須坂市
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須坂市(すざかし)は、長野県北部の市。江戸時代は須坂藩の陣屋町であった。明治から昭和初期にかけては製糸業で栄え、当時の繁栄を偲ばせる土蔵や大壁造りの商家が残り、蔵の町としても知られる[1]。本項では市制前の名称である須坂町(すざかまち)についても述べる。
目次
地理
千曲川東岸に位置し、三国山脈で県境に接する。松川と百々川がそれぞれつくり出した2つの扇状地が重なり形成されている。旧街道沿いに市街地が並び、リンゴ畑、ブドウ畑が広がる。
- 河川 - 千曲川(信濃川)、松川、八木沢川、百々川、鮎川、仙仁川、灰野川、奈良川
- 湖沼 - 昇竜湖(豊丘ダム湖)
- 山岳 - 明覚山(958m)、鎌田山(485m )、奈良山(1,639m)、米子山(1,404m)、 土鍋山(1,999m )、浦倉山(2,091m)、奇妙山(1,629m )、 四阿山(2,354m )、根子岳(2,207m )、梯子山(1,513m )、熊窪山(1,254m )、臥竜山(471m )、妙徳山(1,293m )
隣接している自治体
歴史
- 1876年(明治9年)9月 - 近世以来の高井郡須坂村が改称して須坂町となる。
- 1879年(明治12年)1月4日 - 須坂町の所属郡が上高井郡に変更。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、須坂町および小山村の一部の区域をもって須坂町が発足。
- 小山村の残部は小山村の一部となる。
- 1922年(大正11年)7月1日 - 須坂町が豊丘村の一部(小山・坂田)を編入。
- 1936年(昭和11年)12月1日 - 須坂町が日滝村を編入。
- 1954年(昭和29年)2月11日 - 須坂町が日野村・豊洲村と合併し、改めて須坂町が発足。
- 1954年(昭和29年)4月1日 - 須坂町が市制施行して須坂市となる。
- 1955年(昭和30年)1月1日 - 井上村・高甫村を編入。
- 1971年(昭和46年)4月30日 - 東村を編入。
人口
行政
市長
議会
- 議長:豊田清寧
- 定数 20人(任期 2015年2月まで)
警察
消防
経済
行事
教育機関
専門学校
高等学校
中学校
- 常盤中学校 (ときわ)
- 相森中学校 (おおもり)
- 墨坂中学校 (すみさか)
- 東中学校 (あずま)
小学校
- 小山小学校 (こやま)
- 須坂小学校 (すざか)
- 森上小学校 (もりうえ)
- 日滝小学校 (ひたき)
- 豊洲小学校 (とよす)
- 日野小学校 (ひの)
- 井上小学校 (いのうえ)
- 高甫小学校 (たかほ)
- 旭ヶ丘小学校 (あさひがおか)
- 仁礼小学校 (にれい)
- 豊丘小学校 (とよおか)
交通
鉄道は、市内を長野電鉄長野線が集中している。市の中心的な駅は須坂駅であり、長野線が接続している。
道路は、市の西部に上信越自動車道が通過しており、市南西部に須坂長野東インターチェンジが設置されている。国道は国道403号、国道406号が市街地で交差するように通過している。
鉄道
路線バス
道路
- 高速自動車国道
- 一般国道
- 主要地方道
- 一般県道
- 長野県道112号大前須坂線
- 長野県道343号村山小布施停車場線
- 長野県道344号須坂停車場線
- 長野県道346号五味池高原線
- 長野県道347号村山綿内停車場線
- 長野県道349号米子須坂線
- 長野県道352号新田春木線
- 長野県道499号相之島高山線
- 広域農道
- 須高広域農道(北信濃くだもの街道)
友好都市
- テンプレート:Flagicon神奈川県三浦市(1974年4月23日 姉妹都市締結)
- テンプレート:Flagicon新潟県新発田市(1985年6月16日 旧紫雲寺町と姉妹都市締結)
- テンプレート:Flagicon 中華人民共和国吉林省四平市(1994年5月12日 友好都市締結)
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所
美術館・博物館等
- 須坂市立博物館
- 須坂市メセナホール
- 豪商の館 田中本家博物館 [5]
- 笠鉾会館ドリームホール [6]
- 須坂クラシック美術館 [7]
- 世界の民俗人形博物館ー小池千枝コレクションー [8]
- 須坂版画美術館・平塚運一版画美術館 [9]
- ミニチュア鉄道博物館トレインギャラリーNAGANO [10]
- アートサロン/明治異人館 [11]
- 蝶の民俗館 [12]
温泉
祭事
- 信州須坂の町の雛祭り朝日新聞2007.1.10全国版1面紹介
- 臥竜公園 桜祭り
- 臥竜公園 大菊花展
- 須坂祇園祭
名物
出身有名人
- 遠藤守信(信州大学教授)
- 宮本忠長(建築家、日本建築士連合会会長)
- 中島史恵(タレント)
- 小池千枝(文化服装学院名誉学院長)
- 富澤一誠(音楽評論家)
- 山岸哲(山階鳥類研究所長)
- 宮本明恭(フルート奏者、元NHK交響楽団首席奏者)
- 宮本明恭 フルーティスト(須坂市)
- 高橋義希(サッカー選手・サガン鳥栖)
- 村石久二(スターツグループCEO)
- ハラヒロシ(ウェブディレクター、ウェブデザイナー)
- 町田孝行(野球選手・信濃グランセローズ)
- 北村宏司(騎手)
- 岡部タカノブ(デジタルイラストレーター)
- 持田澄子(東京医科大学教授、第19回猿橋賞受賞)
- 竹内整一(東京大学教授)
- 坂田雅子(映画監督)
- 浦野りせ子メゾ・ソプラノ歌手(須坂市)
- 原嘉道(政治家)
- 栗生純夫(俳人、一茶研究家)