紋穂内駅
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紋穂内駅(もんぽないえき)は、北海道中川郡美深町字紋穂内にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅。駅番号はW56。電報略号はモホ。
駅構造
かつて林業が盛んだった頃は、周辺の山林から切り出された木材の出荷駅として、稚内方面に向かって左側に木造駅舎とその横の稚内側に荷物積卸場、駅と反対側の名寄寄りに貨物積卸場が設けられ、客扱い用に千鳥式ホーム2面2線、荷物積卸場へは稚内側から引込み線、ホーム外側には貨物積卸用の副本線を有する一般駅であった。貨物及び荷物取扱い廃止以前に、既に林業が廃れたために貨物の取扱いは事実上停止されていた。
その後、貨物線の撤去、さらに無人化に伴って駅舎ホーム側への棒線化と旧木造駅舎が撤去されて、車掌車を改造した待合室と単式ホーム1面1線を有する無人駅となった。
駅名の由来
アイヌ語の「モム、ポ、ナイ(川尻に野原のある川)」に転訛したもので、川は「パンケニウプ川」を指している。また、「モ、ヌッポ、ナイ」(小さい野にある川)との説もある。
駅周辺
田畑があるのみ。遠くに国道が見える。天塩川の川向こうに集落があるため駅前は閑散として、草原ばかりである。
歴史
- 1911年(明治44年)11月3日 - 国有鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1977年(昭和52年)5月25日 - 貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)11月10日 - 連査閉塞導入に伴い交換設備を廃止し無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。