道明寺駅
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道明寺駅(どうみょうじえき)は、大阪府藤井寺市道明寺三丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)の駅。
柏原駅や古市駅と並び、現在の近鉄に属する駅では最古の歴史を持つ。
利用可能な鉄道路線
駅構造
島式・単式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅。島式ホーム(1・2番ホーム)の片方の、古市方が行き止まりとなっている線路(1番線)が道明寺線用となっている。駅舎(改札口)は3番ホーム側にあり、1・2番線ホームへは、地下道で連絡している。ホーム有効長は8両で、構内に保線基地がある。
自動改札機は、オムロン製が設置されている。赤い自動改札機(U-PG)は、出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCA対応。
のりば
1 | テンプレート:Color道明寺線 | 柏原行き |
---|---|---|
2 | テンプレート:Color南大阪線(下り) | 古市・河内長野・橿原神宮前・吉野方面 |
3 | テンプレート:Color南大阪線(上り) | 大阪阿部野橋行き |
駅北方では、支線である道明寺線がまっすぐ北上する一方、本線の南大阪線は西へ急カーブ(南大阪線内で最も急なカーブで、制限速度は45km/hである)しているが、これはもともと柏原 - 道明寺 - 古市 - 富田林が先に開通し、後に道明寺駅以西の区間が付け足されることで本線筋が変わったからである。同様の例には当駅南隣の古市駅、それに東海旅客鉄道(JR東海)の大府駅(東海道本線と武豊線)などがある。
利用状況
- 2010年11月9日の調査結果によると、1日の乗降人員は7,071人[1]。
- 近鉄の全調査対象駅(287駅)中、93位。
- 南大阪線・吉野線の駅(43駅、他線接続駅含む)の中では、11位。
- 大阪府内の近鉄の駅(61駅)の中では、36位。
- 2008年11月18日の調査では、1日の乗降人員は7,458人。2005年11月8日の調査では7,623人。
駅周辺
駅周辺のシンボルでもあったサントリー道明寺工場は2004年10月末で操業を停止し、解体された。
- 道明寺天満宮
- 蓮土山道明寺
- 市立藤井寺市民病院
- 藤井寺市立道明寺東小学校
- 藤井寺市立道明寺南小学校
- 道明寺南郵便局
- 石川
- 石川河川公園
- 玉手橋
- 柏原市立玉手山公園(旧近鉄玉手山遊園地)…徒歩約15分
歴史
- 1898年(明治31年)3月24日 - 河陽鉄道として柏原 - 当駅 - 古市間が開業した際に設置。
- 1899年(明治32年)5月11日 - 河陽鉄道の路線を河南鉄道が承継。同社の駅となる。
- 1919年(大正8年)3月8日 - 社名変更により大阪鉄道の駅となる。
- 1922年(大正11年)4月18日 - 当駅から布忍駅までが開通。分岐駅となる。
- 1928年(昭和3年)7月15日 - 駅舎改築[2]。
- 1943年(昭和18年)2月1日 - 関西急行鉄道が大阪鉄道を合併。関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身。後に再独立)と合併。近畿日本鉄道の駅となる。
- 1988年(昭和63年)春 - 駅舎改築[3]。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 南大阪線
- テンプレート:Color急行・テンプレート:Color区間急行
- 通過
- テンプレート:Color準急・テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color急行・テンプレート:Color区間急行
- 道明寺線(全列車が各駅停車)
関連項目
脚注
外部リンク
- ↑ 近畿日本鉄道 駅別乗降人員
- ↑ 佐藤 博之、浅香 勝輔『民営鉄道の歴史がある景観1』古今書院、1986年7月、p.128
- ↑ 佐藤 博之、浅香 勝輔『民営鉄道の歴史がある景観2』古今書院、1988年7月、p.333