ゴルゴサウルス
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テンプレート:生物分類表 ゴルゴサウルス(Gorgosaurus)は約7000万年前(白亜紀後期)、現在のカナダの辺りに生息していた肉食恐竜である。
Gorgosaurusとは「荒々しいトカゲ」「獰猛なトカゲ」の意。
概要
ティラノサウルス科に属し、アルバートサウルス (Albertosaurus)に近縁。一時はアルバートサウルスと同属と考えられていたが、骨格の違いにより再び別種とされた。
体長8.5m、体高2.8m、推定体重2.5トン。二足歩行を行い、全長1mほどの頭部には20cmもある鋭い歯を備えた口を持ち、これで草食恐竜を捕食していたと考えられている。
特徴としては、化石の頭骨にある眼腔部分から推測するに、同じティラノサウルス科の大型肉食恐竜と比べて眼が比較的横向きについていると思われることが挙げられ、このことから以前は立体視に不向きで腐肉食であると考えられた事もあった。[1]。
- Gorgosaurus death pose.jpg
ゴルゴサウルスの連結した骨格。デスポーズの姿勢をとっている。
- Gorgosaurus skeleton AMNH 5428.jpg
Gorgosaurus libratusの骨格標本(AMNH 5428)。
脚注
関連項目
- ↑ ティラノサウルスは眼腔の位置が目を正面に向けられる部位にあり、立体視を可能にしていたと推測されている