ガンペリー

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テンプレート:Pathnav ガンペリー (GUNPERRY) は、アニメ機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』を始めとする「ガンダムシリーズ」のうち、宇宙世紀を舞台とする作品に登場する架空の兵器ホワイトベース中央部の第3デッキに搭載されていたモビルスーツ (MS) 用の輸送機である。型式番号CB-X5[1]


機体解説

テンプレート:機動兵器 役務的には汎用輸送機である。構造は回転翼機またはホバーヘリであり、3基の上昇用ローター(3軸ダクテッドファンを逆T字低翼に配置)で揚力を得、4基のターボジェットエンジンの推力で飛行する。コンテナ内にはMSを1機、資料によっては2機収容することができる。

左右翼状の2基のファンは、艦内格納時には上方に折りたたむことができる。垂直離着陸が可能で、1980年発行の徳間書店「ロマンアルバム 機動戦士ガンダム」には最大速度マッハ1.3(また、全長も47m)とある。

全長・全幅もモビルスーツを運用するため作られたペガサス級の戦艦(ホワイトベースなど)への搭載が可能なサイズに収められ、ガンダムの空中換装や分離後のパーツ回収も単機で行うことができるが、ガンキャノンは“ガンキャノン砲”の砲身が収まらないために輸送することができない[2](漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、MS2機を同時輸送が可能)。コンテナ左右に大型ミサイル(左右合わせて6発)を搭載した対潜攻撃機として出撃した場合もあった。

本機は連邦軍極東方面軍にも配備されていた。

空中換装

空中換装とは、先行して出撃しているコア・ファイターにガンペリーがガンダムの上半身Aパーツ・下半身Bパーツを空輸、空中にてコア・ファイターがコア・ブロックへ変形し、そこにガンペリーからA・Bパーツを投下し、レーザーセンサーで微調整しながらドッキングさせるというもので、(ガンダム)コア・ファイターのパイロットアムロ・レイとの連携で、戦闘の最中に関わらず成功している。

劇中での活躍

第8話では、ホワイトベースから下船するサイド7避難民の輸送を行っている。その際、損傷を装って不時着し、機内に隠していたガンダムでジオン軍の背後を突く作戦を実施、勝利に貢献した。

第13話では、ガンダムのパーツを輸送するために使用されている。この際カイ・シデンの提案により、初めて敵前での空中換装が実行された。また、第15話では、空中換装の訓練シーンに登場し、以降このシーンは、番組スポンサーからの「合体シーンを必ず出せ」との要求により、Gアーマー登場前の第20話まで、冒頭のナレーション部分で使用され続けた。

第23話では、先行して出撃したアムロのコア・ファイターを空中換装させるためにガンダムのパーツを運搬している。この際ジオン軍兵士からは「ナカワレ」と呼称されて、「白い奴を運んでいる」ことも知られていた。

第28話では、ジオン軍の女スパイであったミハル・ラトキエが翻意し、カイと共にガンペリーで戦闘に参加している(『THE ORIGIN』では、この際ガンダムを荷台に載せて水上の敵を狙撃するサブフライトシステム的な運用が試みられたが、安定性の悪さに業を煮やしたアムロが降下して水中戦に移行している)。被弾により操縦席からの対潜ミサイル発射操作ができなくなった際、コンテナへ降りたミハルが予備発射装置でミサイルを発射、見事ズゴック(劇場版ではグラブロ)を撃破するが、一発ずつ発射しろとのカイの警告を忘れて斉射したために想定外の爆風を受け、安全帯の類を着けていなかったミハルは、機外に吹き飛ばされて帰らぬ人となった。

なお劇中での登場は以上をもって終了であるが、第38話においてガンダムを回収する際にブライトがテキサスコロニー内に出動させようとした場面があるので(登場はなかった)、宇宙に上がってからもホワイトベースに搭載されていたのが分かる。

OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』にも登場。第7話で、陸戦型ジムを輸送していた。

メカニックデザイン企画『MSV-R』では、派生機である強襲型ガンペリー(ガンペリー強襲型、ガンペリー・シギントとも)が登場(型式番号:CB-X5[SGT])。

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:宇宙世紀

テンプレート:Gundam-stub
  1. 雑誌「電撃ホビーマガジン」2012年3月号掲載のガンペリー・シギント作例記事
  2. 対して、ジオン公国軍輸送機のファット・アンクルは、大型の格納庫を持ちドムゾックといった重MSを直立状態で輸送することができる。