津川駅
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津川駅(つがわえき)は、新潟県東蒲原郡阿賀町角島にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)磐越西線の駅である。
駅構造
島式ホーム1面2線を持つ地上駅。駅の南側には保線車両を留置する側線がある。ホームと駅舎の間の連絡はかつて構内踏切であったが、跨線橋の設置とともに廃止された。この跨線橋は階段のみでエレベーターやエスカレーターは設置されていない。
新津駅が管理する業務委託駅で、ジェイアール新潟ビジネスが駅業務を受託している。ただし駅社員が不在となる早朝と夜間には、出改札業務は行わない。
ホーム南側に位置する駅舎は2009年(平成21年)に全面改築されたもので、阿賀町津川地区の旧市街をイメージした町屋風の建物である。駅舎内にはみどりの窓口(営業時間 6時45分 - 16時45分)、自動券売機1台(タッチパネル式)のほか、待合室が設置されている。トイレは改札口横(改札内。有人時には駅社員に申し出れば利用可能)に設けられている。以前はキヨスクがあったが、2004年(平成16年)春に閉店した。
のりば
1 | テンプレート:Color磐越西線 | 五泉・新津方面 |
SLばんえつ物語 会津若松行き | ||
2 | テンプレート:Color磐越西線 | 野沢・喜多方・会津若松方面 |
五泉・新津方面(当駅始発) |
- 快速「SLばんえつ物語」は上下列車とも、機関車の給水作業のため15分程度停車する。また、上り下りともに1番線に停車する。
- 新津方面からの折り返し列車が下り3本、上り4本、会津若松方面への始発列車が上り1本設定されている(夜間滞泊も設定されている)。
- 夕方の会津若松行き1本は1番線から発車となる。
利用状況
- 2013年度の1日平均の乗車人員は158人である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000 | 247 |
2001 | 228 |
2002 | 209 |
2003 | 212 |
2004 | 213 |
2005 | 222 |
2006 | 216 |
2007 | 213 |
2008 | 202 |
2009 | 207 |
2010 | 186 |
2011 | 157 |
2012 | 171 |
2013 | 158 |
駅周辺
駅は阿賀野川の河畔に位置するが、津川の集落の中心地とは対岸に位置しているため、駅近くの麒麟橋を渡って徒歩20分程度かかる。駅周辺は閑散としている。
周辺には山が迫ってきている。この辺りはかつて林業が盛んであったために一帯の山々もスギを中心とした針葉樹がよく目立つ。
バス路線
最寄りの停留所は駅前の「津川駅前」バス停になる。新潟交通観光バスにより集落や病院へ向かう以下の路線が運転されているが、本数はいずれも日に数本とすくない。
- 営業所・上川支所経由 丸渕行
- 営業所・上川支所経由 広瀬行
- 津川営業所行
- 麒麟橋経由 西行
- 県立病院・鹿瀬支所・電工前経由 日出谷行
歴史
- 1913年(大正2年)6月1日 - 信越線支線・馬下駅 - 当駅間開業の際に開設。
- 1914年(大正3年)11月1日 - 岩越線・野沢駅 - 当駅間が開通し、現在の磐越西線が全通。同時に岩越線に編入。
- 1917年(大正6年)10月10日 - 線名改称にともない、磐越西線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 2009年(平成21年)9月19日 - 新駅舎が竣工[1]。
- 2013年(平成25年)11月23日 - ホーム待合室を、SLばんえつ物語のキャラクター「オコジロウ」を模したデザイン(オコジロウの家)にリニューアル
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color磐越西線
- 臨時快速「SLばんえつ物語」停車駅
- テンプレート:Color快速「あがの」・テンプレート:Color普通
脚注
- ↑ JR津川駅が町屋風に衣替えテンプレート:リンク切れ、新潟日報、2009年9月25日閲覧