肥前白石駅
肥前白石駅(ひぜんしろいしえき)は、佐賀県杵島郡白石町大字福田にある、九州旅客鉄道(JR九州)長崎本線の駅である。
歴史
- 1930年(昭和5年)3月9日 - 福治駅(ふくじえき)として鉄道省が開設。
- 1940年(昭和15年)4月1日 - 駅舎が改装され、肥前白石駅に改称(他に白石駅があるため肥前がつけられた)。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。ホームは817系電車に対応し2両分がかさ上げされている。下り線を通過線とする一線スルー配線となっている。駅舎が下り線側にあるため、特急列車の待ち合わせがない場合には普通列車を上下とも下り線側に入線させ、乗降客が跨線橋を渡らずに済むようにする柔軟な運用が行われている。
JR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅で、マルスは無いがPOS端末が設置されている。
利用状況
2011年度の1日平均乗車人員は617人である[1]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 587 |
2001年 | 586 |
2002年 | 557 |
2003年 | 513 |
2004年 | 531 |
2005年 | 593 |
2006年 | 598 |
2007年 | 580 |
2008年 | 563 |
2009年 | 581 |
2010年 | 604 |
2011年 | 617 |
駅周辺
その他
当駅は1988年4月1日から1989年4月30日まで、佐世保線の大町駅と共に最長片道切符の起点駅となっていた。
それまでの最長片道切符のルートは筑肥線の姪浜駅を起点とし、宗谷本線・天北線の音威子府駅を終点とする片道ルートであった。このルートは音威子府駅 - 南稚内駅間で宗谷本線、天北線を経由した環状ルートを形成し、また片道切符の発売条件は同じ駅を2度通らないことであるため、逆方向は認められなかった。
ところが1988年3月31日に松浦線が松浦鉄道に転換されたことで、九州と本州の境界である門司駅を起点とした場合の九州内の最長ルートは、最後が肥前山口駅 - 諫早駅間で長崎本線、大村線・佐世保線を経由する環状ルートとなり、肥前山口駅を終点とする経路となった。このルートを最長片道切符に組み込むためには、音威子府駅または肥前山口駅から1駅間をルートから外し、起点:筬島駅または上音威子府駅、終点:肥前山口駅、もしくは起点:肥前白石駅または大町駅、終点:音威子府駅とする必要があった。
ここで、肥前山口駅 - 肥前白石駅、大町駅間の距離は同じ5.1kmで、音威子府駅からの1駅間はいずれも5.1kmより長かったため、肥前白石駅と大町駅は双方とも起点駅として成立することになった。最長片道切符の起終点駅が複数存在するのは異例のケースであった。
1989年5月1日に天北線が廃止されたことに伴い、最長片道切符は起点:様似駅、終点:肥前山口駅の片道ルートとなったため、「二重起点」は消滅した。
1980年まで、当駅に急行「出島」の一部が停車していた。
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:長崎本線- ↑ 佐賀県統計年鑑