島ノ下駅
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島ノ下駅(しまのしたえき)は、北海道富良野市字島ノ下にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅。駅番号はT29。電報略号はマシ。
駅構造
隣の野花南駅と全く同じ構造で、互いのホームは千鳥状に完全に離れ、駅舎横の富良野側に上り方面の単式ホームと、構内踏切で連絡する野花南側に島状であるが駅裏側片面使用の下り方面単式ホームからなる2面2線の構造を持つ。
かつてはその外側に1本の副本線と駅舎横野花南側の貨物積み卸し場(高床式のホームは無い)に当初は2本、後に1本の引き込み線を有していたが、貨物荷物取扱いの廃止や無人化にあわせて貨物用の側線や副本線が撤去または接続が切られ、単式ホーム2面2線のみの運用となっている。
駅周辺
島ノ下の集落がある。駅正面の道は勾配がきついため歩行者専用の砂利道。車両は駅から見て左側の市道を上り下りする。
歴史
- 1913年(大正2年)11月10日 - 国有鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1961年(昭和36年)9月20日 - 貨物取扱い廃止。
- 1982年(昭和57年)5月30日 - 荷物取扱い廃止。無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 1991年(平成3年)10月22日 当駅~野花南駅間が滝里ダムの建設に伴う線路付替で島ノ下トンネルと滝里トンネル(計8.4km)を通る新ルートに変更。滝里駅廃止。