シンガポール航空インターナショナルカップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年7月29日 (火) 10:06時点におけるサントラム (トーク)による版 (主なステップレース)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:競馬の競走 シンガポール航空インターナショナルカップSingapore Airlines International Cup)とはシンガポールクランジ競馬場の芝2000メートルで行われる競馬競走である。

概要

2000年に創設され、2001年には国内G1(グループワン)となった。2002年からは国際G1に格付けされ同時にワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップ(後にワールドレーシング・チャンピオンシップに改称)の対象競走に加わった(2006年度は同シリーズは休止)。2003年SARSの影響で開催が中止された。

2006年にはホッカイドウ競馬所属のコスモバルク地方競馬所属馬として初の国際G1勝利(なおかつ地方所属馬の日本国外でのG1初制覇)を収めた。さらに翌2007年には、シャドウゲイトとコスモバルクの日本調教馬2頭が出走し1、2着を独占した。

地元シンガポール調教馬での勝利は2000年の第1回大会のみで現在は12年連続で海外調教馬が勝利を収めている(南アフリカ3勝、日本2勝、フランス2勝、イギリス1勝、ドイツ1勝、UAE1勝、オーストラリア1勝、香港1勝)。ちなみに2006年以降のシンガポール調教馬の最高着順は2006年と2008年の2着。

優勝馬の馬主など関係者には、シンガポール航空杯が贈られる。

歴史

主なステップレース

歴代優勝馬

回数 施行日 調教国・優勝馬 日本語読み 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
第1回 2000年3月4日 テンプレート:FlagiconOuzo ウーゾ 騸7 2:03.4 S.ジャマート M.スウェイツ
第2回 2001年5月12日 テンプレート:FlagiconEndless Hall エンドレスホール 牡5 2:00.8 J.スペンサー L.クマーニ
第3回 2002年5月11日 テンプレート:FlagiconGrandera グランデラ 牡4 2:01.3 L.デットーリ S.ビン・スルール
第4回 2004年5月16日 テンプレート:FlagiconEpalo エパロ 牡5 2:02.6 A.シュタルケ A.シュッツ
第5回 2005年5月15日 テンプレート:FlagiconMummify マミファイ 騸6 2:05.0 D.ニコック L.フリードマン
第6回 2006年5月14日 テンプレート:FlagiconCosmo Bulk コスモバルク 牡5 2:06.5 五十嵐冬樹 田部和則
第7回 2007年5月20日 テンプレート:FlagiconShadow Gate シャドウゲイト 牡5 2:04.01 田中勝春 加藤征弘
第8回 2008年5月18日 テンプレート:FlagiconJay Peg ジェイペグ 牡4 2:00.89 A.マーカス H.ブラウン
第9回 2009年5月17日 テンプレート:FlagiconGloria De Campeao グロリアデカンペオン 牡5 1:59.20 T.ペレイラ P.バリー
第10回 2010年5月16日 テンプレート:FlagiconLizard's Desire リザーズディザイア 牡5 2:02.12 K.シェイ M.デコック
第11回 2011年5月22日 テンプレート:FlagiconGitano Hernando ジターノエルナンド 牡5 2:03.93 G.スコフィールド H.ブラウン
第12回 2012年5月20日 テンプレート:FlagiconChinchon シンチョン 騸7 2:04.43 O.ドゥルーズ C.ラフォン=パリアス
第13回 2013年5月19日 テンプレート:FlagiconMilitary Attack ミリタリーアタック 騸5 1:59.58 Z.パートン J.ムーア
第14回 2014年5月18日 テンプレート:FlagiconDan Excel ダンエクセル 騸6 1:59.07 T.ベリー J.ムーア

日本調教馬の成績

回数 施行日 参戦馬名 英語表記 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第5回 2005年5月15日 シーキングザダイヤ Seeking the Dia 牡4 G.ボス 森秀行 7着
第6回 2006年5月14日 コスモバルク Cosmo Bulk 牡5 五十嵐冬樹 田部和則 1着
第7回 2007年5月20日 シャドウゲイト Shadow Gate 牡5 田中勝春 加藤征弘 1着
コスモバルク Cosmo Bulk 牡6 五十嵐冬樹 田部和則 2着
第8回 2008年5月18日 コスモバルク Cosmo Bulk 牡7 松岡正海 田部和則 6着
第9回 2009年5月17日 タスカータソルテ Tascata Sorte 牡5 岩田康誠 藤原英昭 5着
第10回 2010年5月16日 ヤマニンキングリー Yamanin Kingly 牡5 柴山雄一 河内洋 11着
シャドウゲイト Shadow Gate 牡8 田中勝春 加藤征弘 競走除外
第14回 2014年5月18日 トウケイヘイロー Tokei Halo 牡5 四位洋文 清水久詞 4着

シンガポール航空インターナショナルカップの記録

  • 最年長勝利 - 7歳(オウゾー・シンチョン)
  • 最年少勝利 - 4歳(グランデラジェイペグ
  • 最年長出走 - 8歳(ワイカト)
  • 調教師での最多勝利 - 2勝(ハーマン・ブラウン(2008年、2011年) )
  • レースレコード - 1:59.07(第14回ダンエクセル(コースレコード))
  • 最大着差 - 5馬身(第4回優勝馬エッパロ)

同レースによる地元・海外調教馬(同国馬のみ)によるワンツー・フィニッシュ

関連項目

外部リンク

テンプレート:ワールドレーシング・チャンピオンシップ