使用している島式ホームの反対側に線路を敷設し、1面2線のホームとなった。
- 同年3月15日のダイヤ改正より、当駅と新豊田駅の間に朝通勤時間帯のシャトル列車が増発された。
- 東側のトヨタ自動車本社側に改札口が新設される事が検討されたが、実現には至っていない。
配線図
利用状況
豊田市統計書によると、当駅の一日平均乗降客数は以下の通り推移している。
- 2003年度 4,814人
- 2004年度 5,657人
- 2005年度 6,637人
- 2006年度 6,962人
- 2007年度 8,160人
- 2008年度 10,617人
前述の通りトヨタ自動車本社への通勤客が多く利用するようになったため、記録の残る2003年以降、利用者数は急激に増加している。
駅周辺
住宅が多い。南側には小規模な商店街が存在する。
- トヨタ自動車本社
- 本社工場、トヨタ会館、寮・社宅など
- カバハウス(トヨタ自動車労働組合会館)
- 豊田山之手郵便局
- 豊田市立山之手小学校
- 豊田市立大林小学校
- トヨタ生協メグリア本店
- 国道248号
- 愛知県道488号三河豊田停車場大林線
- 愛知県道491号豊田環状線
バス路線
駅前のロータリー内と、正面の車道を渡った先の2ヶ所にバス乗り場が存在する。
- 名鉄バス
- JR東海バス
- とよたおいでんバス
- 駅前ロータリー内
- 豊田東環状線:三河豊田駅 - トヨタ記念病院 - 五ヶ丘 - 広川町11丁目 - 豊田市
- 土橋・トヨタ記念病院線:土橋駅 - 三河豊田駅 - トヨタ記念病院
- 駅前ロータリー内
- 廃止路線
隣の駅
脚注