アジア太平洋トレードセンター
テンプレート:JIS2004 テンプレート:建築物 アジア太平洋トレードセンター(アジアたいへいようトレードセンター、英語名:Asia & Pacific Trade Center、略称:ATC)は、大阪市住之江区の咲洲に建設した大規模複合施設。O's棟とITM棟とからなる。通称:大阪南港ATC。
概要
大型展示場、アメニティ施設、インターナショナル・トレードマート、アウトレットモール、ビジネスサポート施設、オフィスなどで構成される。飲食・娯楽施設などもあるほか、海沿いを歩くことができ、日没を真正面に見ることができる。キャッチフレーズは「I テンプレート:JIS2004フォント NANKO」であり、これが表記された看板が施設内の随所にある。
本来は貿易のためのトレードセンターとして大阪市により総事業費1,465億円で建設された。施設全体が保税地域(総合保税地域)に指定されていることから、国内外の大小の卸売業者や貿易業者、専門商社などの企業が入居し、関税を払うことなく世界各国から商品を輸入し、加工・展示・催事・輸入取り扱いの商談・販売などができる拠点となることが期待されていた。また、これらを補佐する各種機関や大小の会議室など「ビジネスサポート機能」も用意された。
しかし、高い賃料や都心からのアクセスの不便さなどにより入居企業が相次いで撤退したため、現在は小売業・デザイン関連企業・福祉関連企業のためのショールーム・開業支援機関・経営支援機関を開設し、関連産業の集積を意図しているほか、アウトレットモールの運営など、活性化のてこ入れを図っている。なお、保税地域としての機能はほとんど使われないまま、既に許可を取り消されている。
2004年に民間人で前伊藤忠商事副社長の秋本穣が社長に就任し、再建に取り組んだ。その結果、2005年度に初めて黒字を計上した。その後も黒字は続き、2007年度の純利益は約14億4800万円だった。年間の来場者は約800万人、2007年度9月末時点でのテナント入居率は83.6%。
関西汽船の中九州航路(直行便・ダイヤモンドフェリーと共同運航の寄航便)と小豆島季節便の大阪南港乗り場はともに、2008年7月8日よりフェリーターミナルからATC前に設置されたコスモフェリーターミナル(R−5岸壁)に移転した。[1][2]
沿革
ファイル:Atc osaka01s3200.jpg ATCオズ岸壁に接岸する帆船「あこがれ」 ファイル:Osaka ATC 2.jpg O's棟 |
- 1994年 - 開業。
施設
- オズ棟
など
- ITM棟
- タウンアウトレット・マーレ
- アミーゴ書店ATC店
- LOGOS(ロゴス)【アウトドアショップ】
- 大塚家具
- ATC卸マート
- おおさかATCグリーンエコプラザ(大阪環境産業振興センター) - 常設の環境展示場であり「水・土壌汚染研究部会」や「廃棄物リサイクルゼロエミッション研究部会」活動や、環境に関するセミナーが活発に開催されている。
- エイジレスセンター
- ATC輸入住宅促進センター
- 大阪デザイン振興プラザ
- ソフト産業プラザ iMedio
- 大阪市消費者センター くらしのひろばエル
- ATCデジタルスクエア
- 南港サンセットホール - 床面積約220m²、客席200席のクラシックホール。2006年12月17日開設。
など
建物概要
- 延床面積:335,000m²
- 建築面積:48,000m²
- 敷地面積:68,000m²
- 主要構造:SRC、S
- 階数:地下2階 - 地上13階
- 駐車場:2,000台
- その他
交通機関
咲洲#交通機関を参照。
周辺施設
咲洲#施設を参照
脚注
関連項目
外部リンク
- アジア太平洋トレードセンター
- 南港新聞 - 南港新聞社
- LOGOS - LOGOS【アウトドアグッズ】
- アミーゴ書店 - アミーゴ書店