薬水駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:駅情報 薬水駅(くすりみずえき)は、奈良県吉野郡大淀町薬水にある、近畿日本鉄道(近鉄)吉野線の駅。
駅構造
単式1面1線で、かつては吉野線唯一の無人駅だった(2011年10月より市尾・葛・大阿太・越部の各4駅も無人化される)。吉野方面に向かって右側にホームがある。斜面上にあり、階段で地上と結ばれている。駅舎は設けられていないため、この階段から直接ホームに入ることになる。ホーム有効長は4両分。棒線駅のため、吉野方面行きと阿部野橋方面行きの双方が同じホームに発着する。
カーブがきつく、列車とホームの間の隙間が大きい(但し、ホームが橿原神宮前方向に約30メートル移動したことによりカーブは緩和された。それに伴い、昔は停車時は車掌が集札にあたっていたが、現在は切符を集札箱に投函する)。便所は男女共用の汲取式。
自動券売機は設置されていない(乗車券は車内で購入となる)。PiTaPa・ICOCAは専用の簡易改札機で対応となる。なおスルッとKANSAI対応カード・Jスルーカードは利用不可である。
利用状況
- 主として通学・通勤用に利用される。
- 薬水駅の利用状況の変遷は下表の通り。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す[1]。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1982年(昭和57年) | ←←←← | 11月16日 | 316 | ||||
1983年(昭和58年) | ←←←← | 11月8日 | 311 | ||||
1984年(昭和59年) | ←←←← | 11月6日 | 320 | ||||
1985年(昭和60年) | ←←←← | 11月12日 | 285 | ||||
1986年(昭和61年) | ←←←← | 11月11日 | 282 | ||||
1987年(昭和62年) | ←←←← | 11月10日 | 287 | ||||
1988年(昭和63年) | ←←←← | 11月8日 | 308 | ||||
1989年(平成元年) | ←←←← | 11月14日 | 272 | ||||
1990年(平成2年) | ←←←← | 11月6日 | 249 | ||||
1991年(平成3年) | ←←←← | ||||||
1992年(平成4年) | ←←←← | 11月10日 | 233 | ||||
1993年(平成5年) | ←←←← | ||||||
1994年(平成6年) | ←←←← | ||||||
1995年(平成7年) | ←←←← | 12月5日 | 244 | ||||
1996年(平成8年) | ←←←← | ||||||
1997年(平成9年) | ←←←← | ||||||
1998年(平成10年) | ←←←← | ||||||
1999年(平成11年) | ←←←← | ||||||
2000年(平成12年) | ←←←← | ||||||
2001年(平成13年) | ←←←← | ||||||
2002年(平成14年) | ←←←← | ||||||
2003年(平成15年) | ←←←← | ||||||
2004年(平成16年) | ←←←← | ||||||
2005年(平成17年) | 21,510 | ←←←← | 20,207 | 41,717 | 11月8日 | 112 | |
2006年(平成18年) | 20,910 | ←←←← | 18,534 | 39,444 | |||
2007年(平成19年) | 20,520 | ←←←← | 10,127 | 30,647 | |||
2008年(平成20年) | 20,220 | ←←←← | 17,320 | 37,540 | 11月18日 | 118 | |
2009年(平成21年) | 17,400 | ←←←← | 21,260 | 38,660 | |||
2010年(平成22年) | 15,420 | ←←←← | 22,234 | 37,654 | 11月9日 | 90 | |
2011年(平成23年) | 14,760 | ←←←← | 19,930 | 34,690 | |||
2012年(平成24年) | ←←←← | 11月13日 | 112 |
駅周辺
駅名の由来となった薬水大師がある。
- 薬水簡易郵便局
- 駅の南側150mほどのところに、大淀町ふれあいバスの「薬水出合」バス停がある。
歴史
- 1924年(大正13年)2月7日 - 吉野鉄道の吉野口 - 下市口間に新設開業。
- 1929年(昭和4年)8月1日 - 大阪電気軌道が吉野鉄道を合併。大阪電気軌道吉野線の駅となる。
- 1941年(昭和16年)3月15日 - 大阪電気軌道と参宮急行電鉄の合併により、新発足した関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身。後に再独立)と合併。近畿日本鉄道吉野線の駅となる。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 吉野線
- テンプレート:Color急行・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color普通
- ※通常は特急以外の全定期旅客列車が停車するが、行楽時のみ運転される快速急行は停車しない。