上飯田駅
テンプレート:駅情報 上飯田駅(かみいいだえき)は、愛知県名古屋市北区上飯田通一丁目にある、名古屋鉄道(名鉄)と名古屋市営地下鉄の駅。
上飯田連絡線株式会社が施設を所有し、駅業務は名鉄が行っている。駅名標は市営[1]と名鉄の仕様が混在。駅構内の案内サイン類やホームの自動アナウンスは名鉄仕様である。
当駅は名鉄管轄であるが、乗車券確認システムは非導入である。
利用可能な鉄道路線
歴史
1971年の市電廃止後、名古屋の都心部へ向かうにはここから市バスに乗り換えるか、1km南方にある平安通駅まで徒歩で乗り換える必要があった。当駅から平安通駅まで、朝夕の通勤ラッシュ時には多くの人が歩いていた。名鉄パレ(現・パワーズ)やダイエーなどが営業している。地上駅時代は終端部の先に「名鉄上飯田ビル」(3階から上が公団住宅(上飯田第1公団)で、地下1階から地上2階は名鉄の区分所有する地下1階、地上10階建ての建物、土地はすべて名鉄の所有。)という駅ビルがあり[2]、これは地下駅移転後も現存する。また、旧改札口があった場所(1階にパワーズがある建物の2階にあった)は板で塞がれている。
年表
- 1931年(昭和6年)2月11日 - 名岐鉄道上飯田駅開業。
- 1944年(昭和19年)7月11日 - 名古屋市電が駅前に乗り入れ。
- 1965年(昭和40年)12月 - 駅ビル(名鉄上飯田ビル)が開業し、同ビル内に名鉄ストアー(後のパレマルシェ)上飯田店開業[2]。同時期に駅ビル3階から上の公団住宅の募集開始。
- 1971年(昭和46年)2月1日 - 市電廃止。
- 1991年(平成3年)3月22日 - 発着線を1線増設しホーム1面2線となる。
- 2003年(平成15年)3月27日 - 頭端式(島式)高架ホーム1面2線から地下ホームへ移転。トランパスに対応化。名鉄小牧線と地下鉄上飯田線の相互直通運転を開始。
- 2007年(平成19年)3月31日 - 翌4月1日から地下鉄上飯田線の運転業務を名鉄へ委託するのに伴い、この駅での運転士交代を中止。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地下駅で、可動式ホーム柵が設置されている。ホームは6両まで対応している。
小牧寄りに引き上げ線があり、当駅止まり最終列車がここで夜間滞泊した後、翌朝の当駅始発平安通行となる。それ以外はすべて直通運転である。
なお、上飯田連絡線開業前の当駅は盛土式であり、終端部の先に駅ビルが設置されていた。
ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ■地下鉄上飯田線 | 平安通ゆき |
2 | ■名鉄小牧線 | 小牧・犬山方面 |
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ホーム
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ホーム柵
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駅名標。名鉄様式に名古屋市営地下鉄のロゴと駅番号が入っている。
配線図
利用状況
- 名古屋鉄道
- 名古屋市交通局
駅周辺
- 上飯田バスターミナル - 旧・名古屋市電上飯田電車運輸事務所跡地に建設された。
- 上飯田連絡線株式会社事務所
- パワーズ上飯田店(旧・名鉄パレ)
- ダイエー上飯田店
- 医療法人愛生会 総合上飯田第一病院 - 名古屋大学医学部と関係が深く、日本屈指の最新鋭の診療機材を備えている。
- 北病院
- 愛知県環境調査センター
- 愛知県衛生研究所
- 名古屋市消防局消防救助隊(ハイパーレスキュー)第三方面隊
- 名古屋市立飯田小学校
- 名古屋市立宮前小学校
- 名古屋市立大曽根中学校
- 名古屋北郵便局
- 名古屋上飯田郵便局
- 名古屋三階橋郵便局
- 臼井薫写真の店 - 俳優・天知茂の兄で、写真家の臼井薫が経営する。
- 御用水跡 - 矢田川から名古屋城まで水を通すために江戸時代に造られた人工河川「堀川」の給水口(始点)。桜並木でも有名である。
バスターミナル
名古屋市営バス「上飯田」バス停
- 幹名駅1 東区役所・大津橋経由 名古屋駅行
- 名駅13 光音寺町・天神山経由 名古屋駅行
- 曽根13 平安通・西大曽根経由 大曽根行/水分橋経由 味鋺住宅行/水分橋・楠町経由 如意車庫前・喜惣治1丁目行
- 鶴舞11 東区役所・布池経由 鶴舞公園前行
- 栄14 赤塚・東片端経由 栄行
- 北巡回 平安通・大曽根・西杉町経由 黒川行/辻町・城北小学校経由 黒川行
- 楠巡回 大曽根・上飯田・新川中橋経由 如意車庫前行/大曽根・上飯田・楠町経由 如意車庫前行
- 守山11・守山巡回 守山新堀・新守山駅・小幡・小幡緑地経由 新守山駅行
上飯田線開業前の停留所名は「上飯田町」だった。昔より本数は減ったものの名古屋駅や栄へ向かうバスは現在も多数運行されている。
隣の駅
脚注
- ↑ ただし、厳密には市営の仕様とは異なり、当駅のものはローマ字のロゴが、全て大文字である(市営の駅は、頭文字が大文字でのこりは小文字)。
- ↑ 2.0 2.1 名古屋鉄道株式会社広報宣伝部編 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年。
- ↑ 愛知県統計年鑑