川岸駅
川岸駅(かわぎしえき)は、長野県岡谷市川岸東三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。
みどり湖経由の短絡線ができてからは、列車の大半が東海旅客鉄道(JR東海)が管轄する飯田線からの乗り入れ列車である。
2012年3月現在、当駅を停車する44本のうち、JR東日本が運行する列車は4本のみ(辰野折り返しおよび塩尻方面への直通)で残りの40本はJR東海が運行する飯田線である。
歴史
- 1923年(大正12年)10月28日 - 国鉄の駅として開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1963年(昭和38年)2月21日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1984年(昭和59年)3月21日 - 簡易委託化と同時に無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2005年(平成17年)10月3日 - 簡易型自動券売機を設置。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅舎とホームは跨線橋で連絡している。跨線橋やホームの上屋などの柱の部分には、古いレールが利用されている。開業当初からの木造駅舎があり、待合室部分をそのまま使用している。
岡谷駅管理の無人駅で、出札口や荷物窓口だった部分は板打ちされている。簡易型の自動券売機が改札口脇に設置されている(1620円まで購入可能、硬貨と1000円札のみ使用可)。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
駅舎側 | テンプレート:Color中央本線 | 下り | 辰野・小野・テンプレート:Color飯田線 伊那市・飯田方面 |
反対側 | テンプレート:Color中央本線 | 上り | 岡谷・上諏訪・東京方面 |
※案内上の番線番号は設定されていない。
駅周辺
岡谷市の市街の外れにある。川岸の集落の中心は川をはさんだ対岸である。駅は川と斜面に挟まれた場所に建っていることもあり、駅前の商店はごく少なく民家の数もそれ程ない。
- 県道14号下諏訪辰野線
- 天竜川
- 西天竜幹線水路の取水堰(西天竜頭首工)がある。
駅舎の南200m付近に中央道川岸バス停があり、中央高速バス及びみすずハイウェイバスの利用が可能である。上り線(松本・新宿方面)バス停は中央道に交わるトンネル手前を右に折れ30mほど進んだ場所に、下り線(飯田・名古屋方面)バス停は中央道に交わるトンネルをくぐって左に10mほど進んだところにある。駅からバス停への道のりには急勾配の上り坂があるため、所要時間は個人及び条件によって大幅にばらつく。 参考:時速3kmを保って歩行した場合で駅舎改札より下り線バス停まで7分程度。
バス路線
- 岡谷市民バス「シルキーバス」
- 川岸線(岡谷市内・岡谷駅方面)
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color中央本線(辰野支線)
- テンプレート:Color快速「みすず」・テンプレート:Color普通
かつては当駅と辰野駅の間に平出信号場があった。1982年(昭和57年)11月15日に廃止。