鞍手郡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

鞍手郡(くらてぐん)は、福岡県のである。

テンプレート:郡データ換算

以下の2町を含む。

鞍手という名前は、欽明天皇の御代、筑紫国造が敵の騎馬兵の鞍の骨を射抜くほどの強の使い手であり、百済遠征での働きに対して贈られた「鞍橋(くらじ)君」という尊称に由来するとされる。1970年代までは直方・宮若市域は筑豊炭田の産炭地として栄え、1976年まで炭鉱が存在した。直方市宮若市北九州市八幡西区の一部も鞍手郡に属していた。

沿革

  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、鞍手郡に直方町と18の村が成立する。(1町18村)
  • 1898年(明治31年)9月2日 - 木屋瀬村が町制施行し木屋瀬町となる。(2町17村)
  • 1900年(明治33年)3月14日 - 植木村が町制施行し植木町となる。(3町16村)
  • 1908年(明治41年)12月15日 - 吉川村・日吉村が合併し、吉川村が発足。(3町15村)
  • 1926年(大正15年)4月1日 - 宮田村が町制施行し宮田町となる。(4町14村)
  • 1926年(大正15年)11月1日 - 直方町・福地村・新入村・頓野村・下境村が合併し、直方町が発足。(4町10村)
  • 1927年(昭和2年)4月1日 - 香井田村が宮田町に編入。(4町9村)
  • 1928年(昭和3年)1月1日 - 勝野村が町制施行・改称し小竹町となる。(5町8村)
  • 1931年(昭和6年)1月1日 - 直方町が市制施行し、直方市となり郡より離脱。(4町8村)
  • 1943年(昭和18年)2月11日 - 若宮村が町制施行し若宮町となる。(5町7村)
  • 1951年(昭和26年)4月1日 - 若宮町・山口村・中村が合併し、若宮町が発足。(5町5村)
  • 1952年(昭和27年)8月1日 - 剣村が町制施行し剣町となる。(6町4村)
  • 1955年(昭和30年)1月1日 - 剣町・西川村・古月村が合併し、鞍手町が発足。(6町2村)
  • 1955年(昭和30年)3月31日(5町)
    • 植木町が直方市に編入。
    • 笠松村の一部が宮田町と合併し、宮田町が発足。笠松村の残部は若宮町・吉川村と合併し、若宮町が発足。
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - 木屋瀬町が八幡市(現在の北九州市八幡西区)に編入。(4町)
  • 1955年(昭和30年)7月1日 - 若宮町の一部(金生の一部)が宮田町に編入。
  • 2006年(平成18年)2月11日 - 宮田町・若宮町が合併し、宮若市が発足、郡より離脱。(2町)
明治22年以前 明治22年4月1日 明治22年 - 大正15年 昭和1年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和29年 昭和30年 - 昭和63年 平成1年 - 現在 現在
直方町 大正15年11月1日
直方町
昭和6年1月1日
市制
直方市 直方市 直方市 直方市
福地村
新入村
頓野村
下境村
植木村 明治33年3月14日
町制
植木町 植木町 昭和30年3月31日
直方市に編入
宮田村 大正15年4月1日
町制
宮田町 宮田町 昭和30年3月31日
宮田町
平成18年2月11日
宮若市
宮若市
香井田村 香井田村 昭和2年4月1日
宮田町に編入
笠松村 笠松村 笠松村 笠松村 昭和30年3月31日
宮田町
(下有木・倉久・四郎丸
芹田・上有木の一部)
昭和30年3月31日
若宮町
(上有木の一部)
若宮村 若宮村 昭和18年2月11日
町制
昭和26年4月1日
若宮町
昭和30年3月31日
若宮町
山口村 山口村 山口村
中村 中村 中村
吉川村 明治41年12月15日
吉川村
吉川村 吉川村
日吉村
勝野村 勝野村 昭和3年1月1日
町制改称
小竹町
小竹町 小竹町 小竹町 小竹町
剣村 剣村 剣村 昭和27年8月1日
町制
昭和30年1月1日
鞍手町
鞍手町 鞍手町
西川村 西川村 西川村 西川村
古月村 古月村 古月村 古月村
木屋瀬村 明治31年9月2日
町制
木屋瀬町 木屋瀬町 昭和30年4月1日
八幡市に編入
昭和38年2月10日
北九州市の一部
北九州市 北九州市
  • 昭和33年11月1日 八幡市の一部を直方市に編入

関連項目

テンプレート:Navbox テンプレート:筑紫二国の郡 テンプレート:関門都市圏