東鹿越駅
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1977年の東鹿越駅と周囲約750m範囲。右上が新得方面。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
東鹿越駅(ひがししかごええき)は、北海道空知郡南富良野町字東鹿越にある北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)根室本線の駅である。JR北海道の駅番号はT35。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。跨線橋はなく、ホーム間は構内踏切で連絡している。駅舎はあるが、無人駅である。
貨物取扱
現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっている。貨物列車の発着はなく、貨物設備や接続する専用線もない。
かつては日鉄鉱業東鹿越鉱業所へ続く専用線があった。この専用線は、ホクレン農業協同組合連合会中斜里製糖工場において砂糖の製造過程で使用される石灰石を発送するために使用されており、そのため中斜里駅との間に1日1往復(末期の本数)の石灰石輸送列車が運行されていたが、1997年3月に廃止された。
また、王子木材緑化鹿越鉱業所へ続く専用線も存在していた。
駅周辺
駅の目の前に湖が広がる。その反対側には工場がある。
歴史
- 1941年(昭和16年)12月29日 - 国有鉄道の東鹿越信号場として開設。専用線発着貨物の取扱いを開始。
- 1946年(昭和21年)3月1日 - 駅に昇格、東鹿越駅となる。一般駅。
- 1982年(昭和57年)11月15日 - 荷物、専用線発着を除く車扱貨物の取扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道・JR貨物が継承。
- 1994年(平成6年)4月1日 - 釧路支社管轄から本社鉄道事業本部管轄に変更。
- 1997年(平成9年) 3月22日 - 貨物列車が運行終了。同時に無人化。