国道200号
テンプレート:Pathnav テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox road 国道200号(こくどう200ごう)は、福岡県北九州市八幡西区から同県筑紫野市に至る一般国道である。
目次
概要
北九州市八幡西区の黒崎地区から南下し、直方市から南西方向に延び、飯塚市などを経て冷水峠を越え、筑紫野市の南部の原田地区で再び国道3号に合流する。全線にわたって概ね筑豊本線と並行する。
北九州市と筑紫野市の間は福岡市を経由する国道3号よりも距離が短いため、北九州市以東と筑紫野市以南(鳥栖市・久留米市・佐賀市・熊本市など)を行き来する場合に国道3号のショートカットとして利用される。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
- 起点:北九州市(八幡西区、筒井町交差点=国道3号交点、国道211号終点)
- 終点:筑紫野市(原田交差点=国道3号交点)
- 重要な経過地:直方市、飯塚市、福岡県嘉穂郡穂波町[注釈 2]
- 路線延長:87.8 km(実延長87.7km、現道59.6 km)[2][注釈 3]
- 北九州市区間:14.5 km(実延長14.5 km、現道12.3 km)
- 福岡県区間:73.3 km(実延長73.2 km、現道47.3 km)
- 指定区間[3]
- 北九州市八幡西区黒崎3丁目42番8(筒井町交差点) - 直方市津田町1107番の3(現道 : 日ノ出橋西交差点、直方バイパス : 福岡県道28号直方行橋線交点[4])
歴史
現在の国道200号のルートは、本州方面と長崎とを結ぶ長崎街道の一部であった。1885年(明治18年)の内務省告示第6号「國道表」では、長崎街道がそのまま国道4号「東京より長崎港に達する路線」となった。しかし、1920年(大正9年)施行の旧道路法に基づく路線認定では、福岡市を経由するルートが国道2号「東京市より鹿児島県庁所在地に達する路線(甲)」(現在の国道3号)となり、現在の国道200号のルートは国道から外された。その後、同区間が再び国道となるのは1953年(昭和28年)のことであった。
年表
- 1953年(昭和28年)5月18日
- 1965年(昭和40年)4月1日
- 1966年(昭和41年)5月30日
- 1980年(昭和55年)4月10日
- 北九州市八幡西区幸神4丁目8番の5から同区大字引野字割子川1874番の10までの区間が指定区間に指定される[8]。
- 2003年(平成15年)4月1日
路線状況
バイパスや拡幅による改築が順次行なわれ、2005年に直方バイパスが完成したことにより、ほぼ全線に渡って直線的な高い規格の道路となっている。
元々、八幡西区小嶺地区、上津役地区が激しい渋滞で有名であったが、その区間が国道211号となり、現在北九州市内では目立った渋滞箇所は無い。飯塚市の勝盛歩道橋交差点も県内で有数の激しい渋滞箇所であったが、現在歩道橋は取り外されて高架橋が建設され、平成22年8月11日に開通した。またこの勝盛歩道橋は福岡県の丁度真ん中に当たる。
- 北九州高速4号線のうち黒崎出入口 - 八幡IC間について、建設当時は日本道路公団の一般有料道路北九州直方道路として国道200号バイパスの扱いであった。九州自動車道門司IC - 八幡IC間の供用後、1991年に管理変更となり国道指定から外れた。
- 2003年4月1日に八幡西区引野と同区馬場山を結ぶ北九州市道を昇格させた。その一部は上記北九州高速4号線に隣接並行する道路である。旧ルートは国道211号の単独区間となった。これは、旧ルートの渋滞が慢性化しており長年にわたり北九州市から国に対して拡幅の要望を行ってきたものの、予算の制約のためその早期の実現が見込みが低かったことから、北九州市が整備した都市計画道路八幡直方線を国道200号に指定して国に移管する代わりに旧ルートを補助国道である211号に振り替えて市の予算で拡幅を行うこととしたことによる[10][11]。
- 朝倉郡筑前町の山家道交差点から筑紫野市大字筑紫の旧国道3号交点すなわち旧終点までの旧道は、現在福岡県道77号筑紫野三輪線の一部となっている。
バイパス
- 飯塚バイパスが先に完成していたが、県道での接続であった。2002年に直方バイパス暫定完成、2005年に完成4車線化が完了した。直方・飯塚バイパスの完成により、遠賀川沿いの旧道は長距離利用者にとってはほぼ用無しとなったが、直方市街地や小竹町にとってはいまだに重要な道路であり、現在も国道200号となっている。そのため、この区間は経路が重複している。
- 冷水道路(飯塚市 - 筑紫野市) 冷水トンネルにより冷水峠を越える一般有料道路で、うぐいすロードの愛称がある。ただし、料金所付近から筑前町(本道交点、国道386号交点)までの区間は以前は有料であったが、2007年から無料となった。
通称
重複区間
地理
通過する自治体
交差する道路
- 北九州市
- 国道3号(八幡西区、筒井町交差点=起点)
- 国道211号(起点 - 八幡西区、引野口交差点)
- 北九州高速4号線黒崎IC(八幡西区引野)
- 福岡県道11号有毛引野線(八幡西区引野、都市高速黒崎入口交差点)
- 福岡県道48号中間引野線(八幡西区引野、的場池公園交差点)
- 福岡県道61号小倉中間線(八幡西区、香月東口交差点)
- 北九州高速4号線馬場山IC(八幡西区茶屋の原)
- 九州自動車道八幡IC(八幡西区、直方バイパス経由)
- 国道211号(八幡西区、馬場山交差点 - 飯塚市、水江交差点)
- 直方市
- 福岡県道28号直方行橋線:西尾交差点
- 福岡県道22号田川直方線(田川直方バイパス):頓野交差点
- 福岡県道73号直方水巻線:日ノ出橋東交差点
- 福岡県道40号直方停車場線:日ノ出橋西交差点
- 福岡県道27号直方芦屋線:殿町交差点
- 福岡県道21号福岡直方線・福岡県道22号田川直方線:勘六橋西交差点
- 鞍手郡小竹町
- 福岡県道74号宮田小竹線:小竹局入口交差点
- 福岡県道62号北九州小竹線:小竹上町交差点
- 飯塚市
- 福岡県道30号飯塚福間線:幸袋
- 国道201号:勝盛歩道橋交差点
- 福岡県道100号大日寺潤野飯塚線:枝国北交差点
- 福岡県道60号飯塚大野城線:弁分交差点
- 国道201号(八木山バイパス):バイパス入口交差点
- 嘉穂郡桂川町
- 福岡県道66号桂川下秋月線:寿命交差点
- 飯塚市
- 福岡県道90号穂波嘉穂線:出雲交差点
- 福岡県道65号筑紫野筑穂線:長尾交差点
- 筑紫野市
- 福岡県道76号筑紫野太宰府線:山家(やまえ)
- 福岡県道77号筑紫野三輪線(筑紫野市山家 - 山家道交差点)
- 朝倉郡筑前町
- 国道386号(朝倉郡筑前町朝日東交差点 - 終点)
- 福岡県道53号久留米筑紫野線バイパス(本道は立体交差にて接続無し):筑紫大橋北交差点
- 筑紫野市
- 国道3号(筑紫野バイパス):原田(はるだ)交差点(終点)
主な峠
- 冷水峠 (飯塚市 - 筑紫野市)
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
- 国土交通省九州地方整備局
- 北九州国道事務所:北九州市 - 直方市の指定区間を管理。
- 福岡県
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