指宿駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年3月1日 (土) 11:16時点におけるJunpei5885 (トーク)による版
指宿駅(いぶすきえき)は、鹿児島県指宿市湊一丁目にある九州旅客鉄道(JR九州)指宿枕崎線の駅である。
指宿市の代表駅である。指宿温泉の玄関口でもあり、指宿枕崎線の主要駅である。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線のホームを有する地上駅。二つのホームは跨線橋で結ばれており、駅西側には留置線が数本存在する。ホームは主に1番のりばを使用し、列車交換などで1番のりばが空いていない時に他のホームを使用している。
直営駅で、みどりの窓口が設置されている。日本最南端のみどりの窓口設置駅であり、JR最南端の駅である西大山駅の記念入場券を発売している。2011年3月13日[1]より、観光特急「指宿のたまて箱」の発着駅となり、JRグループの特急列車が発着する日本最南端の駅となった。自動改札機はないが自動券売機(オレンジカード使用可)が設置されている。夜間滞泊設定駅である。
駅前広場には足湯が設けられている。 2011年3月12日より乗客へのサービスとしてリクガメ(ケヅメリクガメ)の「小太郎」が名誉職の駅長(指宿駅は有人駅であるため、駅長は存在する)として制帽を付け、「指宿のたまて箱」等の出迎えを行なっている。このサービスは土・日・祝日のみ行なわれている。(但し、小太郎の気が向いた時のみ)[2]。
のりば
1 | テンプレート:Color指宿枕崎線 | (上り) | 喜入・鹿児島中央方面 |
---|---|---|---|
(下り) | 山川・枕崎方面 | ||
2 | テンプレート:Color指宿枕崎線 | (下り) | 山川・枕崎方面 |
3 | テンプレート:Color指宿枕崎線 | (上り) | 喜入・鹿児島中央方面 |
歴史
- 1934年(昭和9年)12月19日 - 指宿線として喜入駅~指宿駅間が開通したのに伴い、指宿駅として鉄道省が開設。
- 1936年(昭和11年)3月25日 - 指宿駅~山川駅間が開通。
- 1971年(昭和46年)2月1日 - 貨物営業廃止。
- 1980年(昭和55年)12月 - 鉄筋コンクリート造の2代目の駅舎が完成、駅前広場の改善工事を実施[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道の駅となる。
利用状況
- 2012年度の1日平均乗車人員は852人である。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2003 | 625 | |
2004 | 731 | |
2005 | 699 | 1,400 |
2006 | 670 | 1,351 |
2007 | 724 | 1,453 |
2008 | 701 | 1,397 |
2009 | 615 | 1,227 |
2010 | 623 | 1,249 |
2011 | 905 | 1,836 |
2012 | 852 | 1,723 |
駅周辺
- 指宿温泉 - 駅から海側に温泉街が広がっている。
- 砂むし温泉
- 指宿郵便局
- 指宿湯の浜郵便局
- 中小路簡易郵便局
- 鹿児島交通バス指宿駅前停留所・指宿支所
- 鹿児島・いわさきホテル・鹿児島空港・山川・東大川方面
- いっしーバス(市内循環バス)
※指宿市役所は二月田駅が最寄り駅
ギャラリー
- Ibusuki-sta-wide.jpg
駅前の様子(2006年8月26日)
- Ibusukimakurazakisen Ibusuki eki 2.jpg
跨線橋からの構内(2004年7月27日)
- Ibusukista2.jpg
ホームの様子
- 指宿駅看板.JPG
駅名標
- Ibusukimakurazakisen Ibusuki eki 1.jpg
駅西側(2004年7月27日)
隣の駅
- 九州旅客鉄道
- 指宿枕崎線
- 特急「指宿のたまて箱」始発駅
- テンプレート:Color快速「なのはな」
- テンプレート:Color普通
- 二月田駅 - 指宿駅 - 山川駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:指宿枕崎線- ↑ 当初は2011年3月12日より運行開始予定であったが、前日に発生した東日本大震災の影響で指宿枕崎線沿線の沿岸部に津波警報が発令されたことにより、当日の「指宿のたまて箱」は全便運休なったため、翌2012年3月13日より運行を開始した。
- ↑ JR指宿、駅長はカメ 帽子かぶって「小太郎」悠々 - 朝日新聞社 2011年12月2日閲覧。
- ↑ 『指宿市誌』1980年 pp.487 - 493