隈之城駅
テンプレート:駅情報 隈之城駅(くまのじょうえき)は、鹿児島県薩摩川内市隈之城町にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。
駅名は「くまのじょう」が公式な読み方であるが地元の人達は「くまんじょう」と呼ぶ。
概要
1時間あたり1 - 3本停車する。鹿児島方向の列車はほとんどが鹿児島中央行きであるが、鹿児島行きや日豊本線に乗り入れて国分・都城・宮崎行きも数本ある。
出水・熊本方面の列車は1日31本あるうち26本が川内行きで、肥薩おれんじ鉄道から当駅折り返しの直通列車が1日5本ある。この列車は近くに高校がある関係で、通学時間帯である朝夕に乗り入れている。特急「川内エクスプレス」は停車するが、肥薩おれんじ鉄道線からの快速「オーシャンライナーさつま」は通過する。
駅構造
相対式ホーム2面2線の設備を有する地上駅。城を模した小型駅舎で跨線橋が存在する。
2004年3月31日まで九州交通企画が駅業務を行う業務委託駅であったが、現在は無人駅である。ただし、一部時間帯のみ鹿児島鉄道事業部鹿児島乗務センターの車掌が改札を担当する。外部にトイレ(汲み取り式)あり。
IC乗車カード「SUGOCA」の利用が可能(相互利用可能ICカードはSUGOCAの項を参照)で、簡易SUGOCA改札機が設置されている。チャージの取り扱いは行っていない。
降車客のICカード以外の普通乗車券は駅の集札箱に投入、または車掌が回収する。
簡易自動券売機(ICカード非対応)が設置されている。
のりば
乗り場は上下列車とも主に駅舎側の1番のりばに発着し、行き違いを行う上り列車(川内方面行き)のみが2番のりばを使用する。
これはかつて当駅を特急つばめなどが通過していた頃に当駅を含む区間が高速化された名残で、1番のりばは上下列車の高速通過が可能な一線スルー方式となっている。このため、両乗り場とも上下列車いずれも入線が可能な配線となっている。
1 | テンプレート:Color鹿児島本線 | (下り) | 串木野・鹿児島中央方面 |
---|---|---|---|
(上り) | 川内・出水・新八代方面 | ||
2 | テンプレート:Color鹿児島本線 | (上り) | 川内・出水・新八代方面 |
歴史
- 1914年(大正3年)6月1日 - 鉄道院が開設。
- 1927年(昭和2年)10月27日 - 海岸線全通により鹿児島本線に制定命名。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 合理化により無人化。
- 2012年(平成24年)12月1日 - ICカードSUGOCAの利用を開始。
駅名の由来
「隈之城」は鎌倉時代から江戸時代の頃までこの地にあった二福城の別名であり、中世の時代は薩摩忠友や島津実久などが居城した薩摩国の中心的な城だったと言う。
利用状況
2012年度の1日平均乗車人員は325人である。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2004 | 469 | |
2005 | 427 | |
2006 | 430 | |
2007 | 384 | 774 |
2008 | 352 | 712 |
2009 | 336 | 676 |
2010 | 335 | 677 |
2011 | 330 | 667 |
2012 | 325 | 662 |
駅周辺
- れいめい中学校・高等学校
- 隈之城郵便局
- ホームセンタータカミ川内店
- ヤマダ電機九州テックランド薩摩川内店
- ケーズデンキ薩摩川内店
- プラッセだいわ川内店
- セブン-イレブン薩摩川内隈之城店(セブン銀行ATM設置店。)
隣の駅
- 九州旅客鉄道
- 鹿児島本線
- 特急「川内エクスプレス」停車駅
- テンプレート:Color快速「オーシャンライナーさつま」
- 通過
- テンプレート:Color普通
脚注