松川駅
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松川駅(まつかわえき)は、福島県福島市松川町字原にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)東北本線の駅である。
福島市内で最も南にある駅で、駅から南に250メートル程で二本松市域に入る。
駅構造
2面3線のホームを有する地上駅。構内の東側に島式ホーム1面2線(1・2番線)、西側に単式ホーム1面1線(3番線)が配置される。島式ホーム東側・駅舎に隣接して単式ホーム1面1線が設置されているが、使用されていない。このホームは川俣線のホームであった。なお、1・3番線が本線、2番線が待避線(副本線)となっている。互いのホームは跨線橋で連絡している。
福島駅管理の業務委託駅(東北総合サービス委託、早朝夜間駅員不在)である。構内には出札窓口(POS端末設置、指定券取扱)、Suica対応自動券売機、簡易Suica改札機などがある。
朝に当駅終着・始発、夜に当駅終着の列車がある(その理由は金谷川駅の項を参照)。
のりば
1 | テンプレート:Color東北本線(上り) | 郡山・黒磯方面 |
---|---|---|
2・3 | テンプレート:Color東北本線(下り) | 白石・岩沼・仙台方面 |
貨物取扱・専用線
JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっており、定期貨物列車の発着はない。しかし、大物車で変圧器などを輸送する特大貨物輸送列車が稀に発着することがあり、特大貨物が発着する北芝電機天王原工場へ続く専用線が駅に接続している。
利用状況
- 2013年度の乗車人員は、1日平均1,184人である[1]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 1,364 |
2001 | 1,324 |
2002 | 1,293 |
2003 | 1,281 |
2004 | 1,267 |
2005 | 1,201 |
2006 | 1,192 |
2007 | 1,159 |
2008 | 1,168 |
2009 | 1,146 |
2010 | 1,170 |
2011 | 1,162 |
2012 | 1.194 |
2013 | 1,184 |
駅周辺
当駅は、福島市松川地区の中心部から約2km東に離れている。
- セブン-イレブン松川駅前店
- ローソン福島松川店
- 食堂大国屋(ラーメンとカツ丼)
- なかむら菓子店
- 茂木商店
- セブンパーク松川駅前駐車場(コインパーキング)
- 北芝電機本社・天王原工場・前原工場
- 松川郵便局
- 松川駅前郵便局
- 福島県道52号土湯温泉線
- 福島県道147号松川渋川線
- 福島県道192号松川停車場戸ノ内線
- 国道4号
- 水原川
路線バス
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
医大・水原線 | まつかわ西幼稚園、水原小学校、小倉 | 狼ヶ森 | 福島交通 | 休日運休 | |
医大・水原線 | 寺屋敷 | 医大病院 | 休日運休 | ||
川俣松川線 | 向平、飯野町、川俣役場前 | 川俣高校前 | 川俣町飯野町福島市自治体バス | 川俣線代替バス | |
明治、飯野町、川俣役場前 | 川俣高校前 |
歴史
- 1887年(明治20年)12月15日 - 日本鉄道の駅として開業。一般駅
- 1906年(明治39年)11月1日 - 日本鉄道が国有化、国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定、東北本線所属駅となる。
- 1926年(大正15年)3月1日 - 川俣線開業。
- 1943年(昭和18年)9月1日 - 川俣線休止。
- 1946年(昭和21年)4月20日 - 川俣線再開。
- 1949年(昭和24年)8月17日 - 駅北方3km地点で松川事件発生。
- 1972年(昭和47年)5月14日 - 川俣線廃止、代替の国鉄バス川俣線が開業。
- 1978年(昭和53年)9月10日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)3月31日 - 貨物の取扱を再開。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本・JR貨物の駅となる。
- 2005年(平成17年)4月1日 - JRバス東北川俣線廃止。代替として福島市・飯野町・川俣町の共同出資による自治体バス、川俣松川線が運行開始。
- 2009年(平成21年)3月14日 - ICカード「Suica」サービス開始。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color東北本線