富山銀行
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株式会社富山銀行(とやまぎんこう、英文名:THE TOYAMA BANK, Ltd.)は、富山県高岡市に本店を置く地方銀行。名古屋証券取引所第二部単独上場銘柄のひとつである(証券コードは8365)。
いわゆる戦後地銀であり、日本一規模の小さな地方銀行として知られる。富山県外(特に東京都)には店舗を持たない。
沿革
- 1954年(昭和29年)2月1日 - 富山産業銀行開業[1]。
- 1954年(昭和29年)8月 - 井波信用金庫から事業譲渡[2]。
- 1967年(昭和42年)8月 - 富山銀行に行名改称。
- 1993年(平成5年)11月 - 名古屋証券取引所市場第二部に上場。
- 2002年(平成14年)6月 - 北陸銀行とメール便を共同化。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)2月 - インドネシアの商業銀行「バンク ネガラ インドネシア」と業務提携[5]。
- 2014年(平成26年)2月 - 創立60周年。
情報処理システム
かつてはNTTデータのSTAR-ACEを採用していたが、2012年(平成24年)5月から同社のSTELLA CUBEへ移行した[6][7]。
自動機サービス
同行の通帳・キャッシュカードを同行ATM(他行幹事による共同CDは除く)にて入出金した場合は、時間外を含めて完全無料で利用できる(ただし振込の場合は、別途振込手数料が必要である)。また、2012年10月9日からは、金沢信用金庫のATMを利用した場合でも時間外も含めて無料となっている。法人カードが提携先で無料で利用できるのは、ゆうちょ銀行とセブン銀行となっている。
- ゆうちょ提携
- 同行ATMは前述の通り富山県内にしか展開されていないことから、その利便性を図るため、同行のキャッシュカードを全国のゆうちょ銀行ATMでの利用の場合、利用可能な全時間帯(平日8:00 - 21:00と土曜・日曜・休日9:00 - 17:00)に入出金を行った場合も時間外を含めて手数料が徴収されない。
- イオン銀行との提携
- 全国のイオングループに設置のイオン銀行ATMでも出金可能で、平日8:45 - 18:00の間に限り手数料無料で利用できる(逆にイオン銀行のキャッシュカードを富山銀行ATMにて出金した場合も同様な手数料体系で利用できる)。
- セブン銀行との提携
- 2013年1月21日より、全国のセブンイレブン、イトーヨーカドー等に設置してあるセブン銀行のATMを利用できるようになった。利用可能な全時間帯(平日8:00 - 21:00と土曜・日曜・休日9:00 - 17:00)において手数料が徴収されない[8]。
関連会社
- 富山リース株式会社
- 富山保証サービス株式会社
赤レンガの銀行
赤レンガ建築の本店建物は、1914年(大正3年)12月に建てられた擬ルネッサンス様式の建物で、屋根は銅板葺きである。この建物の設計は、東京駅を設計した辰野金吾の監修のもと、清水組の田辺淳吉が担当した。本店が建つ守山町は、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている「山町筋伝統的建造物群保存地区」の一画である。この建物も山町筋の景観を構成する伝統的建造物に特定されており、市民より「赤レンガの銀行」として親しまれている[9]。
脚注
関連項目
外部リンク
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タグです。 「hokuriku-bank-100-1978-3
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 『創業十年の回顧』 全国信用金庫連合会、1960年。
- ↑ “金沢信金の22人地域貢献誓う 富山銀行入行式”. 北日本新聞 (北日本新聞社). (2012年9月30日)
- ↑ “金沢信金、富山から撤退 3店を譲渡”. 北國新聞 (北國新聞社). (2011年9月17日)
- ↑ “インドネシアの銀行と業務提携 富山銀”. 北日本新聞 (北日本新聞社). (2013年2月22日)
- ↑ テンプレート:Cite news
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- ↑ 株式会社セブン銀行とのATM利用提携開始について - 富山銀行 ニュースリリース 2013年1月17日
- ↑ テンプレート:Cite news