桜駅 (愛知県)
桜駅(さくらえき)は、愛知県名古屋市南区呼続四丁目にある、名古屋鉄道名古屋本線の駅である。
現在は普通列車のみが停車するが、かつて1990年代初期の平日朝に上り準急が特別停車していたことがある。
駅構造
相対式2面2線ホームの地上駅。ホーム有効長は6両分。改札口は1番線にある1か所のみで、2番線とはホーム呼続寄りにある跨線橋で連絡している。
駅舎が下りホームにあり、以前は上りホームに早朝・深夜、名古屋市立桜台高等学校の登校時間帯に利用できる臨時出入口が設けられていたが、トランパス利用開始に伴う駅集中管理システム導入(終日無人駅化)の際、廃止された。なお同システムは神宮前駅から遠隔管理されている。自動改札機は元々窓口(切符売り場)があった場所より少し出口に近い位置に設置されている。自動券売機は2台あるがmanacaには対応していない。トイレは改札を入った1番線にあり、男女別の水洗式。ホームの先端(本笠寺寄り)4両分は幅が狭く、上屋もないため、特に通過電車と雨天時の傘に注意。
山崎川・天白川間連続立体交差事業[1]に伴う高架化計画がある。
なお、隣の本笠寺駅との距離は0.7kmしかなく、線路は直線であるため、当駅のホーム端から本笠寺駅のホームを見ることができる。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■名古屋本線 | 下り | 名古屋・岐阜・津島・犬山方面 |
2 | ■名古屋本線 | 上り | 豊明・東岡崎・豊橋方面 |
配線図
利用状況
名古屋市の統計によれば、2009年度の一日平均乗車人員は1,449人である。朝ラッシュは桜台高校に通学する高校生で賑わうが、近くに名古屋市営地下鉄桜通線の桜本町駅があるため普段の利用者はそれほど多くない。ただ、岡崎方面からの一部の乗客は当駅で下車して地下鉄への乗り換えに利用している。
駅周辺
駅名となっている「桜」の地名は“狭い窪地”を表す「サ(狭)・クラ(座・谷)」に佳字をあてたものである。『正生考』では「狭座」とされ、『和名抄』では「作良」をあてている[2]。
- 呼続公園
- 富部神社
- 長楽寺(動物霊園)
- 桜神明社(桜神明社古墳)
- 名古屋桜郵便局
- 名古屋市立呼続小学校
- 名古屋市立新郊中学校
- 名古屋市立桜台高等学校
- 桜本町駅 - 名古屋市営地下鉄桜通線(北へ徒歩5分)
バス路線
駅東側100mに沿う幹線道路上に名古屋市営バスの「桜本町一丁目」バス停が、駅北側には同じく名古屋市営バスの「呼続町」バス停がある。
桜本町一丁目
- 神宮13 神宮東門 - 桜本町一丁目 - 野並 - 野並車庫
- 神宮16・南巡回 神宮東門 - 笠寺駅 - 桜本町一丁目 - 神宮東門
- 新瑞13 新瑞橋 - 桜本町一丁目 - 笠寺駅 - 鳴尾車庫 - 桜本町一丁目 - 新瑞橋
- 新瑞14 新瑞橋 - 桜本町一丁目 - ワイルドフラワーガーデン
呼続町
歴史
- 1917年3月7日 - 愛知電気鉄道の駅として開業[3]。
- 1935年8月1日 - 名岐鉄道への合併により名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
- 2004年9月15日 - 「トランパス導入」。同年8月より無人駅化。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - 「トランパス」供用終了。
脚注
隣の駅
関連項目
- ↑ http://www.nui.or.jp/project/renzoku.htm
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1917年3月16日(国立国会図書館デジタル化資料)