モー。たいへんでした
『モー。たいへんでした』は、2001年4月12日から2002年3月14日まで日本テレビ系列局で木曜 19時00分 - 19時58分に放送されていた日本テレビ製作のバラエティ番組である。全28回。初回は19時00分 - 20時54分の2時間スペシャルで放送。通称「モー。たい」。
概要
モーニング娘。初のゴールデンタイムの冠番組で、彼女たちが「日本をハッピーにしちゃいます」をテーマに様々な事に挑戦する内容で開始した。深夜『ZZZ』枠の『フライデーナイトはお願い!モーニング』(テレビ岩手制作、番組自体は2001年9月まで放送)のほか、『天国か!?地獄か!?あか・黄・青大激突inハワイ』(2000年6月24日放送)、『新春モーニング娘。スペシャル 晴れ着と水着でお年玉大作戦』(2001年1月1日放送)等のモーニング娘。が出演した特番の好調を受けてのゴールデンタイム進出で、第1回では初代リーダー中澤裕子卒業企画を折り込んだ『モー。たいへんでしたという名前の新番組なのにモーニング娘。のリーダー中澤裕子卒業で10人のモー娘。は見納め卒業まであと3日スペシャル』というタイトルの2時間特番を放送した。
当時多忙を極めていたメンバーのスケジュール調整が困難となり、視聴者からの投稿コーナーやモーニング娘。をランキングにして発表するコーナーなどを模索したが、番組の後半期になるとモーニング娘。とは無関係の内容になっていった。
放送時間帯が巨人戦野球中継と重なる枠で、番組初期には雨傘番組(レインコート)となることもあり、この影響で第2回放送は初回から実に1か月以上も間が空いた5月24日であった。モーニング娘。が全く出なかった回(2002年1月31日)や過去の総集編を放送した回(2001年12月20日)を含めても、放送期間が1年あったのにもかかわらず、全部で28回しか放送されなかった。
出演者
主なコーナー
- モー。たい報道記者 - メンバーが大物政治家にインタビューを行う。当時の首相・小泉純一郎や東京都知事の石原慎太郎や読売新聞社会長の渡邉恒雄も出演した。第19回参議院議員通常選挙(2001年7月29日執行)に際しては、直前に「参院選スペシャル」として各党党首にインタビューを敢行。
- モー。たい社会見学 - メンバーが様々なスポットへ出向き、設備の紹介や仕事を体験する。
- モー。たいクリーニング - メンバーが有名人の邸宅の清掃を行う。
- モーたい。グルメレポーターへの道 - メンバーが料理店のメニューを試食する。
- 押しかけ人生問答 - メンバーが毎回大物芸能人の下へ出向き、視聴者から送られた相談や人生の格言を教わる。
- それゆけ!矢口工務店 - 矢口が視聴者の依頼に応えて現地へ出向き、建築業務の手伝いをする。
- 瞬間写真ゴングショー - 視聴者から送られた面白い写真やすごい瞬間の写真を紹介する。
- モー娘。街頭アンケート - モー娘。や芸能界に関する街頭アンケートを行い、スタジオで結果を発表する。
- 後期には、毎回テーマの異なるロケ企画や、スタジオで視聴者の疑問を実践して答える内容が多かった。
エピソード
- 2002年1月31日放送分では番組スタッフがメインとなり、『千と千尋の神隠し』の映像を流す、『伊東家の食卓』とのタイアップ企画を行う、DonDokoDonやナインティナインをゲストに招くなどして視聴率20%を取れなければ3月で番組打ち切り、かつそのスタッフが坊主頭になる企画を行った。結果は1桁となり、3月での番組終了も決定した。
- その翌週の放送では、番組のチーフプロデューサー・大澤雅彦が坊主頭になった。その回ではスタッフと日本テレビのアナウンサーのみの出演となり、メインで出演していたモーニング娘。はVTR出演のみで、番組の進行役で初回から出演していた藤井隆や徳光和夫は一切出演しなかった。また、この時に有料回線を使った懸賞を行ったため、批判の的にもなった。
- 最終回では、メンバー全員と同世代の女性たちとその父親世代によるトークバトルが行われた。